新ジャンル えすでれっ!!


主人公はフツーの男の子。
ある夏、親の都合で全寮制の学園へ転校することに。

そこは日本有数のお嬢様学校で、男子は主人公ただひとりだった!!
なんでも今春共学になったけど、だれひとり合格者がいなくて、たまたま転入試験に受かったのが主人公だとか。

イヤでも目立つ彼は女学生たちの好奇心の的になり、"Sッ気のあるお嬢様"たちに振り回されまくり!!
しかも、彼女たちは"性知識が乏しい"だけに大胆過ぎたり、時にシャイだったりでチンプンカンプン!?

果たして"Sッ気のあるお嬢様"たちと共に学園生活を送る主人公の運命は?


≪シナリオ・プレイ感≫
 共学化されたばかりの元女子校でお嬢様たちと交流していく話。
 ライターはYURIE氏。

 CGは概ね可愛らしく描けていて出来は良いですし、キャラの造形もそう悪くはないんですが、ちょっとシナリオ面がそれらの足を引っ張っており、お嬢様との恋愛なんかの話に期待していると肩透かしを食らう作品といった印象を受けましたね。



 シナリオは全体的に起伏に乏しく、そう面白みのあるものでも無いんですが、特に個別シナリオに入るまでの展開がかなりワンパターンで退屈だったように思います。
 柚葉やめぐるとだべって、マリアローズが騒いで、蓮に説教されて、といった展開が共通シナリオ中延々と続いていくため、正直やっててだれました。内容も基本的に似たようなものですし……。ほとんど女性しかいないお嬢様学園なわけですし、色々イベントを入れられる余地はあったように思いますね。

 あと、お嬢様学園が舞台にしているわけなんですが、その舞台を活かしきれていないようにも感じましたね。
 ヒロイン以外のキャラが出ることがほぼ皆無となっていることもあってか、↑でも述べたようにそういった学園ならではの学園生活なんかの描写が非常に少なかったりと。
 また、『お嬢様』をメインに据えている割にはその描写が気位が非常に高い、高級品の話を当たり前のように交し合う……といった表面的なものばかりなのが残念でしたね。そういった上っ面なものだけでなく、お嬢様らしい、内面的なハイソさっていうのも出すべきだったと思います。言い争いのレベルが小学生並だったりするのは萎えました。

 とりあえず、そういったことが重なってシナリオ重視だとかなり評価は落ちますが、えちぃシーンの出来は割と良い感じですし、純愛和姦ゲーと見ればそう悪くはないんでないかと思います。CGも良いですしね。むしろそう割り切った方が精神衛生上よろしいような。
 性について何も知らないお嬢様にそうした知識を植えつけていくのはなかなか良かったと思いますね。そういう意味ではプレイする側のS性のが刺激されたような。



 個人的に気になった面としては、一部ヒロインの造形でしょうか。
 マリアローズはまだ基本的に騒ぐだけですから良いんですが、蓮は結構言動が目に付きましたね。
 主人公が不埒なことをしでかしたらすぐに飛んできて持っている刀でみね打ちしてくるんですが、共通シナリオ中で彼女が出てくる時はほぼ確実に手を上げてくるため、頻度の高さもあってかなり鬱陶しく感じました。
 一応主人公が悪事を働いたことに対する注意〜といった理由付けが為されているものの、規律を重んじる系のキャラ立てがされているなら手を上げる前に話を聞くなりあると思うんですが。傷を付けない限りはどれだけやってもオールオッケーみたいな感じだったりと、キャラに矛盾してるだろと。どっちかというと暴力系キャラの方がしっくりきますし

 あと、マリアローズと同様に取り巻きがおり、どちらにしてもかなりうざったいんですが、蓮の方は作品そのものをぶち壊しにしてるような。
 2つあるエンドのうち片方が、取り巻き3人に主人公と蓮が拉致監禁され、蓮に毒を盛ったと脅され4P→毒が回って動けずにいるところを取り巻きに愛撫される蓮に挿入と、どちらの凌辱モノですかと言いたくなるような展開。ラストでは錯乱したりと、ものっそい胸糞悪さばかりが残りましたね。スタッフは何を思ってあんな展開にしたんでしょうか……。あからさまにあのシーンだけどう見ても異様に他から浮いてますし。

