黒獣
〜気高き聖女は白濁に染まる〜


セレヌス大陸の西方に位置する平原地帯・エオス。
その北方の境界線にある七つの砦を中心に、数百年にわたって行われていた同盟軍と魔軍との攻防戦は、ダークエルフの女王の力の衰えをきっかけにして、最終的な局面を迎えるようにみえた。

女神の生まれ代わりであるハイエルフ呼びかけの元、『七盾同盟』 を結成し魔軍に対抗し続けた同盟軍は、この戦いに終止符を打つため、主人公を頭とする傭兵軍団――黒犬傭兵団に総力戦の前衛を依頼する。
しかし黒犬傭兵団はダークエルフの女王の国を侵略した後、その国に本拠地を移し、かつての味方の国へ侵攻を開始した。
驚き、慌て、憤り、悲しみ……様々な反応をみせる同盟側に対して、傭兵軍団を率いる裏切りの主人公が出した宣言に、同盟側の人々は耳を疑った。

国中の女たちが、訪れる不特定多数の男性たちに性的奉仕を行う 『奉仕国家』 の建国宣言―――
そして、同盟側の女たちは、この建国宣言が嘘でも誇張でもないことを、その身をもって知ることになる。


≪シナリオ・プレイ感≫
 ライターは浅生詠氏と和泉万夜氏の2名。

 全ての女がそこにいる全ての男に服従し、その身体を使っての奉仕を強制される『奉仕国家』。それを建国するためと、かつての仲間の守る砦を攻めていく……というのがシナリオの主な流れですね。
 シナリオとしては概ね前半と後半とに分かれており、前半は奉仕国家の商品とするためにヒロインの守る砦を攻め落とし捕らえたヒロインを凌辱していき、ヒロイン全員が捕らわれ国家の建国された後半では彼女らを娼婦として男達に犯させていく、といった感じとなっています。
 これまでのリキッド作品と同様にえちぃシーンに特化した作りのため、シナリオ性は薄めですね。
 


 作品のメインとなるえちぃシーンの方も、毎度の如くというべきかリキッド作品ということでいつも通りに輪姦が大多数を占めてますね。9割方は多数の男やモンスターにより犯される輪姦シチュとなってます。そういうのが苦手な場合は回避推奨。
 また、各ヒロイン毎にそうした輪姦シチュをベースにしつつそれぞれ違った方向性で凌辱していく形となってるのも特徴でしょうか。
 オリガはダークエルフの女王としての誇りを穢すためと見下していた人間、それも平民に輪姦され、クロエは過去に奴隷として開発されていた身体を犯され心では嫌がりながらも身体は従順に、アリシアは薬により口内を性感帯にされキスやフェラ無しでは生きていけない身体にされ、プリムは純真無垢な彼女にS性癖を刷り込み+保護者として振舞うアリシアに劣等感を抱かされ、ルー・ルーは触手や巨大な魔物による異種姦やそれによる拡張、カグヤは触手やアナル責め、クラウディアは義父による寝取られ、セレスティンは女神と崇められる彼女を衆目の中で言葉責めや羞恥責め、といった感じで。
 このため、輪姦シチュ以外は各ヒロイン毎に違ったシチュを楽しめるものとなっていましたね。ただ、少なからずシチュとしては固定されているため、もっと色々として欲しかった、と思える部分はいくらか。

 まあいくらか気になる部分もありはしましたが、近頃のリキッド作品としては非常に満足の行く出来だったと思えましたね。『催眠凌辱学園』以降正直散々な出来のばっかりだったのもあり、個人的にはかなり好印象。
 各ヒロイン概ね10シーン程度×9人分とシーン数も多く、1シーン毎のボリュームや質に関しても十分となっているため、容赦なく犯されるヒロインを堪能出来ましたね。
 ちなみに個人的にはアリシアが結構ツボでしたね。口内改造によりキスやフェラで感じる身体にされ、その快楽に溺れていく様がなんとも。終盤での誠心誠意をもっての連続フェラとか非常に良かったです。



 で、気になった部分としてはまず、攻略がちょっと面倒に感じられたことでしょうか。
 作品としては概ね一本道となっており、作品前半ではどのヒロインの守る砦を攻めるかや捕らえたヒロインを誰が犯すか、後半ではどのヒロインに娼婦として奉仕させるかといった選択肢が出るものの、基本的にはどのヒロインから攻略すれば良いとかは無くヒロイン全員総当たりしていく形となっており、後半の途中で発生する誰か1人のヒロインを選ぶ場面で選んだヒロインのエンドを迎えることとなるため難易度的にはむしろ低いんですけども、分岐点となる選択をした後も一度総当たりでの選択が挟まれ各ヒロインのシーンをそれぞれ見ることになるため、1週目はともかくそれ以降は面倒に思えましたね。ヒロイン数も9人と多いため、何度も同じシーンを見ることになるのは骨でした。こういう仕様にするにしても、せめて既読シーンスキップ出来るようにするとか。

