One☆らばー!!
〜ミクちゃんの恋人〜


この物語の主人公は、ごくごく普通の女子学生 “ミクちゃん”。
彼女の両親は仕事が忙しくて出張しがち。
小さな頃から寂しそうにしている彼女に、両親は友達として犬を飼うことに決めました。
かわいい子犬が家にやってきてからというもの、ミクは子犬ととても仲良くなり明るい子になりました、めでたしめでたし。

そして年月が過ぎ……
ミクちゃんはごくごく普通の学園に通うごくごく普通の学生。
一人前に恋人なんかもできたりしてます。
恋人の名前は “大輔くん”。
ごくごく普通の男の子と、ごくごく普通の女の子が、ごくごく普通の恋をしました。
お年頃のふたりですから、進んでるところは進んでいます。
Aも済ませ、Bに発展し、そしてCまで。
ごくごくありふれたカップルは、ごくごくありふれた恋を満喫しているようです。
ただ唯一、他のカップルと違うところ、それは…………?????(笑)


≪シナリオ・プレイ感≫
 ライターは関口辰巳氏。

 作品としては同じ屋根の下に同棲する恋人同士の和姦を描いたもの、といった感じですね。本来は許されない間柄である幼馴染たちの恋人たちが両親が1週間家を空けるのをきっかけとして人目をはばかることなくお互いの身体を求め合っていく恋人同士、といったテイストに特化した作品。
 低価格なこともあってか終始スパンを置くことなくえちぃシーンを展開していくためシナリオ性はほぼ皆無ですね。
 ……と、ここまでならまあ低価格の和姦モノとしてはそれほど珍しくは無いんですし、シナリオ性は薄いもののえちぃシーンを楽しめるなら良作、と締められるところなんですが、この作品の場合はまず素直に勧められないですね。

 その原因となるのはやはり、その行為の相手となるのが人間ではなく犬だということ。OHPなどでのストーリーやCGでは極力そした点は隠されており普通の幼馴染を相手にしたものと思わせるようになっていますが、作品全体を通して人間を相手にしたものは1シーンたりとも存在せず、全てのシーンが幼馴染であり恋人である愛犬との獣姦シチュで占められています。何という。
 『麗華牝犬調教』や『飼育白書』とブランドの過去作が過去作ですしそちらを知っている場合は概ね予想出来るでしょうが、そうでない場合は確実に人を選ぶシチュでしょうし注意した方が良いですね。ですが、基本的に獣姦シチュは凌辱モノで描かれるものであり、獣姦と和姦のコラボレーションっていうのは滅多に見れるものではありませんのでそれに興味があるのであれば楽しめるんじゃないかと思います。



 しかし、獣姦シチュは人を選ぶものの嗜好さえ合えば楽しめるでしょうし、獣姦シチュと和姦シチュのコラボという題材にしても目の付け所としては決して悪いものではなかったとは思うんですが、実用ゲーとしてはあまり良いとは思えなかったかな、と。

 そう思えたのは、メインであるえちぃシーンが全体的に単調なきらいが強かったためでしょうか。どうにもワンパターンというか。犬だけに。……すいません聞き流してください。
 ほとんどのシーンは相手である犬の方がヒロインを押し倒し積極的に責めて行く形で進行していくんですが、人間とは違って本能で動く動物のためか搦め手を使ったりといったことが無いんですよね。テキストやCGの違いこそあるんですが、眠っているのを犬からのクンニで起こされる、犬の方から迫ってきてクンニして発情させた後に本番突入して犬特有の姿勢で精液を放たれる、といったパターンのシーンばかりなので正直だれました。9割方そんな感じのが最初から最後まで続くのはちょっと……。ヒロインの方から積極的にフェラしたり野外で行為に及んだりといったのもアクセントとしていくらかありはしますが、マンネリ感を薄めるほどでは無かったですし。
 前述したように一本道な構成となっていることもありますし、出来ればもう少しプレイ内容に幅を持たせて欲しかったですね。選択肢などで違う内容が見れない以上、もっと飽きさせない工夫は欲しかったと思います。

