ニセ教師
〜性活指導ADV〜


主人公は、気ままな一人暮らしを堪能している青年・佐藤雅人。
ある日、彼の元に覚えのない荷物が届く。見ればそれは、よく似た住所の同姓同名の他人へ届けられるべき荷物だった。
だが、自分と同じ名前を持つ人物が、何を買ったのか興味を引かれた雅人は、この際だと荷物を開封してしまう。

中に入っていたのは、数種の薬品と封筒。
そして、送り元のサイトのURLに、IDとパスワード。
いぶかしみながらも、封筒を開けた雅人は、いよいよ声を上げて笑ってしまう。
封筒の中には『柏陽学園に教師として赴任する権』に関する説明が書かれていたのである。
馬鹿馬鹿しいと思いながらも、何となく捨て置くのはもったいなく、雅人は記されていたサイトにアクセスした。

そこにはしかし、雅人の目を見開かせるに十分すぎる商品が並んでいた。
“完全調教済みの奴隷少女”等は可愛いもので、中には“看護学校寮、潜入キット”などの、雅人が手にした物より遥かにいかがわしい商品が並んでいた。しかもどうやら、それらは【本物】であるらしいのだ。

「……マジか? これはつまり、マジで言ってるのか? つまり、俺に柏陽学園に赴任して、女の子達と良い子とHをして来いと?」

呟いた雅人の脳裏には、自分が少女達を組み伏せる光景がまざまざと浮かんできていた。
「待っていろよ、柏陽学園の女の子達! 2学期からは、この佐藤先生の教育的指導を受けさせてやるぞ!!」


≪シナリオ・プレイ感≫
 送られてきたニセ教員免許を利用して、学園生徒たちを犯していく話。
 ライターは大熊陣八氏、永沢壱朗氏、小沢裕樹氏、朝凪軽氏、三波雄氏、碧依未来氏の6名。

 やはり……と言うべきでしょうが、十分予想してはいたものの、作品としてのまとまりは非常に希薄な感じを受けましたね。
 ヒロイン数22人、原画家6人、ライター数人と、これらの要素でまとまりある作品に仕上げられたら奇跡だと思います。

 同じくタクティクス系列でヒロイン数2桁、日陰氏原画ということで『催眠凌辱学園』が思い出されますが、あれはこの半分のヒロインを100オーバーのシーン数というボリュームの甲斐あってこそまとまっていたものと思いますしね。
 あれ以下のシーン数でその倍の人数をさばこうとしているものですから、必然的に1人頭のシーン数は3、4シーンと少なくなってしまっており、個々の描写も薄いため、あまり印象に残らないヒロインが多かったです。

 テキストの質も全体的にあっさりした感じですね。いまいち地の分の肉付けが足りなく、卑語の類も少なめなのでパワー不足が否めません。
 それでもライター数の多さもあって良いところは良いんですが、逆もまたしかりと安定感に欠けます。

 流れとしては、どのヒロインを堕とすかを選択→そのヒロインの話、特に話を分岐させるような選択は無し→次のヒロインを選択、といった展開の繰り返しですね。一定のヒロインを終えると新たに選べるヒロインが増えていく作りです。

 各ヒロイン毎の話については、軽く脅す、媚薬を使って発情などによってほぼ抵抗無くシーン突入し、そのままえちぃシーンを繋ぎ合わせただけですね。合間にイベントは入りますが、シーン同士の繋ぎでしかありません。
 個々のシーン数の少なさのため1、2回凌辱しただけで完堕ちするので、物足りなさが強めでしたね。直前のシーンで抵抗していたのが次のシーンでは既に堕ちていたりするのもマイナス。せめて繋ぎの部分ではその過程の描写が欲しかったところです。
 基本的に選んだヒロイン以外全く関わってこなかったり、いくらか主人公が犯した後は学園の不良や教師に与えられ輪姦と、展開に幅が少なかったのも残念でした。
 輪姦シチュは嫌いではありませんけど、そうなる必要性がない限りは出来れば独占したいとは思いますのでとりあえず入れたみたいなのはちょっと萎えましたね。そのくせ、『不良たちにくれてやるのはもったいない〜』『他人の手垢が付いたのを抱く気になれない〜』と言ったりとか、どっちなのかと。

