凌辱スカウト
〜アイドル独占契約〜


秋月征雄はインディーズ系ビジュアルバンドのボーカリスト。音楽的才能は二流どまりだが、容姿に騙された女性ファンが多いため、かなり自惚れている。
まともな収入源はない状態だったが、ルックスとセ×クスを武器に女を誑かして金づるにし、生活の糧を得てきた。
ところが、これまで資金援助をしてくれていたパトロネスを失ったことから、生活費に困ることになる。
何かしら職に就く必要性を感じた征雄は、自分が志向する音楽業界の中に職を求め、女にモテるという自分の適性を生かして芸能プロダクションのスカウトマンになることを決意する。
しかし、「俺がスカウトするに相応しい女」「他のスカウトマンでは落とせないガードの堅い金の卵」ばかりを狙うため、スカウトの仕事は難航。
そこで思い至ったのが、「セ×クス技でメロメロにして、俺の言うことなら何でも聞くような女にしてしまえばOK」という結論。
「スカウトマンとしての業績を上げつつ、虜にした女を芸能人として働かせ、稼がせて、貢がせれば一石二鳥」
かなり最低なクズ男の野望が動き出す。


≪シナリオ・プレイ感≫
 ヒモにしてくれていた相手がいなくなったので、『じゃあアイドルにスカウトして貢がせれば良いんじゃね?』という結論に至る話。
 ライターは琴羽之文、なるみおかず氏の2名。

 街で見かけたヒロインを無理矢理犯して手込めにしていくのが主な流れではあるものの、タイトルに冠されているような『凌辱』といった要素は実際のところ、全体で見るとそれなりな印象でしたね。
 各ヒロイン共通して最初の方こそ自分の意思など関係無しに犯されますが、、中盤を過ぎた辺りからは一部を除いて快楽の虜になり、ほぼ同意の上でになることもあって。美紗なんかは最初のシーンから既に惚れている状態での和姦だったりですし。
 基本的に主人公の目的が『ヒロインを骨抜きにして性奴隷にし、自分に貢がせること』であり、その手段についても道具などを使わない、自身の体のみを使っての快楽責めであるので、痛めつけるようなことも無いですしね。性奴隷にするといっても、奴隷というか愛奴みたいな感じです。

 また、主人公もオープニングの時点では分かりやすいくらいのゲスに思えたんですが、本編ではそれほど悪人として描かれていないのもその一因だったような気はします。まあ、ヒロインを犯すという行為に移っている時点で十分過ぎるくらいに悪人のカテゴリに入るのは置いておいて。
 一応ヒモにされる側として、『自分に金を貢がせるのだからその分気持ち良くしてやる』みたいなポリシーを持ってたり、バンドマンとしての音楽への情熱は割と確かなものを持っているためか、目標や夢を持ったヒロインに対して後押ししたりと、何気に面倒見が良かったりと。
 そのためか、里穂、凪、茜などに至っては個別エンドがちょっと良い話を通してのハッピーエンドだったりしますし。

 加えて、アイドルを標榜してる割には全体的に見て何というかこう、地味と感じてしまうきらいがかなりあったような。
 ヒロインが現役アイドルの真希名を除いてしまうとほぼ全員街中を歩いていた一般人であり、犯す場所もマンションの自室やら路地裏、ファミレスと色気が無くて、『アイドル』という言葉から想像するような華やかさとは基本無縁なのが残念でした。
 せめて各1シーンくらい無事にアイドルになったヒロインと、っていうシチュエーションを入れても良かったと思いますね。

 ヒロインの中で好きだったのは真希名と由美子あたりでしょうか。
 真希名の方は体は快楽に囚われてしまいその虜になってしまいながらも心は明け渡さず、抵抗の姿勢を失わない様、由美子の方は完全に骨抜きにされてしまった娘を助けようとして逆に犯され、妊娠させられても真希名と同じく心だけは渡さないといったところが。
 与えられる快楽に浸かされ従順な奴隷になっていく様はもちろん大好きではありますが、こうしてただ犯されるままでは無しに抵抗し続ける姿っていうのはやはりそれとはまた違った味わいがあって好きですねー。その強い心をじわじわと犯して屈服させていく楽しみ、というか。

 他に気になった点としては、紹介されてるキャラの数の割には攻略数は多くないことでしょうか。
 キャラ中、実質的に攻略出来るのは12人中7人、残りはメインヒロイン攻略中に一度食うシーンがあったりする程度です。
 ……というか、紹介されてるにも関わらずCGすら用意されずにほぼモブキャラの扱いと言っても全く支障の無いヒロインがいるってどうなんでしょう。ちょっと合間の会話で出てきただけとかって。

