虐襲3


ここではない世界のとある大陸。
93年の栄華を誇ったギラン帝国は、その悪政が祟り『帝国打倒』『反ギラン帝国』を掲げるモクゾース反乱軍に、今まさに滅ぼされようとしていた。
ギラン帝国最後の皇帝である『サラド・オ・クルセード』は軍を率いて幾度もモクゾース反乱軍とまみえるも、モクゾースの赤い獅子と呼ばれる若き女騎士『アイラス・ランドクルス』と、碧い豹と呼ばれる女戦士『ミミィ・フェイミン』、二人が率いる軍団の実力は圧倒的であり、敗戦に次ぐ敗戦を重ねた末に南海の孤島『ジョビル島』へと逃げ伸びるのだった。

「くそっ……アイラス…… 欲しい! オレはオマエが! アイラス!」

そして今や兵は絶え、将を失い、己の命の灯さえも消そうとしているサラドは、今まさに自分の命を奪おうとしているアイラス・ランドクルスに対してどすぐろい情欲の念をたぎらせる。一目会った時から、若き皇帝は若き雌獅子に恋焦がれ、その肉体を貪りつくしたいと妄執を湧かせていたのだ。
その時だった。

『あたしのナイト様。……くすくす。ギャリコが、と〜ってもいいタイミングで迎えにまいりました。くすっ』

今まさにアイラスの手によって首を刎ねられようとしていたサラドの前に、あどけない顔をした少女が現れる。
ギャリコと名乗った少女は、ある条件と引き換えにサラドに『触手』と『蟲』を操る力を与え、そしてアイラスを我が物とする手助けをすると言う。
サラドの答えは一つだった。

「……ふんっ。オレに選択の余地はない。アイラスが手に入るなら……どんな条件も飲んでみせよう!」


≪シナリオ・プレイ感≫
 契約により得た『蟲』の力を使い、狂信的に恋焦がれる女戦士を手中に収めようとする話。
 ライターは酒井童人氏。

 構成としては、大体3つのパートに分かれている感じですね。
 大まかに区切ると序盤〜中盤に入るまでは、『蟲』の能力を手に入れるまでのエピソードと主人公サラドを討伐にやってきたヒロイン達を囚われの身にするまでのパート、中盤からは本格的にアイラスの調教に入り、他ヒロインを平行して犯していくパート、そして終盤での、それまでの選択肢で立てたフラグによっての書くエンディングへ行き着くパート、といったところでしょうか。

 作品としては、全体的に非常に丁寧に作られている印象を受けました。
 手を抜いているような部分が全く無く、メインである触手凌辱もそうでしたが、シナリオ面も凌辱モノとしてはかなり頑張ってます。
 異常なまでに惚れ込んでいる相手を自分の虜にするという、ある意味純粋な主人公のアイラスへの『純愛』や、サラドに『蟲』の力を授けたギャリコや他ヒロインの思惑が絡んでくるのは結構面白いと思えましたし、先の展開を気にならせてくれるくらいのものだったかと。おかげでだれることなくプレイ出来たと思います。

 快楽に堕ちる描写の方もしっかりと描かれていましたね。手に入れた能力の1つとしてヒロイン達の心の内を読み取ることが出来ることもあり、地の文でじわじわと快楽に理性を食い潰されていく様が描かれ、ヒロインの高潔な精神が段階を踏んで少しづつ堕ちていくのが堪能出来ました。
 ですが、メインヒロインであるアイラスは、全く堕ちません。
 いや、体の方は中盤〜後半にかけての触手調教により開発され淫らに変化しては行きますが、その気高い精神が堕ちることは一切無いと言っていいくらいに。
 ようやく堕ちた姿を拝めるのはゲーム終盤、最終エンド近くであり、そのエンドに行くまでに他の全てのエンドを見る必要があるため、かなり長い道のりを経ることになります。そのため、完堕ちした際には感慨深いものがありましたね。