 また、各ヒロイン10シーン近くとこのヒロイン数の多さに対しては十分に用意されているのでその点に関しては不満は無いんですけど、複数のヒロインを絡めてのシーンがほとんど無かったのは不満かな、と。
 前半で砦を落とした際に発生するモブヒロインへの輪姦とかでは多数のヒロインを一度に、といったのが多いんですけど、それ以外のメインヒロイン達を絡めてのものは全員エンドで3つ、クロエとプリムのルートでそれぞれオリガ、アリシアを絡めてのが1、2回ある程度となっていて。
 ここら辺は多分、ヒロイン同士に横のつながりがほとんどないためっていうのもあるんでしょうけども、それでも出来ればもっと欲しかったですね。作品後半、奉仕国家が出来た時点で既にヒロイン全員手中に収めているわけですし、もっと積極的にヒロイン同士を絡めるとかしても良かったと思いますね。

≪グラフィック≫
 原画家は日陰影次氏。
 CGは全枚、内訳はオリガ:9、クロエ:9、アリシア:10、プリム:10、カグヤ:8、マイア:9、ルー・ルー:8、クラウディア:7、セレスティン:10、その他・複数:25。
 差分は1〜40枚ほど。

 以前に原画を務められた『聖奴隷女教師』では少々手足がバランス悪く感じる面が少なからずありましたが、今回は特に大きく不満と思えるような点は無く、概ね高い水準でまとまってましたね。肉感や汁気と、強く感じられる絵柄となってます。
 しかし、何でヒロイン全員軒並み下半身ビキニなんだよwとかいうツッコミが頭をよぎりますが、まあ気にしないようにしましょう。ファンタジーでは良くあることですし。

≪サウンド・ボイス≫
 ボーカル曲はなく、BGMは全14曲。
 BGMはいくらか落ち着いた感じのがある以外は全体的に暗めで陰鬱な曲調のものがメインですね。出来としてはそう悪くは無かったと思います。

 ボイスについても特に気になるようなところはなかったですね。倉田まりや嬢や青葉りんご嬢といった名の知れた方も多く、それ以外の方々にしても概ね上手く演じられてたように思います。

≪システム≫
 フルインストールで2.44G、ディスクレス起動可。初回に認証あり。
 まーネクストン系列ではいつものシステムですね。過去のと比べてBGVなどの設定が出来るようになった以外は特に変わりなし。
 使い辛いわけではないんですけども、どんな場面だろうと右クリックがメニュー直行となっているのはちょっと不便ですね。例えば回想やCG選択画面にいる場合、他のシステムなら右クリックで前の画面に戻れるわけなんですがこのシステムだとメニューにしか行けないためにいちいち『戻る』ボタンを押さないといけないため地味に気になったり。それにやっぱり実用ゲーなわけですし、右クリックでウィンドウを消せないのはちょっと。

≪えちぃ≫
 シーン回想は全シーン。内訳はオリガ:9、クロエ:8、アリシア:10、プリム:8、カグヤ:8、マイア:8、ルー・ルー:8、クラウディア:7、セレスティン:10、その他・複数:15。

 シチュとしては全体を通して輪姦シチュがメインですね。前半では砦を守る姫や将軍として主人公率いる傭兵達や魔物、裏切ったかつての仲間によって、後半では奉仕国家の商品である娼婦として訪れる男達によって輪姦されて、と。力を奪われ、人質を取られ、どうすることも出来ないまま男達により全身を犯され、強制的に奉仕させられその身体を精液で染め上げられていく内に快楽に溺れていく、といったテイストを堪能出来ましたね。
 シーン間の描写は少なめではありましたけど、そちらでの描写と合わせて高潔だった精神が徐々に男達に身体を使っての奉仕することを望むように変質させられていく様子は割かし描けてたように思います。

 プレイ内容は輪姦を除くとキス、愛撫、フェラ、自慰、手コキ、足コキ、パイズリ、各種体位、アナル、触手といったところ。
 また、ファンタジーということで各種魔物による凌辱や、マジックアイテムを使ったシチュとしてフタナリ化やロリ化、サイズ変化といったのがいくらか入ってきますね。
 各ヒロイン毎に概ねプレイ傾向が決まっているために差別化されており、それほどマンネリ感なんかを覚えることは無かったんですが、逆にもっとそれぞれに色々とやって欲しかった、と思える部分もあったり。難しいところですね。
 
≪気に入ってるシーン≫
オリガ
力を奪われたまま横にされ、秘所を開かれ処女膜を観察された後に挿入され、処女を奪われながら手と口とを犯されていくオリガ→精液を塗した指でアナルを弄られ、そのまま全身を犯されていくオリガ/大量の媚薬に侵され、高飛車に振舞いながらも自分から男達に懇願し輪姦されていくオリガ/最下層の娼婦として畜舎に家畜のように拘束され、平民の男達に家畜と見下されながら輪姦されていくオリガ/広場の中、衆目の中で横にされながら延々と男達に輪姦され全身を精液まみれにされ、絶望の中自身に掛けた不妊の封印を解かれていくオリガ/精神崩壊し、永遠に最低の娼婦として犯されていくオリガ

