LILITH-IZM03
〜IFストーリー編〜



≪シナリオ・プレイ感≫
 ライターはフレーム氏、神谷道楽氏、そのだまさき氏の3名。

 内容はブランドの過去作である『輪姦倶楽部』、『監獄戦艦』の各ヒロインの短編集ですね。本編のエンド後のヒロイン達を描いた後日談といった感じの。
 なので基本的には原作プレイ済みな方向けな作品ではありますけど、一応ダイジェストであらすじは語られますし、ほぼ全てのシーンがえちぃシーンで構成されており、特に話らしい話があるわけでもありませんので別にやってなくてもそんなに問題は無いでしょう。シーン毎の出来は概ね安定していて良いと思いますし、それ目的なら普通にありでしょうし、これをきっかけにして原作プレイしてみるのも良いですしね。

 ただ、IFストーリーと銘打ってはいますが、タイトルから連想するような、本編では有り得なかった、為し得なかったシチュを期待してるとちょっと肩透かしを食うところはあるので、そこは注意しといた方が良いかと思います。
 ま〜、このシリーズの副題がほとんど当てにならないのは今に始まったことじゃないですし、今更ではあるんですが。フェラとか孕ませとか、タイトルに冠するならばそれに特化して欲しいものなんですけどねー。



 しかし、ネックになっているのは低価格作品ゆえのボリューム不足でしょうか。
 や、シーンの数やCG枚数は普通以上にはあると思いますし、基本1シーンにつき2、3ラウンドがデフォなので、各シーン自体で見ればそれほど不満は無いというかむしろ満足だったんですが。
 ですが、やはりそれを6組7人という人数に割り振っているため、かなりヒロイン毎のシーン数は分散してしまってるんですよね。3シーン以上あるのもいれば1シーンしかないのもいたりと。
 そのためか堕落前のシチュは多めなんですが堕落後のはそれほど無かったりと、微妙に不完全燃焼というか、物足りなさが残るような感は少なからずありましたね。

 あとはまあ、個人的に感じただけではあるんですが、なんというか微妙に凌辱に徹しきらないところが正直鼻に付いたように思いますね。『監獄戦艦』の方ではそれほど気にはならなかったんですけど、『輪姦倶楽部』のでは結構。好き放題に操っておいてなぜか良い話っぽくまとめたり、完堕ちさせたと思ったら結局グッドエンドにしそうな要素入れたり。
 原作の方でもそうでしたけど、作品の雰囲気にはそぐわない、凌辱以外のシナリオ的な要素を組み込もうとするきらいがあるように思えますね、このライターの方。なぜか和姦シナリオ入れたり、そのくせその内容が本命そっちのけで他のヒロインに手を出してたら本命を輪姦されたでござるの巻という意味の分からないものだったり。
 別に和姦も添え物程度にはあっても良いとは思いますけど、凌辱モノである以上凌辱シチュをまずきっちりとしてからにして欲しいですね、そういうのをやるのは。



 以下、各シナリオの雑感です。

≪輪姦倶楽部外伝≫
 『真紀&詩織編』
 行方不明になった前作主人公に未だ想いを寄せる真紀を寝取ろうという欲望に囚われる真紀と、それに巻き込まれてしまう詩織の話。
 パッケージを飾っていたり、シーン数も最も多かったりと、今回のメインシナリオはこれっぽいですね。
 詩織はほぼおまけといった感じなのでマッハ堕ちではありますが、真紀の方は気丈に抵抗しつつも徐々に快楽に犯され、堕とされていくというテイストは出てたと思いますし、短いですが概ねまとまっていたように思います。
 
 ですけど、この2人は原作でも結構メインを張ってましたし、今回まで出張らなくてもとかは思いますねー。素子やいずみなど、本編でいまいち光の当たらなかったのを持って来ても良かったような。

 『知美編』
 輪姦に耐え切り元の生活に戻るも、快楽を求めて自らそれを求めてしまう知美の話。
 シーン数は4枠と今回のヒロインの中ではかなり多い方ですね。原作ではワンターンキルされマッハ堕ちだっただけに、ようやく日の目が当たった感じ。最もIFしてるシナリオでした。
 内容としても結構まとまってる方ですね。巫女としての輪姦に耐え普通に彼氏と身体を重ねるような平穏な日常に戻るも、その快楽を忘れられずに自ら輪姦を懇願し、そして彼氏の目の前で輪姦されて絶頂するまでに堕ちきって、と。短いながらも良い具合にまとまってたように思います。
 やっぱり変に情けというか甘さがあるようなのよりか、作品的にはこういうののが良いと思いますね、よっぽど。

 『千秋編』
 仲直りをするためと、毛嫌いする弟により催眠を掛けられてしまう千秋の話。
 慕っている姉をどんな命令も聞かせ、好き放題に出来る催眠状態にしてと、妄想が非常に膨らむシチュではあったんですけど、正直肩透かしだった印象ですね。主人公のスタンスが凌辱的には温めなためか、催眠を活かしてじゃないと出来ないようなアブノーマルなシチュがあるわけでも無いですし……。
 普段は嫌悪を向けてくる相手を一瞬で奴隷のようにかしずかせるだとか、いろいろとやりようのあるシチュなんですからもっとはっちゃけて良いと思うんですけどねー。
 ……というか、やるだけやっておいて結局何か微妙に良い話っぽく締められて正直萎えましたね。ほんの少しだけど仲直り出来て良かっためでたしめでたしって何スかそのオチ。

