どっぷり中出し学園戦争


生まれてから一度もエッチをしたことがない主人公。
そんな主人公を心配した父親が、一大決心をする。
お嬢様しか通わない名門女子校『乙女学園(おとめがくえん)』に息子を入学させれば、彼女ができて息子の人生はバラ色……。
間違って、結婚までいけば自分(父親)も人生バラ色。
そんな、バラ色な人生設計を立てた父親によって無理矢理『乙女学園』に入学させられてしまう主人公。

乙女学園は華やかなイメージを持つ学園だが、かつては共学だった学園が、一握りにすぎない女性生徒会によって女学園化させられてしまったという、いわくつきの学園でもあった。

幼なじみの琴音との再会もあり安心したのもつかの間、入学初日から体調の思わしくない主人公。
琴音から風邪薬と言われ渡されたカプセルを飲む主人公だったが……そのカプセルは琴音が趣味で開発していた『人類強化剤27号』と呼ばれる薬だった。

琴音の薬によって、ヒトとしてあらゆる面を『強化されてしまった』主人公。

「この力をつかって、女どもの支配する乙女学園を俺のモノにしてやるぜ!」

そんなたくましくなった主人公をめぐり激突する
爆乳女教師 VS 美乳お嬢様生徒会
今ここに熱い『どっぷり中出し&バトル』が繰り広げられる!



≪シナリオ・プレイ感≫
 幼なじみの薬で知性肉体その他もろもろアグレッシヴになったのでハーレムを作ろうという話。
 ライターは伊藤海氏、骸坊主氏、高橋恒星氏の3名。

 正直、かなり微妙な印象を持ったっていうのが率直な感想ですね。
 ミヤスリサ女史の原画は個人的には結構好みではありましたし、おバカなノリに取ってつけたようなキャラ設定のヒロインたちと、特に前フリもなくひたすらひたすらえっちぃことを繰り返すと、まあ概ねいつも通りと言えばいつも通りなSQUEEZ作品ではあるんですが、いまいち好きにはなれなかったかな、と。
 孕ませシリーズも早4作目ということでもういい加減かなりマンネリ気味になっているきらいも確かにあったりですが、それを抜きにしても微妙だと思えましたね。



 何というか、作品全体に渡っていやにテンポが悪いんですよね、全体的に。ゲーム性を取り入れようとして、ものの見事にことごとく裏目に出てしまってる感じ。
 えちぃシーンでの射精回数を多くするために日常イベントなんかで出てくる選択肢によりそのレベルを上げることになるんですが、その選択肢の数が異様に多いです。1日につきキャラ選択4回×その度に2、3回の選択肢×ゲーム期間約20日と。
 選択肢の頻度もかなり狭く、加えてその都度『○ポイントゲットした!』→『レベルアップした!』といったctrlでも飛ばせない演出が入るせいでしょっちゅうプレイを止められてしまい、やっててイライラさせられます。



 作品の肝となるえちぃシーンについても、ちょっと不満が多かったです。
 まず、1シーン当たりの単純な尺がいやに短かったですね。前戯に本番と、どちらにしてもじっくり書くということがなく、あっさりと射精して終わります。薬を飲んで色々強化されたはずなのになんでここまで早漏なんだってくらいに。
 複数でのプレイの際には何ぼかましにはなりますが、それでも他作品なんかと比べると見劣りするレベルには変わりない程度の長さでした。

 あと何というか、無理にシステムを入れることにこだわってしまっているために、抜きゲーとして何かを間違っている感じはかなりあったような。
 上で述べたような選択肢+演出がえちぃシーンの途中だろうと当然のごとく挟まれるため、どうにも水を差されるんですよね。濡れ場の最中に一拍置かれるので。
 で、特にダメだったと感じられたのは作品の特徴でもある、シーンラストでの連続射精について。
 さあこれからフィニッシュだというところでプレイヤーに何回射精するかを選択させ、それから射精開始となるため、選んでる間に興醒めしてしまうんですよね、色々。抜きゲっていうのはプレイヤーに抜かせてなんぼでしょうに、一番の抜きどころで一手間要求するとか……。終盤になると7回ぐらい連続で出来るんですが、その分選択する時間も長くなりますし。
 おまけに、連続射精とは言っても1回につき1、2クリック分のテキスト+差分CGが増えるだけであまりありがたみが感じられないというのが何とも。
 というか、『中出し学園戦争』とか銘打ってるんですから外出しなんていう選択を用意する必要がそもそもほとんど無いですし、これだったら奇をてらわずに中出しオンリーにしまくってお手軽に楽しませてくれた方がずっと良かったです。

≪グラフィック≫
 原画家はミヤスリサ女史。
 CGは差分込みで全416枚。1CGにつき大体1〜13枚程度の差分といったところ。

 可愛らしさとえっちぃ感じとが同居した絵柄ですね。結構好きな絵柄です。
 肉感・汁気についても大体上手く出ていて良かったと思いますが、全体的に明るめな塗りのためか、体にかかった精液がそれに隠れてしまってたような気は少し。もう少し濃い塗りのが良かったと思いますね。
 あと、出来れば汗の描き込みはして欲しかったかな、と。サウナの中でのシーンとかありましたが、汗の描写ほぼゼロっていうのはいくらなんでも不自然です。

≪サウンド・ボイス≫
 ボーカル曲はなく、BGMは全12曲。
 BGMはアップテンポでコミカルな曲調のものがほとんどですね。概ね普通といったレベルではありますが、作風には合ってました。

 ボイスの方も特に問題なかったと思いますね。名のある方ばかりですし、上手く演じられてるかと思います。

≪システム≫
 フルインストールで2.55G、ディスクレス起動 可。
 いつものテックアーツ系のシステムですね。動作も安定してますし、プレイしていて不満に思うようなことは無かったです。

≪えちぃ≫
 シーン回想は全63シーン。内訳としては琴音:13、さおり:3、涼子:4、あやか:3、かんな:4、麻理絵:4、麗美:2、沙里奈:4、みく:2、なのみ:3、ティナ:5、複数:13。

 シチュとしては和姦オンリーですね。襲ったり襲われたりといったのは結構ありますが、決して暗くはなりません。
 プレイ内容としては愛撫、フェラ、パイズリ、クンニ、各種体位、道具、アナルといったところ。スク水や巫女服、ナースなんかのコスプレしてのもそれなりにありますね。あまり変わったシチュはなく、概ねオーソドックスといった感じです。

 とりあえず、実用性の面では正直低めだったように思いますね。
 テキストの書き込みが全体を通して少なくて内容が薄く、それも手伝ってシーン毎の尺についてもかなり短くなっており、シーン開始して前戯始まったと思ったらすぐ射精して本番、本番も割かしすぐ射精して終わりといったことが散見されました。射精し終えて一言二言交わしたらすぐ次のシーンに移るため、余韻に欠けるのも頂けませんでしたね。
 また、前述の通りシステムにこだわり過ぎているせいでテンポが悪く、フィニッシュというところで水を差してくれるため、かなり使い辛い作品になってしまってました。正直、プレイヤーに抜かせる気あるのかと思えましたね。

≪総評≫
 ミヤスリサ女史原画は良い感じだとは思いますが、それ以外のテキストやシステムが足を引っ張ってる作品。
 作品の面白さに繋がるのなら良いですけど、えちぃシーンの実用性を犠牲にしてまで面倒にしか繋がらないシステムにこだわるべきじゃなかったと思います。

 08/09/13


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