 その他のヒロインについてはサブキャラということでアイラスより堕ちるまでの期間は短めですが、こちらもきっちりと段階踏んでますね。耐えに耐えた末に堕ちてくれます。
 というか、サラドが欲しいのはアイラスだけであって他のヒロインに全く興味はなく、その調教はギャリコの手に委ねられるため、かなりえげつなく犯られてます。
 アイラスの方でも彼女の気を惹くために触手凌辱に異種姦、(一過性の)肉体改造だのはありますが、まだ壊さないように注意されているためなんぼかマイルドだったそれとは対照的に、ギャリコの生きたオモチャとして扱われ。
 アイラスに掛けられるような情けなんかはゼロで、あくまでただの『オモチャ』にするように、どんな凌辱にも肉体改造にもためらいが無く、その行為によって壊れようと、楽しめればそれで構わずといった感じですね。
 犯されに犯され、全身改造されて元の心を死に絶えさせられるわ、触手を生やされ仲間を犯し殺させられるわと、一切の容赦無し。
 一番最初に囚われ、蟲を使役する能力の実験台として使われるミミィはまともな状態でのシーンが終わった次の場面ではいきなり体と精神を完全に滅茶苦茶にされた雌奴隷化してたりしますが、ラストの方でそこら辺はアフターケアが行き届いているため安心です。

 エンドはトゥルーエンド2つにノーマル・バッドなどを含め、全14。
 序盤の方での選択肢が後々に響いてくることがかなり多く、いくつかのフラグを立てておくことが必要になってくるため、全部攻略するには根気が要りますね。ですけど、フローチャートでどのフラグを取れば分岐するのか記されているため、難易度自体はそれほど高くは無いかと。繰り返しやって行くうちに概ね自力で解けます。ギャリコエンドを見るとタイトルにヒントも追加されますし。

 ただ、基本的に複数のルートを同時進行するのはほとんど無理な作りになっているので、プレイしていて面倒だと感じたのが少なからず。
 各エンディングに到達するには序盤の方から準備しなければならないため、必然的に周回数も多くなり、その間に発生するえちぃシーンやイベントなどを何度も繰り返し見ていくことになるんですよ。
 なので、いくらかプレイしてれば既読スキップ併用で1回のスパンは3、40分ぐらいで済みますが、それが何度も続くためかなりコンプするのはかなりきつかったです。出来れば一度見たイベントをスキップさせてくれたら良かったんですが。

 ちなみに、全エンドを見た辺りで『ある物』のカケラがいくつか揃い、それを交換してくれる人を探す作業に入りますが、一応書いておくと、城外散策しまくってれば発見出来ます。後は言われたとおりに進めてれば更なる展開が。
 ……しかし、
 ・モクゾース勝利→争いの種は絶えず、戦いは続いていく。
 ・サラドが実権を握ってのギラン帝国樹立→軍事的にもアイラスにより安定、国としてもフィーラにより自由貿易・バランスの取れた階級性により順風満帆な、平和な時代の到来。
 ……っていうのは皮肉ですねー。まあ、悪政を敷いてたのはサラドの取り巻きの重臣達であって、サラド本人は領民のこととか考えてますし、一部問題(アイラス絡みの)にさえ目を瞑ればそれほど悪くないんですけども。

 ヒロインの中でもギャリコはかなり良いキャラしてますし好きでしたね。無邪気で、純粋で、健気で。それ故の残酷さも持ち合わせてますが、嫌いになれないキャラでした。
 ただ、それだけにあのエンディングは色々と反則だと思いますねー……。ギャリコの心境とか考えると、やるせなさ過ぎて。
 トゥルーエンドだとノリノリで結婚式の神父役をやってたり愛人になってたり(製作者部屋でのCGより)と幸せそうですし、そう脳内補完しないと。
 ……けど、過去に行った際、最後にギャリコに会って連れ出しに行くサラドは地味に義理堅い人ですね。あれで救われたんだと思いますし、良かったです。プレイヤーとしてもしこりが取れましたし、すっきりした気分で終われました。

 気になった点として、前作の『サイレンジャー』でもそうでしたが、バッドエンド(という名のデッドエンド)やそういう展開が主人公、ヒロインともにかなりの数用意されてるのでそういうのが苦手だと注意が必要ですね。細かく描写されはしませんけど、ぶちまけますし、色々と。
 あと、せっかくエンディングリストが用意されているんですからその回想を見れるようにして欲しかったかと。

≪グラフィック≫
 原画家はbbsacon氏。
 CGは差分を含め、全400枚。

 全体的に非常にむっちりとしたタッチで描かれており、艶っぽさも醸し出される絵柄ですね。愛液に精液、汗や涎と、汁気の方も十分満足行くものでした。
 ですけど少し、目の描き方とかに癖がありますね。若干統一されていない感があって、ちょっと雑な感じはあります。まあ、それはそれで味になってるような気がしなくも無いんですが。
 触手の方も汁にまみれて濡らついていて、良い感じにグロテスクで生理的嫌悪感を催すくらいに描かれているため、異種姦の雰囲気が出るもので良かったと思います。