 ……というか、そもそも獣姦と和姦の組み合わせというコンセプト自体があまり食い合わせ良くなかったんじゃないかと思いますね。出来ることよりも出来ないことの方が多いというか、やれることを縛ってしまっている印象。
 凌辱モノで獣姦シチュがある場合は主人公や他の相手がプレイを先導するなりその様子を見て言葉責めを絡めるなりしてプレイに幅を持たせられるのに対し、今作のように1対1での和姦だと上でも書いたように本能で動く相手のためにほとんどプレイ内容が固定されてしまっていますし。
 加えて、和姦という面からしても相手が言葉を話せない、明確に意思を伝えられない動物っていうのが足を引っ張りますね。純愛和姦はお互いの気持ちが通じてこそだと思うんですが、動物である以上は当然ながら鳴き声や仕草で感情を表現するわけで、本能のまま犬の方から求めて来るのをヒロインが好意的に解釈する形で進むので何だかなあと。相手の意思が明確に分からないため、ヒロインが1人で盛り上がってるように見えてしまうというか。人間に置き換えると身体のみが目的で迫ってくる男に対して彼はこんなに自分を愛してくれてるんだ!とか言ってるようなものですし。

≪グラフィック≫
 原画家は置弓枷氏。
 CGは全20枚、全CGはヒロインである美久のものとなっていますね。
 差分は2〜15枚ほど。

 立ち絵は少しばかり粗っぽく感じられたところはあったものの、概ね可愛らしい感じは出た絵柄だったと思いますね。そうした絵柄で獣姦というアブノーマルなプレイというギャップが出ていたかと思います。ただ、淡い感じの塗りは悪くは無いんですが、もうちょっとはっきりした感じのが個人的には合っていたと思いますね。

≪サウンド・ボイス≫
 ボーカル曲は無く、BGMは音楽鑑賞が無いので数不明。とりあえず、そこまで数は無いですね、多分。
 BGMは日常シーン、えちぃシーンと全体通してほのぼのとした曲調、明るめな曲調のものが多めだったと思います。質としてはまあ、可もなく不可もなくといったところ。

 ボイスに関しても特には問題無かったと思いますね。幼げで可愛らしい、といったヒロインのキャラに合った演技をされてたかと思います。

≪システム≫
 ダウンロード容量は850MB。
 トライアングルやデルタで毎回使われているシステムですね。プレイする上で必要になるのは概ね揃っていますし、特にプレイしていて不便は無かったかと思います。シーン回想中に回想場面に戻れないのはちょっとマイナスではありましたが。

≪えちぃ≫
 シーン回想は全17シーン。内訳はCGと同様、全シーンヒロインである美久のものですね。

 シチュとしては全てのシーンがヒロインと恋人である犬との獣姦ですね。獣姦にこだわった作品なだけあって、人間を相手にしたは1シーンたりともありません。野外などで他人が近くにいる中で羞恥を感じながら、みたいなのはありますが、実際に見られるだとか絡んだりとかは一切無し。
 また、大抵の作品では獣姦は凌辱として描かれますが、今作では全て和姦となっていますね。幼馴染であり恋人である彼が迫って来るのを積極的に受け入れて、といった感じで。ヒロインが彼と初めて出会った頃の回想での場面にて相手の方からいきなり迫られ処女を奪われて、といったシーンが描かれますが凌辱テイストはほとんど無いですし、基本的には同意?の元での和姦といって良いかと思います

 プレイ内容としては愛撫、フェラ、クンニ、正常位、といったところ。野外での露出も1シーンあり。
 シナリオの項でも述べた通り、本能のままに動く犬が相手であり先導する形でのシーンがほとんどを占めるせいか、全体的に似たようなプレイが多かったですね。ヒロインはされるがまま受けに回り、犬の方も動物である以上当然ながら搦め手を使うだとか言葉責めして羞恥心を煽りながらだったりとかいったことはないせいか。全体を通して同じようなプレイばかりが続くので、どうにもやっていてだれてしまいました。

≪総評≫
 獣姦でありながら和姦、というのは他に類を見ないんですが、相手が相手なせいか全体的に似たようなシーンばかりが続くため、実用ゲーとしては少々微妙な作品、といった印象でしたね。目の付けどころは悪くないと思えただけに残念でした。

 11/01/05


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