聖奴隷女教師


主人公は人妻や聖職者専門の女衒屋(調教師)。
そんな主人公のもとに、1件の依頼が舞いこんでくる。
仕事の依頼主は西紀家。依頼内容はとある学園に赴き、女たちに調教を施してほしいというものだった。
学生など調教する気のない主人公は断りを入れるつもりだったが、依頼主の目的は学園で調教をするのに邪魔になる女教師たちを堕とすことだった。
すでに女教師たちの弱みも握り、お膳立てをされたその状況に主人公は即座に依頼を引き受けることを決める。
そして女衒屋はほくそ笑みながら、熟れた肉体を持つ女教師たちの乱れていく姿を思い浮かべ、準備を始めるのだった。



≪シナリオ・プレイ感≫
 依頼により、女衒として女教師たちを調教していく話。
 ライターは永沢壱朗氏、ミノリ氏、和泉万夜氏の3名。

 前作と比べるとあまり魅力を感じず、微妙に思えたっていうのが正直な印象ですね。良くて凡作、といったところ。
 まず、えちぃシーンでのシチュにいまいち面白みが無かったように思えましたね。75シーンとシーン数が多いのは確かなんですが、全体を通して普通に犯すだけ、普通に輪姦させるだけといったのばかりで起伏がなくて。
 前作みたいに精液まみれにした弁当を食べさせたり壁フェラさせたりといった口淫シチュに特化してるわけでもなく、性処理便所にさせたりといったことも全く無いなど、この作品ならではのアブノーマルなシチュっていうのがほとんど無くて、無難で当たり障りがないのばかりで占められてるのが残念でした。

 加えて、調教モノだっていうのに『調教している』という感覚が薄かったのもちょっと。
 全体を通しても選択肢が少なくプレイヤーが介在する余地があまり無い上、その選択肢もAとBのヒロインのどちらを先に調教するかを選ばせるだけで調教内容を変えるようなのは存在しないため、ただ傍観してるだけな感が強かったです。マッハ堕ちなのもその味気なさに拍車を掛けてましたね。

 あと、プレイ前から懸念材料になっていたんですが、複数原画なのがマイナス方向に働いているのは否めませんでした。
 日陰氏と黒石氏という2人の原画家の方向性が目に見えて異なるため、プレイしてて常時違和感が付き纏っていましたね。並んで立った時とかその不自然さを実感します。
 おまけに絵的に世界観が違うためか複数ヒロインが絡む際の組み合わせの幅が狭められてしまっていたりと、どう考えてもどちらかで固定すべきだったと思いますね。

≪グラフィック≫
 原画家は日陰影次氏、黒石りんご氏の2名。
 CGは全90枚、差分は5〜10枚ほど。

 両名とも共通して肉感や汁気など、原画は良く描けているものの、何となく塗りが濃過ぎて質感を殺してるように感じましたね。

 また、どちらも単体で見れば良い原画家ではあるんですが、クセが強く自己主張し合うためプレイしてて違和感を感じさせます。続編モノなんですから前作と同じで日陰氏オンリー、それじゃなくともせめてどちらかに合わせる努力をするべきだったと思います。良い材料同士だからって何の加工もせず単純に組み合わせても良い出来になるわけじゃないでしょうに。

 ……しかし、日陰氏の絵柄は好きではあるんですけど、肉付きの良い体付きとは対照的に関節周りが細過ぎてアンバランスになってるように思いますね。『ニセ教師』あたりでも感じたことなんですけども。

≪サウンド・ボイス≫
 ボーカル曲はなく、BGMは鑑賞モードが無いので数不明。
 BGMはそう数は多くないですね。日常シーンでの和やかなのと凌辱シーンでの暗めなのといった感じ。ぶっちゃけ前作の使い回しです。

 ボイスの方は特に問題ないでしょう。大部分のヒロインは名の知れた方ですし、上手く演じられてると思いました。

≪システム≫
 フルインストールで1.43G、ディスクレス起動可。
 まあ、ネクストン系列では至っていつも通りなシステムですね。毎度のことながらクイックセーブ・ロードなんかは無く、右クリックがメニュー表示固定でウィンドウが消せず、実用ゲーとしては使い辛かったりと。もういい加減、他の使いやすいのにして欲しいものなんですけどねー。

≪えちぃ≫
 シーン回想は全75シーン。内訳は梓:12、美優:15、景子:12、クララ:13、薫:2、幟帆&梨央:4、有希:1、茜:1、複数:15。

 基本的にマッハ堕ち傾向なため、そんなに凌辱色は高くないですね。どの調教対象ヒロインにしても中盤に差し掛かる前ぐらいには屈服して従順になることもあって。

 プレイ内容としてはフェラ、手コキ、パイズリ、各種体位、輪姦、露出、アナル、道具といったところ。
 まあ良くも悪くもオーソドックスなシチュで占められているんですが、全体的に似たような感じのものばかりでこれといったシーンが少なく、面白みに欠けてたように思いますね。
 
 というか実用うんぬん以前に、前作より回想が使い辛かったような気がしましたね。
 75シーンと回想枠は結構多いんですが、サムネイルだけでシーンタイトルが無いためどのシーンがどのシーンなのかが分かり辛くて。CGの使い回しが多く、同じCGがサムネイルになっていたりもしますし。

≪総評≫
 決して駄作っていうわけでは無いんですけど、プレイ内容に面白みが感じられず、前作からかなり劣化した作品と言わざるを得ない出来でした。というか、別に女教師である必要性がほとんど無かったような気がするんですが……。

 08/11/10


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