つくして!? Myシスターズ


主人公・浅野ハルトは、私立青春学園に通う2年生。両親は海外赴任中で、姉と妹と共に3人で暮らしている。
物語は、期末テストも終わり学園が夏休みに入ったところから始まる。
ハルトは期末テストの試験結果が悪く、補習のために学校に通っていた。基本的に成績優秀なハルトだったが、なぜか数学だけは毎回赤点。
それは何故か…? 答えは簡単。ハルトの通う学園の数学教師はハルノの姉・和美である。しかもハルトは和美が大好き。例え補習が理由であっても一緒にいられることがハルトにとっては幸せなのだ…。そんな姉フェチなハルトは、友人・赤沢勇人に唆されて和美に告白してしまう。弟の告白に動揺し、一瞬揺れ動いた和美。だが彼女の中の常識が、ハルトをやんわりと拒絶する。ハルトのことは好きだけど…恋愛とは別の感情だと言い含められ、姉にフラれたショックで部屋の中でガックリとうな垂れるハルトのもとに、妹の恵がやってくる。
元気のない兄を気遣い、明るく接する恵。そんな恵に女に振られたことで落ち込んでいることを告げるハルト。
兄に想いを寄せる恵は「…私が慰めてあげようか?」と半ば強引に兄に迫り、妹の勢いに押されたハルトは、恵と関係を持ってしまう…。
そんな恵とハルトの濃厚なエッチシーンを目撃してしまった和美。自分の知らないうちに、弟と妹がセックスしてることにショックを受けた和美は、何もやる気が起きず部屋にこもってしまう。
しかし思い出されるのは弟と妹のエッチシーン…いけない事と知りつつも和美は自慰に浸る。そこへ弟がやって来て…結局、和美はハルトに全てを許してしまうのだった。
そして芽生えた弟への独占欲。恵のあからさまなハルトへの愛情表現に嫉妬する和美。
ついに勃発した第一次家庭内兄弟争奪戦争!姉と妹の壮絶なる聖(性)戦の火蓋が切って落される!果たして、ハルトはどちらを選ぶのか!?


≪シナリオ・プレイ感≫
 主人公を巡って争われる、第一次スーパー姉妹対決な話。
 ライターは藤崎竜太氏。
 
 ちょっと話はずれますが、数年前に『ゆきうた』という作品が発売されました。レベルの高いギャグセンスと容赦無い鬱展開が組み合わされた作品。後者はともかくとしてですが、前者の方はなかなかに知的なおバカ加減を持った妹がそれに大きく貢献していましたわけです。ゲーオタでミリオタ、目隠ししながらモデルガンの組み立て・解体したり、第二次世界大戦の戦車名を完璧に暗記してたりと無闇に濃いキャラもあって。

 で、今作の話。その作品とライターの方が同じということもあって、センスの高さを遺憾無く発揮してますね。『ゆきうた』から鬱展開シナリオを完全排除してギャグに特化した感じの作品に仕上げられています。
 ひたすらおバカなノリで進みますので、シナリオだったりえちぃだったり感動だったりとかはそのノリの前では全て霞んでますね。ちょっとダウナー気味な展開になろうと、えちぃの真っただ中だろうとお構いなしに下ネタで攻めてきます。
 ヒロインが実妹&実姉だっていうのに微塵のインモラルさも感じさせる気がないのはど〜したものでしょうか。
 ですけど、登場人物の全員が目一杯にやるバカは、そういうのを気にさせなかったですね。下ネタな笑いがその大半を占めますけど、面白かったです。

 この作品もまた、妹がかなり良い味を出していますね。菜乃の再来かと思えるくらいのノリの良さで、えちぃシーンでもそれが衰えません。
 例としてフェラシーン、射精、喉に詰まる→『ガハッ、ザーメンで溺れ死ぬ!お兄ちゃんは私をザー殺す気かっ!!』とか。
 初体験時だろうと、
 『犯るぞ! メグミ!』
 『よし! 犯せ!』
 『犯すっ!!』