≪グラフィック≫
 原画家は十神真氏。
 CGは全112枚、差分は1〜14枚程度。

 体と頭とがまるで別のパーツみたいにサイズが合っていないために立ち絵が微妙なヒロインがいくらかいるのはあれでしたが、CGの方は割と可愛らしく描けており、特に問題は無い出来ですね。
 まあ、たまに主人公の腕が長くなったりして崩れたりすることはあったものの、無闇にヒロインの体の一部のみに焦点を当てて画力を誤魔化そうとはせず、その全身を描こうとしている姿勢は評価出来るかと。

 ただ、これまでTRUST作品をそれなりにプレイしてきてずっと担当されてきた葵渚氏の絵柄に慣れていた身からすると、塗りは若干過剰気味でしたが何だかんだで個性が際立っていた氏の絵と比べて当たり障りの無い風になったかなー、とは正直思えたり。

≪サウンド・ボイス≫
 ボーカル曲は挿入歌として『ウロボロス』、『未来』、『砕躯-saiku-』の3曲、BGMは全12曲。
 BGMは全体的にアップテンポな曲調のものがメインですね。レベルとしては概ね普通、といったところ。

 ボイスの方も、特に問題は無いかと思います。ヒロイン数は多いものの、それほど下手と感じるような方もいなかったですし。

≪システム≫
 フルインストールで1.65G、ディスクレス起動可。
 プレイするのに必要になるものは大体揃っていますね。

 欠点としては、メッセージと同時に場面自体も巻き戻すためか、バックログがかなり重く使い辛い感がある点でしょうか。まあいつものことではあるんですが、改善して欲しい点ではありました。
 あと、シーン回想中にコンフィグが出来ない点も不便でしたね。ウィンドウのバーから設定しようとすると回想選択に戻ったりと。

≪えちぃ≫
 シーン回想は全シーン。内訳としては里穂:6、真希名:5、凪:5、由美子:3、美紗:4、玉:7、茜6:、複数:8、その他:2。

 シチュとしては大部分はヒロインを調教するために犯すものですね。後半に入るとヒロインからも快楽を求めてくるため、和姦がいくらか入ってきます。
 プレイ内容は道具を使ってのものなんかはほとんど無いですね。由美子や玉で各1回だけ乳首+クリトリスにキャップ、バイブを使った程度で。それ以外は全シーン、主人公の身一つで責めるものしかありません。
 また、昨今の凌辱モノとしては珍しく、主人公以外の男に宛がって輪姦させたりといったことは無かったですね。
 他人の前で犯したりとかいうのはありましたが、それでも一切手も触れさせない徹底振りで、ヒロインを独占出来るという点は素直に良かったと思います。こういうのはもっとあっても良いと思うんですけどねー。

≪気に入ってるシーン≫
里穂

図書室にて、卑語を言わされながら自慰を強制される里穂→側位で挿入され、合唱部の友人達に見られながら絶頂する里穂/自室にて正常位で挿入された後、更に立後背位で犯される里穂

真希名
楽屋裏にて、背面座位から側位で挿入、戸惑いつつも快楽を受け入れていく真希名/カラオケBOX内、フェラを強制され、騎乗位させられる真希名/後背位で犯され、抵抗しながらも孕まされるのを望む真希名


拘束され、フェラを強要される凪→そのまま側位で挿入される凪/

由美子
妊娠させられ、抵抗しながらもボテ腹の体を犯される由美子

美紗
庭先で立後背位で挿入され、快楽に堕とされながら中出しされる美紗/極薄水着を着せられ、騎乗位で挿入される美紗


拘束され、ペットボトル1本分の精液を飲まされる玉→そのまま浣腸され、失禁しながら排泄させられる玉→男達の見ているすぐ前で、秘所にバイブを挿入させられながらアナルを犯される玉→従順にフェラする玉



ファミレス内、制服のままパイズリさせられる茜→トイレの個室で背面座位で置かされる茜/野外にて持ち上げられながら挿入され、仲間に見られながらアナルを犯される茜

複数
拘束されたまま、挿入された美紗からクンニされる由美子→精液を漏らす娘の秘所を目の前で見せられながら後背位で犯され、抵抗しつつ快楽に堕とされる由美子/危険日に犯され、種付けされる由美子→由美子、美紗からのWフェラ→交互に犯され、美紗の秘所でしごかれたもので何度も中出しされる由美子

≪総評≫
 全編通しての凌辱を期待するとかなり肩透かしをくらう作品ですね。
 とりあえず、立ち絵さえ許容出来ればテキストなんかも濃い目ですし、そう悪い出来ではないかなと。

 08/05/16


感想・コメントなどありましたらどぞ。



もどる