 『愛子編』
 巫女にされた時にしてしまった契約を盾にされ、男子生徒により輪姦される愛子の話。
 夫と電話しながらの輪姦や精液入りペットボトルの一気飲みなど、シチュとしては結構良かったんですが、用意されているのが1シーンだけなためか、いまいち広がりに欠けていたという印象が強めですね。完堕ちすることも無く終わりますし。せめてもう1シーン付けて完堕ちしてのシチュなんかがあれば良かったんですが。

≪監獄戦艦外伝≫
 リエリ編、ナオミ編と、原作において主人公の計画により洗脳、改造され、完全に奴隷化した後の後日談ですね。その後の一幕といった感じで、特にシナリオなんかは無くほぼえちぃシーンのみな構成です。
 とりあえずはまあ、シーンの出来自体は十分に良かったと思えるレベルなんですが、どちらもシーン枠が1つしか無いのが残念ですね。好きな作品であるだけに、物足りないという気持ちがかなり。
 もっとこう、出来れば各2、3シーン用意して、他のシチュなんかも見せて欲しかったですね。結婚を控えている、既に妊娠してることから、ボテ腹にウェディングドレスを着て犯されるだとか、元の人格がわずかながら残っている描写から、元の記憶を取り戻すも開発された身体を犯されて堕とされるだとか。
 売り上げ、人気とこれまでのリリス作品の中でもまず間違いなく上位に入る作品だったんですから、も〜ちょっと力を入れたってバチは当たらないでしょうに。

≪グラフィック≫
 原画家はすめらぎ琥珀氏、カガミ氏の2名。
 CGは全27枚、差分は2〜7枚ほど。

 原作から引き続き、両名とも安定して上手い具合に描けてるんじゃないかと思いますね。方向性の違う絵柄ですが、どちらも肉感や汁気など十分に描けていましたし、趣向の異なるアヘ顔の描き方が見れたりで概ね不満の無い出来でした。

≪サウンド・ボイス≫
 ボーカル曲はなく、BGMは音楽鑑賞が無いので数不明。新しい曲なんかは無く、それぞれの原作からの流用ですね。暗めでダウナーな感じの曲調のものが多めです。
 
 ボイスの方も特に問題は無かったですね。どのヒロインを演じられるのも原作から引き続いての方ですし、概ね上手く演技されてたと思います。

≪システム≫
 ダウンロード容量は509MB。

 いつも通りなリリス系列のシステムですね。毎度言ってることなのであれなんですが、基本的には不満は無いものの、シーン回想中にメニューが開けずタイトルに戻れなかったりコンフィグ画面に行けなかったりする仕様は直して欲しいですね。

≪えちぃ≫
 シーン回想は全14シーン。内訳は真紀&詩織:5、知美:4、千秋:2、愛子:1、リエリ:1、ナオミ:1。

 シチュとしては凌辱とそうでないのが半々、といったところですね。真紀に詩織、愛子は嫌々ながら犯されていくのに対して、その他のヒロインは既に完堕ちしてるのだったり催眠を掛けられてだったり、むしろ自分から凌辱されるのを懇願したりと。
 とりあえず、どのヒロインのシーンにおいても堕ちていく姿っていうのは描けてたように思います。

 プレイ内容としては愛撫、フェラ、手コキ、各種体位、アナル、輪姦、といったところ。『輪姦倶楽部』の方にかなり比重が置かれているためか、全体的に輪姦シチュが多めですね。

≪気に入ってるシーン≫
真紀&詩織
男子生徒により後ろ手に拘束され、胸と秘所とを愛撫されて失禁しながら絶頂させられ、輪姦される詩織→数時間に渡って犯され精液まみれになった身体を横たえられたまま両穴をバットや竹刀で犯され、全ての穴から精液を噴出させられる詩織
/拘束と目隠しをされたまま背面座位でアナルを犯され、詩織に秘所を舐められながら絶頂し、屈服させられる真紀

愛子
拘束され、夫に電話させられながら男子生徒たちにより輪姦され、全身と子宮を精液で汚される愛子→後ろから胸を弄ばれながらフェラさせられ、更にペットボトル一杯に入れられた精液を一気飲みさせられる愛子

知美
拘束と目隠しをされたまま数日間焦らされた末、輪姦される快楽を求めて男達にフェラ奉仕し、全身を汚されていく知美→後背位で挿入され、求めていた感覚に絶頂していく知美/男たちに輪姦されながら、自分から兄に挿入を求め、兄を交えての輪姦に失禁しながら絶頂する知美/彼氏の目の前に嬉々として輪姦される姿を見せつけ、その快楽に溺れながら絶頂していく知美

リエリ
改造され感度を上げられた口を使ってフェラさせられ、顔面を精液まみれにされるリエリ→夫の眠る横で押し倒され、見せ付けるように犯されるリエリ→騎乗位にされ、指をしゃぶり母乳を絞られながら犯されるリエリ

ナオミ
欲望に抗えず、自分から胸を舐め、愛液まみれになった下着を巻きつけて手コキ、出された精液を嬉々として飲み込んでいくナオミ→立後背位で挿入され、愛液と精液に汚れた下着をしゃぶらされながら犯されるナオミ


≪総評≫
 えちぃシーン目的であれば概ね満足行く出来かと思いますね。原作が好きだったんであればプレイして損はないでしょう。
 ただ、気に入ってるからこそ感じる物足りなさっていうのは少なからずありますので、そこは注意を。

 08/12/28


感想・コメントなどありましたらどぞ。



もどる