 ……というか、1枚ジャイ○ンが出てるCGがあったんですがw

≪サウンド・ボイス≫
 ボーカル曲は優歌。嬢でOP曲『いつか見た夢』、BGMは全16曲。
 BGMは極端に暗いものはそれほど無いですね。落ち着きつつアップテンポな曲調や、静かで切なげな曲調と、概ねバランス良く揃ってます。
 何気にOP曲をはじめとして、クオリティとしては結構高いのが多めですね。
 戦闘時の『鉄と血』の脅威が迫ってくる感じや、『夜が幸せであるために』、『塔の中の皇帝の歌』の叙情的な切ない感じと、割と好きでした。
 『塔の中の〜』は、劇中で使われるシーンと音楽鑑賞画面で使われるCGと合わせて、来るものがありますね。

 ボイスの方はアイラス役の織田マリ嬢やギャリコ役の民安ともえ嬢と、全員はまっていたと思います。赤青黄の3人もいつも通り。
 特にギャリコと民安ともえ嬢のシンクロ具合が抜群でしたね。

≪システム≫
 フルインストールで1.7G、ディスクレス起動不可。
 作品中唯一目立った不満点と考えるとこのシステム面ですね。音量の調節をかなり細かく設定出来るのは良かったと思いますが。
 それに、実用重視ので毎回ディスク認証を求められたり、シナリオの方でも述べたイベントのスキップが出来なかったりといった点はマイナス。
 あと、クイックセーブ・ロードなんかも欲しかったですね。

≪えちぃ≫
 シーン回想は全75シーン。内訳としてはアイラス:33、ミミィ:9、フィーラ・フィズ・クワント・アッシュ:10、ギャリコ:6、複数:17。

 回想のほとんどを占めるのは、当然のごとく触手シチュに異種姦ですね。
 アイラスの調教時ではそれなりに普通の人間のままで犯すのもありますが、アイラス以外のヒロインはほぼ異種オンリー。
 そのバリエーションはかなり多く用意されており、ただ普通に触手を使ってヒロインの身体を責めるというだけには収まらず、触手を体に寄生させられて自分や仲間を犯すものだったり、犬や豚、馬に蛙、魚、ミミズなんかの動物の形を持った触手に犯される擬似獣姦だったりと。蟲を孕ませられ、出産するシーンも豊富にありますね。

 触手によって行われる肉体改造シチュも満足出来る出来でした。
 『蟲』の能力により、思うまま、自由にヒロインの身体を改造させられるため、結構無茶苦茶やられてます。
 膨乳化や母乳を出せる体にさせられたり、ふたなりを生やされたりなど改造シチュとして基本なのは多めですが、体全てを蟲の苗床にされたり、体の中身を蟲にすげ替えられたりと過激なのも多め。ミミィなど、口からアナルまで一直線にされたりしてましたね。

≪気に入ってるシーン≫
アイラス

快楽に抗えずに、まんぐり返しのまま犯され、絶頂するアイラス/焦らし責めされた末、アナルを犯されるアイラス/手コキフェラしながら、抵抗しつつも快楽を求めてしまうアイラス/パイズリフェラしながら、その快楽に絶頂しかけ悶えるアイラス/アナルと玉をしゃぶらされながら、手コキさせられ、蕩けた秘所へ挿入、絶頂するアイラス/両腕に蟲を寄生され、手袋になったそれで自慰させられるアイラス/触手により目隠しされながら、壁一面に生えた触手で胸、秘所、アナルをはじめ、全身を犯されるアイラス/蟲によりアナルを犯され、中のモノを食べられながら絶頂するアイラス/絶頂させないように作られた蟲により延々と焦らし責めされ、悶え狂うアイラス/蛙の形をした蟲により犯され子宮に卵を産み付けられ、産卵させられるアイラス/妊娠し、ボテ腹のままアナル挿入されるアイラス/触手に拘束されながら嬲られ、嘘を吐けないよう改造され処女を奪われる過去のアイラス