 エンディングはバッドエンドがいくつかと、グッドエンドであるハーレムが1つ。
 ヒロインリストの列毎に右から左に順番に選んでいけば1周でコンプ出来ますし、難易度は皆無かと。
 ……というか、ハーレムなのに全22ヒロイン中9人しか出ないとかどうよと思うんですが。絵的に世界観が違うため絡ませ辛いのは分かりますが、ちょっと手抜きに見えて。
 あと、ほぼ全てのシーン毎にいちいち中出し・外出し選択させるくらいなら妊娠エンドとかは欲しかったですね。

≪グラフィック≫
 原画家は日陰影次氏、かんたか氏、八葉香南氏、くわだゆうき氏、紫縁氏、 藤川猫夢氏の6名。
 CGは全92枚、差分は3〜15枚ほど。

 何でしょう、この清々しいほどの統一感の無さ。
 日陰影次氏、かんたか氏、八葉香南氏あたりまではレベル高く、まだ許容範囲内ではあるんですが、それ以外の今回初めての3人については前3人と比べて技術面であからさまに劣っているため、一気に世界観が違って見えてしまいましたね。立ち絵と比べて幼く見えたり、性器がいやに小さかったり、体の曲線が簡単で肉質が感じられなかったりと。
 下手ではないですし、絵柄としては嫌いではないものの、どうしても比べてしまいますね。タイプも3人とも萌え寄りな感が強めなので、凌辱モノにそぐわない気もしましたし。

≪サウンド・ボイス≫
 ボーカル曲はなく、BGMは全12曲。
 暗めな曲調のものがメインですね。出来としては普通といった程度。

 ボイスの方は21人と多いですが、概ね良かったと思います。今作が初めての方も結構いますが、特に問題は。
 が、バックで流れるフェラ音が、セリフの度にまた最初からになるのがうざったかったですね。スキップ中だと完全に雑音化。

≪システム≫
 フルインストールで1.5G、ディスクレス起動可。
 スキップがかなり遅め、中出し・外出し選択肢が多い割にクイックセーブ・ロードが無いといった点が面倒でしたね。
 ですがとりあえず、ようやく右クリックでのウィンドウ消去が出来るようになったのは素直に評価してます。ここまで長かった……。

≪えちぃ≫
 シーン回想は全72シーン。内訳としては各ヒロイン:65、複数・ハーレム:7。

 シチュとしてはほぼ全シーン凌辱ですね。純粋な性格を利用し、正しいことと思い込ませてのものもそれなりにありますので、全部が全部無理矢理なわけでも無いですが。
 ほとんど全シーン媚薬を使ったもので痛ませるようなのはそんなに無く、快感寄りですね。
 攻めるのは主人公からのものと、不良や教師に与えてのものが大体半々といった程度で、若干主人公からのが多めでしょうか。個人的にはもうちょっと不良とかのを少なめにして主人公のを多くして欲しかったです。
 プレイ内容としては、フェラ、自慰、バイブ、手コキ、各種体位、輪姦といった感じ。電気責めやら獣姦もいくらかあったり。
 浣腸してのスカも少しですがあり。CGでも描写されるので、きつい人もいるんじゃないでしょうか。

 シナリオの方でも述べましたが、テキストの質にかなりムラがあり、全体的にあっさりとした感じが強めでしたね。肉付けが足らず、ねちっこさがあまり感じられなくて。射精したらそれで終わったりするのもざらですし。興奮するとこも無くは無いんですが、いまいち乗り切れなかったですね。

≪気に入ってるシーン≫
ボンテージとバイブを付けたまま放課後の廊下を歩かされ絶頂、失禁する沙織/男子トイレ内、嬉々として不良たちにフェラ奉仕する沙織/悪魔コス姿でローターを挿入してるのを見られながら絶頂する亞莉亞/精液便所として使われる奈央/媚薬をかがされ、和服姿で犯され処女喪失する香澄/前と後ろにバイブを嵌められたまま拘束放置され、朝、生徒の前で絶頂、失禁する飛鳥/ボンテージ姿で不良たちに奉仕する真耶・真奈→向かい合わされ同時に犯される2人/緊縛姿を晒したまま自慰経験を告白、ぶっかけられながら生徒の前で自慰する鏡花

≪総評≫
 いくら数があっても質が伴っていなければ……という典型例。
 もうちょっとライター・原画家ともに数を減らしてヒロイン数も抑え、1人1人の密度を濃くして質を高めた方が良かったですね。

 08/04/22


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