≪グラフィック≫
 原画家は雪月竹馬氏。
 CGは全93枚、差分は1〜5枚ほど。

 一枚絵は概ね良い出来だったと思います。可愛らしく、塗りも柔らかめで。
 ただ、立ち絵周りで粗が目立つのが気になりましたね。体のバランスが妙におかしく思えたり、線がやけに太めで、アップになった時とかぼやけた印象を受けたりと。

≪サウンド・ボイス≫
 ボーカル曲はKaolune嬢でOP『妄想ムゲンダイ』、BGMは全14曲。
 BGMは明るめ、暗めと、各種揃っている感じですね。出来としては平均レベルといったところ。
 
 ボイスの方は全ヒロイン特に問題ないかと思いますね。えちぃシーンの出来が良い作品と思えたのは演技者の方の貢献もあってこそだと思います。

 ……というか、タイトル画面に行く度に『Sっ娘お嬢様、大集合〜♪』とかいう掛け声がなるのが地味にうざったかったんですが。

≪システム≫
 フルインストールで1G、ディスクレス起動可。
 プレイする上で必要なものは揃ってましたし、やってて不満を感じるようなことは少なかったですね。
 ただ、ビジュアルアーツ系のシステムは設定を変更する際一度に設定出来ないのが地味に不便に思います。

≪えちぃ≫
 シーン回想は全シーン。内訳はマリアローズ:14、蓮:13、皐:11、めぐる:9、陸:9。
 回想には劇中のイベントなども含まれているため、実際のところはこれより少々少なめです。

 シチュとしては基本的に和姦ですね。序盤のヒロインは性についての知識が皆無なため、それがどういうことなのかすら分からないのを言いくるめて、といったのもそれなりにあったりですが、まあ基本的なテイストとしてはそう言って差し支えないでしょう。一部除いて。
 プレイ内容はキス、愛撫、フェラ、クンニ、自慰、手コキ、足コキ、シックスナイン、パイズリ、各種体位といったところ。大体オーソドックスといった感じですが、純愛モノとしては割かし揃ってますし良かったと思います。
 
 2、3回戦とかすることも多く、1シーン毎の尺は結構多めですね。タイトルから浮かぶような、ヒロインから責められるようなM属性なシチュはそれほど割合としては多くありませんが、性の知識をまるで持たないお嬢様にそういった知識を刷り込んでいくというシチュにクるものを感じるなら、概ね満足出来るんじゃないかと思います。

≪気に入ってるシーン≫
マリアローズ
初めて目にする朝勃ちしたそれに、言いくるめられて何も分からないまま手コキするマリアローズ/朝勃ちしたそれをシーツでくるみ、足コキで連続射精させていくマリアローズ/されるがまま愛撫、絶頂させられ、フェラしていくマリアローズ→騎乗位で処女喪失するマリアローズ/お付きのメイドに指示しながら彼女らとフェラするマリアローズ→重なり合い、交互に挿入される3人


夜の公園にて、フェラをしながら秘所を濡らした後、処女喪失する蓮/胴着を着たまま足コキし、正常位、立後背位で挿入される蓮

柚葉
眠る主人公のそれを秘所に擦り付けて自慰する柚葉→お互いに自慰を見せ合って絶頂した後、挿入される柚葉/足コキで責めて射精させ、騎乗位で自分からアナルに挿入していく柚葉/授業中、机の下に入り込んでフェラしていく柚葉

めぐる
ボンテージを着て、ハイヒールを履いたまま足コキで射精させるめぐる→頭に足を絡ませたままクンニを強要して、絶頂するめぐる/ナース服を着ためぐるとのシックスナイン→騎乗位/メイド服を着ためぐるからの手コキ→正常位、後背位


データを取るためと、膝裏コキ、パンツコキする陸/自分から騎乗位で挿入し、処女喪失する陸

≪総評≫
 お嬢様学園ならではの展開やシナリオに期待しているとあまり評価出来ませんが、和姦ゲーと割り切ればそう悪くはない作品だったと思います。
 とりあえず、新ジャンルと言いつつ全然新ジャンルじゃありませんが、そういうのが嫌いでなければ。

 08/10/13


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