ミミィ
嘘を吐けない身体にされ、媚薬付けにされたまま言葉責めとともに嬲られ、触手により尿道、秘所、アナルを一度に犯され、受精させられるミミィ/全身を改造され性奴隷化、母乳を噴出しながら蟲を産み落とすミミィ/フィーラ達に堕ちた姿を見せつけながら奉仕する(or蟲により犯される)ミミィ/身体を操られ、クリトリスをしごかされ絶頂、自分の手によって処女喪失させられるミミィ/触手拘束され、乳首、尿道、膣、アナル、肥大化したクリトリスの中に産み付けられた蟲達を一度に出産させられるミミィ/体の中身を溶かされ排出させられ作り変えられ、アナルから挿れられた触手が口まで貫通する快楽に絶頂し、元の精神を処刑されるミミィ

フィーラ・フィズ・クワント・アッシュ
触手に拘束され、フィズ、クワントの目の前でギャリコの触手により処女喪失させられるフィーラ/フィズ、クワントの見ている前で触手に犯され処女喪失、受胎させられるフィーラ/フィズ、クワントを護るため、強制的に口に入る限界の大きさのギャリコの触手にフェラさせられ、前とアナルを同時に嬲られるフィーラ/自分の体から触手を生やされ、欲望のままギャリコの秘所とアナルを犯してしまうフィーラ/フィーラに生やされた触手を鎮めるために奉仕するフィズ、クワント→フィーラの触手により犯されるフィズ、クワント→その結末に発狂するフィーラ/ギャリコの触手に犯されながら、狂ったフィーラの尻尾触手によって両穴を犯され、処刑されるアッシュ

ギャリコ
アナルに挿入されたまま、ブラシ触手に乳首、秘所を愛撫されるギャリコ/触手に愛撫されながら挿入されるギャリコ

複数
アイラスの前でフィーラの尻尾触手により二穴を犯され、アナルから口へと触手を貫通されるミミィ→絶頂封印され、陥没乳首と秘所をフィーラとミミィに嬲られながら、焦らし責めされるアイラス/触手で拘束され、改造されたミミィのクリトリスで犯されるアイラス/巨大ミミズの蟲をアナルから挿れられ、口まで貫通させられるアイラス、ミミィ/沼の中、何十匹ものドジョウの蟲に乳首、尿道、膣、アナルへと侵入され、狂うほどに絶頂させられるミミィ、フィーラ/母乳を出せるように胸を改造され、お互いの尿道と膣に相手のミルクを流し込まれるフィーラ、ミミィ/二股に分かれた主人の触手に奉仕するミミィ、フィーラ/ふたなりにされ、ミミィに逆レイプされるアイラス/フィーラの尻尾触手2本に秘所を犯されながら、ミミィの巨大化クリトリスにフェラさせられるアイラス/正気へと戻され、秘所とアナルを犯されたまま爆乳、ふたなり化させられ、絶頂出来ないまま胸とふたなりを触手に吸われ焦らし責め、一気に絶頂させられ、存在全てを融かされるミミィ、フィーラ/ギャリコにより脳を弄られ、自分から肉体改造を強制的に懇願させられ、爆乳化され、膣をイボまみれにされるアイラス→ミミィ、フィーラに言葉責めされ母乳を飲まれながら、乳首、尿道、膣、アナル、全ての穴を触手2本づつで犯され、絶望の中燃え尽きるアイラス/蟲により完全に作り変えられ、ギャリコの椅子、机、肘掛となったアイラス、ミミィ、フィーラ/触手拘束されたまま、胸とクリトリスを巨大化され、ギャリコに操られたフィズとアッシュに責められるアイラス、フィーラ→触手により乳首、尿道、膣、アナルを犯され、絶頂の度に刺青を1つづつ刻まれ、全身を覆い隠すほど刻まれて絶命するアイラス、フィーラ/寄生された蟲を産み落とし、寄生され理性を奪われ、生やされたふたなりと触手でフィーラの尿道、膣、アナルを犯しつくすアイラス

≪総評≫
 シナリオ、えちぃ、CG、音楽と、全体的に高いレベルであり、丁寧に作られた作品。
 触手特化作品としては、まず間違いなく最高位に位置する出来だと思います。とりあえず、触手シチュ・肉体改造シチュ好きなら迷わず突撃して問題ないでしょう。
 『4』も出したい〜みたいなことを言ってましたし、もし出るならこれに匹敵するようなのを期待したいですね。

 08/04/03




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