鋼鉄の魔女アンネローゼ


舞台は廃棄された都市・アミダハラ。
魔界の住人や犯罪者、武装難民の類いが跋扈する闇の畔で探偵業を営む魔女剣客・アンネローゼのもとに美樹と名乗る少女が助けを求めてやってくる。
「兄を探して欲しい」 と。

少女の依頼がキッカケとなって、アンネローゼはアミダハラに巣食う闇の勢力との壮絶な死闘に巻き込まれてゆく……!


≪シナリオ・プレイ感≫
 ライターはそのだまさき氏、フレーム氏、松本竜氏、ZEQU氏、笹山逸刀斎氏の5名。

 廃棄された中、様々な無法がはびこる都市・アミダハラで探偵業を営む魔女・アンネローゼと、その従者であり助手を務める不死者・六郎。彼女らの元に訪れた少女からの依頼をきっかけに、その裏に渦巻く陰謀に巻き込まれていく、というのが主なシナリオ。
 構成としてはメインとなるグッドエンドへのルートが一本あり、選択肢によりそこからバッドエンドルートへと分岐していく感じですね。
 シナリオは全体的にあまり奇を衒ったようなところは少なく、概ねオーソドックスな感が強めでしょうか。いつもと比べてやや高めな値段設定なこともあり、低価格帯としてはそれなりなボリュームでしたが、えちぃシーンに加えて盛り上げどころなんかもちょくちょく入ってくることもあってさくさくと進められたように思います。
 あと、一応『退魔忍』シリーズと同じ世界観という設定ではあるんですが、ラストの方でちょびっと示唆される程度でそちらのキャラが絡んでくるとかは無いので特にプレイしてなくても問題なく楽しめるかと。まーそれはそれで寂しい気もしますし、そこら辺の絡みは『IZM』なんかで描いて欲しいですね。

 しかし、ちょっとキャラを多く出し過ぎかなーと思える感は少なからずあったように。
 メインであるアンネローゼや主人公、次いで一緒に行動することの多いミチコや美樹あたりにはスポットが当たることも多いんですが、それ以外のキャラについてはどうにも少なく思えた印象。敵役なんかはその傾向が強く、阿修羅とか山田とかに至ってはもう何のために出したのかが分からないレベルでしたね。それほどシナリオで出番があるわけでもなく、かといってえちぃシーンに絡んでくるわけでもなく。
 ボリュームを増やすためにキャラ数を多く、というのも分かるんですが、下手に多くするだけであればその分個々のキャラの肉付けを厚くした方が個人的には良いと思います。



 えちぃシーンはメインシナリオではアンネローゼとの和姦+それ以外のヒロインとの和姦、凌辱、バッドエンドルートではアンネローゼへの凌辱が中心といった感じですね。比率としては6:4ぐらいで凌辱のが多めでしょうか。
 質の方は特に問題なく、和姦・凌辱と、どちらも共通してヒロインが快楽により蕩かされながら〜、といったシチュを楽しめたように思いますね。特に凌辱シチュは基本バッドエンド直行となっているためもあり、容赦なく堕としていってくれて良かったですね。
 全体的に快楽寄りな傾向が強く、シーン数の関係もあってか和姦に凌辱にしろ速攻でヒロインは感じるため、じっくりと堕としていくようなのを期待しているとちょっとあれですが、そこを除けば概ね満足出来るものだったと思います。

 ただこちらもシナリオ面と同様、キャラ数が多いことがネックになっていたように思えましたね。
 シーン数は全19シーンと十分にあるんですが、アンネローゼ含めてヒロインが5人と多いため分散気味になってしまっていてと。メインヒロインであるアンネローゼは12シーンと大半を占めているものの、それ以外は1〜3シーン程度とかなり割を食ってます。美樹、メイフォンに至っては各1シーンのみですし。
 このためか、上でも述べたようにマッハ堕ちな傾向が強かったり、ルート毎のシーン数のばらつきなんかが少々目に付いたように思えました。

