素直くーる


「友人同士のポンジャラで大負けした主人公・木塚 智也は、勝者の選んだ女生徒に告白するという罰ゲームを背負わされる。
玉砕する様子を見て楽しもうという趣味の悪い主旨だ。

選ばれた相手は、高嶺の花と評判の先輩と、近寄り難いと評判の同級生。
各学年でトップの成績を誇る2人だった。企画の趣旨から行くと、妥当な選択だろう。

しかし、その同級生の方は、今は疎遠になってしまったが、小さい頃から家が近くで知り合いで…いわゆる幼馴染みという関係だった。

平々凡々とモテない人生を歩んできた主人公にとっては、それだけでも十分に無理難題だったが、そこにどこからその話を聞きつけたか『今からお前に告白するから、受けたことにすればその罰ゲームしなくて済むかもしれないぞ?』などとぶっ飛んだ交渉を持ちかけてくる後輩まであらわれて、智也の周りはにわかに騒がしくなってくる。

いろんな意味で周囲など気にしない、何を言っても動じてくれない、素直でクールな女の子たちに振り回される主人公。その運命やいかに。


≪シナリオ・プレイ感≫
 ふとしたことから告白することになり、恋人となった素直クールなヒロイン達と交流を重ねていく話。
 
 全ヒロイン素直クール属性というのを売りにした恋愛モノですね。
 『素直クール』、というテーマ自体定義が曖昧なところがあるのであまり上手くは言えませんけど、『クールでありつつも、好意を素直にストレートに表現してくれる』っていうテイストは出てたんでないかと思います。
 というかあざみ先輩についてはクールというよりかは包容力あるおっとり系に感じましたが、まーそんなに気にすることも無いでしょう。



 構成としてはいつもと同様、シナリオは薄めでえちぃシーンに特化した感じですね。まあそれは構わないんですが、過去作と比べるとちょっとエンジン掛かり始めるのが遅めだったように思いました。
 シーン数は50以上用意されているものの、本編でのえちぃシーンは初Hやフェラなどのシチュが各ヒロイン2、3シーンある程度とそれほど重点が置かれておらず、大部分のシーンは本編終了後や各種フラグを取ってから見られるようになるアフターストーリーに集中しているため、裸足少女らしい序盤から濃い目な和姦シチュが連続していく、といったテイストに期待してるとちょっと肩透かし食らうかな、とは思ったり。
 とりあえず、本編ではヒロインと結ばれる過程をメインに描き、その分えちぃシーンはアフターで描く、という構成はまあ、そう悪くは無かったと思うんですが、正直面倒なきらいが強かったかな、という印象が。
 本編終了後は各アフターストーリーを見る→本編に選択肢出現、選ぶと新たなアフターストーリーが見られるように、といったのの繰り返しとなり、何度も本編をやり直させられるため。どのあたりに選択肢が出たのかは分かりますし、スキップは早いですから2周目以降は5分もあればエンディングまで行けるものの、何度もとなるとちょっと。



 で、メインとなるえちぃシーンの出来の方は概ねえっちかったですし良かったとは思いますが、以前の『しあわせなお姫さま』なんかと比べるとややパワーダウンした印象。
 裸足少女作品でのえちぃシーンは1シーンにつき何ラウンドもこなすのが常といったイメージがありますが、今回はこれまでのと比べて少なくなってるように思えました。まあそれでも基本大体2、3ラウンドはあるんですが、シーンが始まって1回絶頂させて終了、みたいなのもいくらかあったりと、いまいち安定感に欠けてる感がありましたね。

