満淫電車2


主人公・田中有 (たなか ゆう)は、痴漢容疑によって起訴され、教職を追われた男。
すでに何千人もの女性を相手に痴漢行為を働いてきた凄腕の痴漢師である彼は、ささいなミスから逮捕に至り、有罪判決を受けてしまう。
執行猶予期間中はおとなしく過ごそうと誓った有は、新しく移り住んだ街で自らの痴漢の技を封印すると決意していた……が。

駅で見かけた巨乳姉妹・桜葉美里 (さくらば みさと)、桜葉愛莉 (さくらば あいり)の “プルンと突き出た立派な乳房”に痴漢の魂を揺さぶられる。
そして、乗り込んだ電車の中では看護師・山崎唯子 (やまざき ゆいこ)の “ムッチリとしたふくよかなお尻”を、次いで女教師・青嶋かおる (あおしま かおる)の “パツンと張りのある太もも”を誤って触ってしまう。
さらには、女子校生・北大路凜 (きたおおじ りん)と、一緒にいた小早川穂香 (こばやかわ ほのか)に因縁をつけられ、腹をたてた有は、報復として凜と穂香に痴漢の技を炸裂させる。

有が持つ特殊な力。
“相手の心を読むことができ、さらに相手の心に自分の考えていることを伝えることが出来る超能力”を駆使した淫虐の痴漢行為。

ふたりを相手にその技の封印を解き、痴漢の快感を思い出してしまった有。
氷室沙絵 (ひむろ さえ)をはじめとする警備員たちが目を光らせる中、この街で再び獲物を求め、行動を開始するのだった……。


≪シナリオ・プレイ感≫
 相手の心を飲む能力を活かし、痴漢によってヒロインを堕としていく話。
 ライターは神門武士氏、酒巻雨竜氏、麿氏、庵乃音人氏の4名。

 痴漢シチュがメインとなっており、凌辱シチュがメインではありますが、作品全体の雰囲気は割かし明るめですね。
 ビショップらしくヒロインも序盤から場所が電車内というのを忘れそうになるくらいものっそいノリノリで快楽に喘ぎますし、音楽もいつも通りやたらとアップテンポで格好良い感じですし。原画の塗りも結構明るかったりで。
 また、主人公も1回パクられておいて腐ることなく『まさか捕まってしまうとは……まあ、痴漢は犯罪なんだし仕方ないか。新しい仕事探して心機一転頑張ろう』とかいういやに前向き思考なため、暗くなりようが。
 というか、心を読んで相手に自分の思ってることを伝える能力あるんならぶっちゃけ痴漢に及ばなくても普通にヒロイン落とせるどころかハーレム作れるんじゃね?とかは思ったり。

 基本的な流れとしてはマップを巡って痴漢シーンでヒロインを責めるための言葉を収集→ヒロインをストーキングし、隙を見て痴漢し、快楽に堕としていく、といった感じですね。
 ここ最近のビショップ作品としてはシステム面がややこしく感じるようなところはありましたが、どの言葉で責めればどの程度効果があるのかは数字で表されてますし、ゲーム期間自体も60日×1日の行動回数は基本6回とかなり長めなため、難易度はそれほど高くはなかったです。言葉を集める期間を含めて20日足らずで1人攻略出来ますし、あと1回イベント起こせばクリア出来るところで一旦止めて他のヒロインに乗り返してを繰り返してれば普通に全ヒロイン+ハーレムと見られるかと思います。実際、結構適当にやっても50日行くか行かないかくらいで終わりましたし。
 とりあえず、クイックセーブ併用しつつ言葉を集め、ヒロインとのイベント起こしていく、イベントが進まなくなったら夜に作戦を練る、適度に休んでアシスト役2人の機嫌を取るようにしていくようにしてれば概ね攻略出来るでしょう。
 ちなみに、言葉には4種類の数値が設定されてますが、それぞれオレンジ:桜庭姉妹、緑:かおる、水色:唯子、ピンク:沙絵に対応してます。



 ……で、肝心のえちぃシーンの出来なんですが、個人的にはちょっと今回はいつもと比べると振るわなかったように思えたのが正直な印象でしたね。ビショップスキーを標榜する身としてはあまり悪し様に言いたくはないんですけど、いまいち物足りなさが強く感じられるように思いました。
 卑語満載なテキストや金目鯛ぴんく女史原画はえっちかったのは確かだったとは思うんですが、全体的にボリュームが少なめなためか肩透かし感が強かったですね。

 シーン数自体は77とそれなりにありはするんですが、各メインヒロイン最初の数回の様子見でいくらか触るだけのシーンや、エンディングでのいくらか責めるだけのシーンなんかも含むため、実際のところ感覚的にはそれよりもかなり少なく思えてしまうんですよ。
 加えて、集めた言葉を上手く使ってヒロインに一切ストレス感じさせることなく興奮させられれば通常のシーンとは別にヒロインからの『おねだりご奉仕Hシーン』、連続絶頂させていく『イキっぱなしHシーン』にと分岐していくんですが、劇中では連続するそれらがそれぞれ別々のシーンとして登録されているのも、そう感じさせる要因になってました。
 