≪グラフィック≫
 原画家はカガミ氏。
 CGは全45枚、内訳はアンネローゼ:29、ミチコ:5、美樹:2、メイフォン:2、アイシュ:5、その他:2。
 差分は1〜9枚ほど。

 これまでのカガミ氏の過去作同様、ヒロインの身体の肉感やどろどろとした汁気などが非常に良く出た絵柄となっていますね。フェラしてる際のいわゆるひょっとこ顔がちょっとやり過ぎに思えましたが、概ね申し分の無いレベルでまとまっていたと思います。

≪サウンド・ボイス≫
 ボーカル曲は舞子嬢でED『背徳エレジー』、BGMはいつもながら音楽鑑賞が無いので数不明。多分、それほど多くは無いかと思います。
 BGMは日常シーンや戦闘シーン、えちぃシーンなど、全体を通して暗めでダウナーな曲調のものがメインですね。出来としてはそう悪くは無かったように。

 ボイスの方も特には問題なかったかと。どの方も、概ね上手く演じられてたかと思います。

≪システム≫
 フルインストールで870MB、ディスクレス起動可。
 まあいつものリリスのシステムですね。使い辛いとは思わないものの、シーン回想中にコンフィグ開けない、回想中に回想選択に戻れない、という点はやはり不便には思います。ここらへんは改善しても良いと思うんですけどねー。

≪えちぃ≫
 シーン回想は全19シーン。内訳はアンネローゼ:12、ミチコ:2、美樹:1、メイフォン:1、アイシュ:3。

 シチュとしては敵に捕らわれての凌辱シチュ、主人公を相手にしての和姦シチュがメインですね。それぞれの割合としては6:4ぐらいといったところ。
 凌辱にしろ和姦にしろ、どちらにしても快楽により蕩かされて、といったテイストが強く、シーン数の関係か基本的に強力な媚薬を打たれ、もしくは愛撫によって昂ぶらされて早い段階で快楽に対して従順となるため凌辱的なテイストは少なかったものの、それ抜きにすれば概ね質としては高かったですし満足出来るものだったように思います。シーン毎のボリュームも低価格作品としては十分以上でしたし。

 プレイ内容としてはキス、愛撫、フェラ、パイズリ、手コキ、各種体位、道具、アナル、輪姦、といったところ。凌辱の方は男達により、和姦の方は主人公により直接に、というのが大半ですね。大体はヒロインが責められるものとなっており、ヒロインの方から責めるのは少なめ。また、それ以外だと触手や魔物によるものがいくらか、といった感じでしょうか。

≪気に入ってるシーン≫
アンネローゼ
立ったまま拘束され、媚薬を身体に打ち込まれた状態で男達により性感帯を弄られていくアンネローゼ→押し倒され男による挿入に処女を奪われ、薬により敏感になった身体を責められていくアンネローゼ→そのまま四つんばいにされ、秘所に直に薬を塗りこまれながらアナルに挿入され、全身を犯されながら絶頂させられていくアンネローゼ/力を奪われた身体を男達に押さえつけられ全身を弄られた後、100人の男達により延々と輪姦され絶頂させられていくアンネローゼ→完全に屈服し、秘所を犯されながら自身の身体で自慰する男達の精液を嬉々として浴びていくアンネローゼ→全身で男達に奉仕し手のひら一杯に出された精液を飲み干す様を撮られながら、奴隷としての宣言をしていくアンネローゼ/娼婦にされ、アナルをバイブで責められながら男たちのアナルを舐めさせられ、出させた精液の入ったグラスを飲みながら絶頂させられていくアンネローゼ→客へのビールを持たせられたまま、男達により秘所やクリトリスを責められた後、落とした罰として輪姦されていくアンネローゼ

≪総評≫
 シナリオ面はそれなりなものの、えちぃシーンはボリュームもあって内容も濃く良作と思える作品ですね。ただ、シナリオ・えちぃシーンの両面でキャラ数がかなり多いための弊害が出ていたのが難点だったように思います。

 10/06/01


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