 ですけど個人的にそれ以上に気になったのは、なんというか、どうにもやり過ぎな感があったのが目に付いたことでしょうか。エロくしようとして突っ走り過ぎてた、というか。
 とりあえず、それが強く感じられたのは主に緑とのシーンあたり。
 あざみではおっぱい調教、瑞希ではセルフ開発と、ヒロイン毎に違った方向性でのシチュが多めとなっており、彼女に場合は露出調教となっているわけなんですが、日記の方でも何度かネタにしたんですけど、そういったヒロインの乱れる姿を他人に見せるようなシチュをこういう純愛和姦を題材にした作品でやるのはあまり好きませんでしたね。見られるかどうかというところで羞恥心を味あわせながら、とかならまだしも。
 それでも、ただ恥ずかしい姿を人目に晒すくらいならまだなんぼか良かったんですが、極めつけは他の男を絡ませながらのシーンがあったこと。
 開発された露出癖が高じ、参加したコスプレイベントにて男たちに挿入される姿を見せ付け、カメラに撮られぶっかけられてと。挿れるのは主人公だけではありますけど、明らかにやり過ぎ。
 似たようなシチュはこの前の『痴漢専用車両2』なんかでもありましたが、そういう作品でこそ映えるようなのを純愛和姦でやらんでも……。少なくとも、裸足少女というブランドにそういうシチュを求める人は少ないと思うんですが。

 他にも女王様コスでのシーンでブタ呼ばわりされながら未開発のアナル掘られたりとか、正直、行き過ぎていて萎える面はかなり。
 や、まあ濃い目なのは歓迎ですしえっちくしようという気概は評価出来るんですけども、作品により作品によって合うシチュ合わないシチュっていうのはあると思いますね、やっぱり。



 あと、まーかなり個人的なことではあるんですけど、ヒロインの1人である瑞希についてはあまり好きになれなかったのが本音でしたねー。ひたすら自分に正直で、周りを気にせずに積極的に自分の気持ちを伝えてくれる……っていうのは良いんですけど、積極的過ぎて引いた面が。 
 『好きあうもの同士が求め合うのは当然のこと』ってのは普通に同意なんですけども、だからといって他人が居るところだろうとどこだろうとあけっぴろげにそういう話するのはちょっとなあと。TPOって大事。
 そらまあえっちぃことに積極的なのは良いんですけど、淫らになるのは自分だけの前で良いと思いますねー、葉月としては。平常時の慎みや羞恥心なんかがあるから、そういう姿が引き立つんじゃないかと思ったり。

≪グラフィック≫
 原画家は金目鯛ぴんく氏。
 CGは全96枚、差分は1〜10枚ほど。
 内訳はあざみ:42、縁:25、瑞希:21、複数・ハーレム:8。
 枚数がそれなりに多めな代わり、差分がちょっと少なめな感がありましたね。この方の原画は基本そんな感じではありますけど。……しかし、枚数にして他ヒロインの2倍近くと、あざみ先輩がやたら優遇されてるような。

 少し前の『満淫電車2』でも原画されてましたが、塗りのためかなり印象が違って見えますね。清涼感が強く、可愛らしさと色気が良く出ていたように思います。

 気になった点としては、前の場面で出された精液が、後の場面では綺麗さっぱり消えてしまってることでしょうか。連続で射精させ、何度もぶっかけられてみたいなシーンは裸足少女らしくかなり多いんですけど、それがシーンをまたいだら残らずなくなってるのはちょっと。
 あと、あざみ先輩が立ち絵では不自然な感なく巨乳を描けてるんですけど、一部シーンでは異様な大きさになっててかなり違和感が。やっててどこのアイルかと。

≪サウンド・ボイス≫
 ボーカル曲はなく、BGMは全16曲。
 BGMは明るめな曲調、落ち着いた曲調のものがメインですね。あとはいくらかシリアス風な曲調がある感じ。質としては概ね安定した水準を保ってたように思います。

 ボイスの方も、全ヒロイン上手く演技されてましたし特に問題は無かったかと。飯田空嬢の年上キャラは包容力が良く出ていましたね。

≪システム≫
 フルインストールで3.9G、ディスクレス起動可。
 ビジュアルアーツ系列のいつものシステムですね。まーいつものことですが、右クリックがメニュー直行だったりホイールで読み進められなかったりとかいった点が気になりましたね。