 で、多分これが大きなネックになってたと思うんですが、セールスポイントに書かれているようにえちぃシーンがキャラの台詞と主人公のモノローグのみで、地の文を一切入ることなく進むため、いつもと比べてかなり尺が短くなってしまっていたように思いましたね。
 ヒロインによる某魔法戦士シリーズばりの実況中継やらもあって、状況が分からなくなるようなことは無かったんですけども、いまいちねっとり感が薄かったように思います。↑のイキっぱなしHだと、1クリック毎に絶頂したりですし。もっとこう、ねちっこく描くのがビショップだと思うんですけどねー……。



 その他で気になった点なんですが、さんざんえちぃシーンの間『孕ませてやる』だの『孕まされる』だのと言っといて、実際に孕ませてのシーンが唯子エンドのみっていうのは肩透かしでしたね。せめて、全員にボテ腹でのシーンとか欲しかったです。欲を言えば妊娠してるかしてないかの2パターンは欲しかったところ。

 あとなんですが、OHPでのセールスポイント見ると『今作ではヒロインを独占出来る独占ルートと他の痴漢も混ぜて輪姦する輪姦ルートとを選べるようにしました』、とか書かれてるんですが……選べませんでしたよね? というか、分岐とか全く無い一本道だったんですが。
 ヒロイン毎の個別ルート、分岐するものかと思って進めてたら選択肢とか無しに他の男も絡めてのシチュに入ったのには軽くぽかんとなりました。ハーレムにしてもヒロイン全員に痴漢たちを交えての乱交オンリーでしたし。
 選べるとか公言してるんですから中途半端にやるんでなく、どちらもきっちり形にして欲しかったですね。
 ここら辺にも言えることなんですけど、今回はどうにも手抜き感が目立ったように思いました。

≪グラフィック≫
 原画家は金目鯛ぴんく女史。
 CGは全112枚、差分は1〜8枚ほど。

 近頃メインを張ってたカガミ氏や水島氏からかなり路線の違う絵柄となっており、いつもと比べてあっさりとした感がありますが、塗りのためもあってビショップしてるようには思いましたね。肉質のむっちりとした感ではちょっと劣りはするものの、概ね安定はしてたと思いますし悪くはなかったかと。

 ですけど、いつもと比べるとCG枚数、差分とかなり少なくなっているのが残念ではありましたね。普通に多めではあるんですけど、ビショップ作品にしては正直少なく感じられてしまいました。CG枚数150枚近く、差分20枚近くがデフォでしたし。

≪サウンド・ボイス≫
 ボーカル曲はなく、BGMは全22曲。
 BGMはえちぃシーンでのアップテンポで緊迫感のある曲調のを始め、日常でのほのぼのとしたのから暗めなのと各種揃ってる感じですね。概ね良い出来だったと思います。
 というか、何でこのブランドの凌辱シーンでの音楽はアクションゲーのボス戦かなんかで使われそうな曲調なのかとは思わなくも。

 ボイスの方にも特には問題ないですね。安定した演技力な方々を揃えられてますし、下手だと感じるようなことはありませんでした。

≪システム≫
 フルインストールで3.3G、ディスクレス起動可。

 いつも通りなビショップのシステムですね。プレイする上で特に不便に思うようなことはなかったかと。毎度の如く回想中に回想選択画面に戻れないのが不便ではあったものの、今回はさほど問題はなかったです。残念なことに。

 ……しかしまあ、プロテクトに力を入れ過ぎるのもあれですね。運が良かったのか問題なく普通に起動出来たものの、インストール出来ない人とか出たみたいですし。ブランドスレでの話とか見る限りプロテクト作ったのは外注みたいですけども。

≪えちぃ≫
 シーン回想は全77シーン。内訳は愛莉:13、美里:13、かおる:13、唯子:13、沙絵:13、凛&穂香:7、複数・ハーレム:5。

 シチュとしては電車内でのヒロインへの痴漢から本番、ヒロインの学校や職場に乗り込んでの凌辱がメインですね。凌辱とは言っても、いつも通り序盤から感じまくりですし、ヒロインの方から望んできたりもするのでかなりヌル目ですね。輪姦シチュにしてもヒロインノリノリだったりですし、陰惨な感じはほとんどありません。
 それ以外だと凛と穂香、ルート後半の淫乱化したヒロインにより積極的に責められるとかいうのもいくつかありました。

 プレイ内容は愛撫、フェラ、シックスナイン、自慰、手コキ、足コキ、パイズリ、道具、各種体位、アナル、輪姦といったところ。それほど変わったプレイとかは無かったように思いますね。アナルとかも、輪姦時にある程度で基本的にはオーソドックスに責めるようなものが多めです。ちなみに、全シーン着衣でのものとなっています。

 シチュとしては悪くなかったんですが、全体的に尺の面に難があるためか物足りなかった感がありましたね。地の文が全く無いため、あっさりと終わってしまうシーン多々。もうちょっと、ねちねちと責めたてるような書き方をして欲しかったです。
 卑語を嬉々として喋るヒロインっていうのは大好きですけど、何でもかんでも台詞で説明させるっていうのも考えものだと思います。

≪総評≫
 ビショップ作品としてはちょっと、期待外れと言わざるを得ない出来ですね。いつものと比べると手抜き感があり、物足りなさが強かったように思います。
 ですけどもまあ、期待せずにやる分にはCGや声優の演技と悪くはなかったですしそれなりに楽しめはするんじゃないでしょうか。

 09/03/02


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