電波の奴隷
Studio 邪恋


白鳥ケーブルテレビは、とある地方のしがないCATV局。番組制作に情熱を傾ける音無順馬は、そこで働く有望な若手ADだ。
今日も朝からキャスターの世話、後輩の面倒、タレントのご機嫌とり、上司のプレッシャーなどなど、めまぐるしい日々を過ごしていた。

そんな彼にある日突然、“電波の力”が発現する。 思いが高ぶったとき、まるで電波のように順馬の体からあふれ出る力。それを浴びた人は、なんと精神を支配され、どんな無茶な要求でも、どんなおかしな価値観でも受け入れてしうという、オドロキの能力だったのだ。

何でこうなったのかは分からない。局内でだけ、ついでに限定的にしか使えないのでは、たいした事も出来ないが、しかし、相手に裸で寄り添うような感覚をともなうこの力、女性に使うと……とっても気持ちがいい!
愛はあれどもスケベ心。 女の子たちに悪戯をはたらいてはエッチ三昧♪ だんだんとエスカレートしてゆく順馬なのだった。

そんな楽しい日々を過ごしているさなか、順馬は局内に妙な噂が流れているのを知る。 最近局内で、女性がひんぱんに淫らな事件に巻き込まれる。順馬の周りの女性たちも例外じゃない。
もちろん順馬はそんなヘマはしていない。 噂にすらならないように痕跡も記憶も消しているんだし、そもそも、事は順馬に力が宿る前から起きているという。

じゃあいったいなんだろう? 疑問は感じながらも、忙しさに流されて毎日の業務に励む順馬。
やがて―――――――――


≪シナリオ・プレイ感≫
 ある日突然他人を思うままに操れる電波が出せるようになったのでそれを使ってヒロインを操ろうという話。
 ライターはおくとぱす氏。
 
 自在に他者を操る電波を使い、ヒロインたちをその意思に関係なく操って犯したり、変態的な行為をさせるっていうシチュは結構良かったかとは思うんですが、正直物足りない部分はあったかな、と感じてしまうところはありましたね。
 前作『操心術2』での催眠術を使ってヒロインを好き放題操って堕としていくのは良かったので手を出したものの、あれと比べると。まあ、グラフィック周りは非常に改善されてるとは思いますが。ちょっと微妙でしたしねー、前回は。

 まず、主人公の性格が基本小者であるせいか、あまり大それた行動を取ることを良しとはせず、また、ヒロインを操り犯した後でも、これ以上は彼女に悪いからやめておこうとかいうのがちょっと。
 理性的って言えば聞こえは良いですが、結局欲望に流されて電波を使ったりしているため単なる偽善にしか見えず、そんな風に中途半端に善人なためちょっと煮え切らないような。もう既に犯しておいてそういう思考をされるよりかは、そのまま突っ走ってくれた方が良かったですね。
 そのおかげで濃い目なシチュが少なめで、人目を盗んで悪戯する程度に催眠を掛けて……っていう感じになっていましたし。

 シナリオも妙に『良い話』にしようとしているのが鼻に付きますね。さんざ犯しておいて行き着くところがヒロインと想いを伝え合っての純愛ハッピーエンドですし。ヒロインからの好感度も最初からかなり高め、というか惚れられてますし。
 タイトルからしてヒロインを堕として奴隷化させる凌辱系のを期待していたのでかなり拍子抜けしたところはありましたね。ユーザーが求めてる方向とライターの書こうとしている方向とが乖離してるきらいが。
 他の部分では一応、主人公が何故『電波』を出せるようになったのかっていう真相だったりも語られはしますが、特に印象に残ることも。最後の方に唐突に分かりますが、いきなりのオカルト展開っていうのは。

 茉莉亜、樹里、まこ、愛理の4ヒロインのエンド後のハーレムシナリオではようやく主人公が欲望に素直になり、ヒロインを思い通りに操っていく凌辱寄りな展開ではありますが、それを本編でもやって欲しかったですね。純愛と凌辱の割合は正直逆で良かったと思います。
 ハーレムシナリオ入ってすぐにナレーションで『お前の見たいものを見せてやる』みたいなこと言われますが、それを初めからやってくれれば……。

≪グラフィック≫
 原画家は媚少女A氏。
 CGは全84枚、差分は1〜4枚程。
 立ち絵の顔の正面に妙に影がかかっているため暗めに見えてしまうのが気になりますが、まあ概ね十分許容範囲かと思います。

≪サウンド・ボイス≫
 ボーカル曲はなく、BGMは全12曲。
 明るめ・暗めな曲調のが半々といったところですね。取り立てて言うことのない、普通なレベルかと。

 金松由香嬢、紫苑みやび嬢と、皆さん良い演技をされてますね。幸代彩里嬢ヒロインは久々に聞いたような。『インガノック』でも出てましたが、脇役でしたし。

≪システム≫
 フルインストールで2.57G、ディスクレス起動可。
 ウィンドウ背景が暗いのに加えてセーブロードなどのアイコンの色も薄いため少し見づらい、『電波』を発信する際やヒロインの絶頂時の演出が少し鬱陶しいものの、設定でスキップが不可である点がちょっと気になりましたね。

≪えちぃ≫
 シーン回想は全70シーン。内訳としては茉莉亜:18、樹里:2、まこ:2、愛理:14、涼子:14、複数・ハーレム:20。
 樹里・まこは一人一人のが少なめですが、代わりに一緒のが多いですね。

 全70シーンあるものの、実際には1つのCGを意識を奪ってロボット化だったり感覚を変えたりといった異なるMCシチュで使い回していたり、胸を揉んだり秘所を弄ったり生着替えシーンを見たりといった、本番に行かないぶっちゃけ肩透かしなシーンに結構数を割かれているため、物足りなさはありましたね。

 シチュとしては『電波』を使っての催淫、意識を奪っての人形化、常識の書き換え、感覚変化といったMCシチュがメインですね。
 主人公の性格のおかげでアブノーマルなのがあまりないのが残念で残念で。

≪気に入ってるシーン≫
お互いの匂いに興奮するようにさせられ、互いに愛撫、絶頂する樹里・まこ/少しづつ精神退行させられる涼子/拘束され、思考を何度も変えられながら犯される愛理/愛理に挿入しながらの、愛理のものになった茉莉亜へのクンニ/樹里の下着を履き、靴下の匂いを嗅ぎながら自慰するまこ/愛理フェラ→犬化させての後背位/夜道にて、痴女として少年を犯す樹里・まこ/ハーレムエンド、観客に見られながらの5人との乱交

≪総評≫
 駄作、とまでは行かないまでも、ちょっとばかり微妙な点が多く見られてしまう作品。MCモノとしては他と比べると見劣りしてしまいますね。
 せっかくヒロインを好きに操れるという美味しいシチュなんですから、もうちょっと上手く使っていれば良作になっていたでしょうし残念です。


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