≪えちぃ≫
 シーン回想は全53シーン。内訳はあざみ:20、縁:14、瑞希:15、複数・ハーレム:3。

 シチュとしては基本的には双方同意での和姦がメインですね。ヒロインの方から迫ってきて、押し倒してきて、っていうのが全体を通して結構多めとなってます。
 どのシーンにしてもお互いに相思相愛になってからのものとなっているため、積極的に求めながらも甘めに、といったテイストは全体的に良く出てたんじゃないかと思いますね。
 『しあわせなお姫さま』なんかと同様、テキストは地の文よりもセリフでの描写に力を入れられてるため、のっけから卑語言いまくりです。

 プレイ内容としてはキス、愛撫、フェラ、シックスナイン、自慰、手コキ、足コキ、パイズリ、各種体位、アナルといったところ。
 加えて、ウェイトレスや体操服、ナース服やメイド服などといった様々な服装でのコスプレシチュや、お互いを兄と妹、姉と弟や主人と従者などに見立ててのイメージプレイなんかも豊富にありますね。
 ……そこまでならば恋人同士ということで分かるんですが、なんでその恋人を他の男の前に晒すような真似しますかねー本当。

 シナリオの方でも書いたように、今回はこれまでのと比べると1回のシーンにおけるシーン数が少なめなように思えましたね。大体平均1シーン2、3ラウンド程度でしょうか。それ以上長いのや短いのも散見されたりと、今回尺的にはやや安定感に欠ける印象。
 また、仕様上えちぃシーンまでのスパンがこれまでよりも長めなため、実用目的だとやたら焦らされますね。
  
≪気に入ってるシーン≫
あざみ
ウェイトレス服をはだけ、それが何か分からないままケーキを塗されたものへとフェラしていくあざみ→服をはだけてクリームを塗されたまま、正常位で挿入されるあざみ/誰も居ない教室の中、パイズリで射精させていくあざみ→トイレ個室内、背面座位で挿入され、他の生徒の気配を感じながら絶頂していくあざみ/女教師服を着て、官能小説を読ませながら手コキしていくあざみ→胸をはだけ、差し込まれたそれにパイズリ奉仕した後、正常位で挿入されるあざみ/温泉に入り、泡まみれにされた胸を愛撫されながら脇を舐められるあざみ→そのまま背面座位で挿入されるあざみ→風呂上りの和服をはだけ、騎乗位で挿入していくあざみ


下着だけを脱がされて愛撫される緑→お互いに裸で横になり、秘所を指で愛撫されながら手コキしていく緑→正常位に押し倒されながら挿入され、処女を捧げる緑/ナース服を着て、横になった主人公に脇コキしていく緑→押し倒され、はだけた胸を愛撫されながら挿入される緑/メイド服を着て、椅子に座った主人公へフェラ奉仕していく緑→テーブルの下に四つんばいになり、他の生徒の存在を感じながら後背位で挿入される緑/ボテ腹にネココスを着せられたまま押し倒され、母乳を搾られながら正常位で挿入されていく緑

瑞希
サンタコスで四つんばいになり、そのままフェラ奉仕で連続射精させて何度もぶっかけられていく瑞希/新婚初夜、ウェディングドレスを着たまま正常位に押し倒され何度も射精されていく瑞希

複数・ハーレム
それぞれ体操服と水着を着たまま、競い合いながら横になった主人公をオナホールでしごいていく緑と瑞希→愛撫されながらWフェラ奉仕した後、重ねられて交互に挿入されていく緑と瑞希/自分の方が愛していると競い合いながらWパイズリしていくあざみと緑→お互いに抱きしめられながら、はだけた胸を交互に愛撫された後、向かい合ったまま交互に挿入されていくあざみと緑

≪総評≫
 これまでの作品と比べて、ややパワーダウンした印象を覚える作品。悪くは無いものの、『しあわせな〜』などと比べると見劣りする感が。
 とりあえず、今回ちょっと個人的には気に食わない点が多めでしたので裸足少女作品としては評価が低くならざるを。

 09/06/21


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