 ……と。それにしてもこの兄妹、ノリノリである。えちぃシーンでこうして笑えるのは珍しかったりですね。キャラと新堂真弓嬢ボイスとのシンクロ率が高過ぎます。

 姉も姉で真面目っぽく見えますが、実際こっちも割かし大概です。弟に襲われて無理矢理アナルに挿れられる妄想したりとか。下ネタの方も妹ほどじゃないにせよそれなりに。

 エンディングはメグミ、カズミ、ハーレムと1つづつ。
 選択肢は終盤に1回あるだけですので、難易度は皆無でしょう。
 全エンド見るとちょびっとだけおまけシーンありますね。本編で語られなかった、事の真相について。
 何気に計算高いですよこの女たち。そりゃ〜まあ、妹犯すためのハウツー本なんてあるわけないですけども、常識的に考えて。

 気になる点としては、結構生々しい描写が多く、ヒロインに抱いておきたい幻想というかイメージを破壊してくれることとか。まあ、下ネタに主眼を当ててるので別に良いと思いますが。
 あと、知らないとイメージし辛い表現がたまにあったりしますね。車関係の用語でえちぃシーンを描写したり。国内排ガス規制をクリアするために排気管に穴を開けたアルミシートを被せて輸出される外国二輪車とか、処女膜の表現じゃないw

≪グラフィック≫
 原画家はさるか氏。
 CGは全25枚、差分は1〜5枚。ほとんど1枚ぐらいですね。

 多少雑かなーと感じることはたまにありましたが、初原画作品というのを考えれば十分だとは思いますし、概ね可愛く描けてるので及第点かな、と。

≪サウンド・ボイス≫
 ボーカル曲は無し。音楽鑑賞も無いため、BGMの数も分かりません。
 曲数としては少なめだったと思いますが、明るめなものばかりで作品を良く演出出来ていたかと。

 ボイスの方は、メグミ役の新堂真弓嬢ボイスが神懸り的にキャラに合いまくってますのでキャラの魅力を引き立てるのに成功してますね。下ネタだろうとノリノリでした。
 カズミ役の桃井いちご嬢も、メグミのえちぃシーンでの地の文は彼女の独白がメインでしたが、良い演技をされていたと思います。

≪システム≫
 フルインストールで193MB、ディスクレス起動可。
 右クリックでウィンドウが消せない程度で、その他の部分で気になることは無かったですね。クイックセーブ・ロードなど、必要なのは揃っています。

≪えちぃ≫
 シーン回想は全25シーン。内訳としてはメグミ:9、カズミ:8、モモコ:2、メグミ+カズミ:6。

 事の最中でもふんだんにネタを仕込んでくるため、全体的に見ていて楽しく、笑えるシーンが多いですね。
 まあ、それに加えて生々しい描写もあって実用にはまず向いて無いんですが、この作品の場合はネタを楽しむものだと思いますし良いんじゃないかと。
 ちなみにモモコは主人公親友とののみ。

 シチュとしては、フェラ、パイズリ、アナルといった感じで、基本的なのが多いですね。
 一応ボテ腹でのがメグミで1シーンあったりします。

≪気に入ってるシーン≫
(妄想で)弟にアナルを犯されるカズミ/メグミ、処女喪失/アナル舐め+手コキするメグミ/カズミ、処女喪失/カズミ+メグミ、Wフェラ/カズミ、縦パイズリ/妊娠、安定期に入ったメグミへの挿入/制服を着てフェラするカズミ/交互に挿入されるカズミ・メグミ

≪総評≫
 低価格・低容量とは思えない、良質なバカゲーですね。
 短めな時間で終わってしまうのが残念で、もうちょっと楽しみたいと思えてしまう作品でした。下ネタな笑いが好きなら損は無いかと。

 08/02/11


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