クロエ
オリガを人質に取られ、傭兵達に自分から誘いながら二穴を犯され手と口での奉仕をさせられ全身を精液で汚されていくクロエ/過去自分を飼っていた男により身体を当時のものへと変化させられ、抵抗しながらもクリトリスを責められながらのアナルを犯され、失禁しながら絶頂させられていくクロエ/衆人環視の中鼻フックを施されたまま拘束され、抵抗しようとしながらも鼻に押し当てられるものの匂いに蕩かされ夢中になってその匂いを嗅いでいき、鼻の中に射精されながら絶頂させられるクロエ→ スライムにより身体を覆われ、全身の汚れを舐め取られながらアナルから入ったそれに口まで貫かれていくクロエ/オリガを救うためと、100人を相手に絶頂しないまま男達に自分からアナルを差し出し延々と輪姦されていくクロエ

アリシア
オークに床に引き倒され、手でしごかされながら巨根に処女を奪われながら徐々に感じていき、そのままキスをされ全身にぶっかけられながら初めての絶頂を覚えさせられていくアリシア/娼婦として四つんばいにされ、やり方を教わりながら初めてのフェラチオをさせられ、更にイラマチオで口を犯されていくアリシア→それを見ていた傭兵たちにより後ろから犯されながら手や口で奉仕させられるアリシア/路地裏にて売春をさせられ、何人もの男達にキスされながらの挿入に蕩かされ、男を喜ばせる悦びに耽っていくアリシア→自分からもキスをねだりながら犯されていくアリシア/男の性器から出される全てを好物となるよう口内を改造されたまま個室に入れられ、精神を強く持とうとしながらも壁から突き出される男達のものにフェラしていく内に蕩かされ、嬉々として精液や小便を飲み込みながら何人もの男への奉仕に耽っていくアリシア/奉仕するための存在だと自覚し、守ってきた民達に対して自分から懇願し進んで身を捧げ、その身体を輪姦されていくアリシア

プリム
ひざまづかされ、目の前に突き出された2本のものにやり方を教わりながらたどたどしく手コキし、フェラさせられていくプリム→四つんばいにさせられ、薬により感度を上げられ痛みを感じないまま処女を奪われ、口を犯されながら挿入されていくプリム/ひざまづかされ、オーク達のものに手コキとフェラでの奉仕をさせられながら二穴を犯され、苦しさと同時に覚える快楽に戸惑いながらも絶頂していくプリム/アリシアと一緒に壁から下半身を突き出した状態で小屋に閉じ込められ、目隠しをされた男達にどちらか分からないままにそれぞれ犯されながらも、自分よりも男達を深く喜ばせているアリシアに嫉妬を覚えていくプリム/欲望を解放させられ、拘束され四つんばいにされながらも抵抗しようとするアリシアを生やされたふたなりで嬉々として犯していくプリム

カグヤ
傭兵達により四つんばいにさせられ、そのまま胸を弄られながらアナルを輪姦されていくカグヤ/客達の衆目の中でまんぐり返しにさせられ、その姿を見た客に全身にぶっかけられながらアナルを輪姦されていくカグヤ/尻を突き出した状態で拘束され、そのまま触手の体液をアナルに入れられていくカグヤ→仲間である巫女達の見る中、その体液により発情させられ自ら男を誘いアナルを輪姦されていくカグヤ

ルー・ルー
触手により拘束されたまま触手を挿入されて処女を奪われ、そのまま何本もの触手に秘所とアナルを同時に犯され拡張されていくルー・ルー→二穴の中に産卵され育った卵を、ボテ腹になるまで膨らんだ腹から延々と産み落とさせられていくルー・ルー/客達に身体を押さえつけられ、強がりながらも全身を弄られながらその身体にぶっかけられ、続けられる愛撫に失禁させられるルー・ルー/衆目の中、自分を遥かに超える体格を持ったサイクロプスに持ち上げられたままその巨大なものを挿入され、腹が膨れるほどに犯されながらも自分から行為を懇願し、その快楽に耽っていくルー・ルー/完全に従順なペットとなり、和やかな雰囲気の中拡張された秘所とアナルを傭兵達に輪姦され、更に魔物の巨根で責められていくルー・ルー

≪総評≫
 複数ヒロインでの絡みがほとんど無かったりヒロイン毎に内容が固定気味だったりといくらか気になる点もありはするものの、実用ゲーとしては全体的に十分に良質と言える作品ですね。いつもながらの輪姦ゲーですのでそういうのに耐性は必要ですが、それが平気であればかなり良い出来かと思います。

 10/05/04


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