ボクがワタシになった理由
〜女装計画〜


幼い頃両親を事故で亡くし、残されたのは双子の姉弟。
主人公 篠宮葵は、双子の姉 篠宮真白と道ならぬ関係にあった。
姉に苛められる事に悦びを覚える弟と、弟を苛める事に悦びを覚える姉との歪んだ淫らな関係──。
そんなある日、真白から “女装し”同じ学園に通うことを命じられる。

アドラシオン女学園。
そこは深窓の令嬢と呼ぶに相応しいお嬢様たちの通う全寮制の学園だった。
姉の真意も知らされぬまま女装し双子の妹として学園・寮生活を送る日々。
しかし、ふとしたことからある女性に男だとばれてしまい……。

秘密を知られた葵は彼女の言いなりとなり穢されていくのか、
それとも彼女を徹底的に穢し、口封じを試みるのか──。


≪シナリオ・プレイ感≫
 ライターはもぐるモグラ氏。

 双子の姉の命令によって通うこととなった女学園の中、そこに通う女生徒や女教師を犯し、犯されていく話。
 全体的にシナリオ面にはあまり力は入れられておらず、えちぃシーンに特化した感じですね。
 オープニングで各ヒロインの顔見せを終えてからは早い段階で個別ルートに分岐し、日常イベントなんかはつなぎに入る程度で後は基本えちぃシーンが連続していく構成と。
 全ヒロインクリアした後に進むことが出来るハーレムルートでは今まで述べられなかった真相が明らかに、といった展開もあるものの、それまでの時点で大体予想はつきそうなものですし大したものではないですしね。
 とりあえず、そういう面に期待すべき作品ではないですが、そこは割り切って単純な実用ゲーとして見ればそう悪くなかったんでないかとは思います。


 
 メインとなるえちぃシーンの出来は女装主人公というシチュエーションが平気なんであれば、概ね満足行くレベルだったとは思いますね。
 ほぼ全シーンにおいて主人公の顔や身体が映りこむのに加えて主人公のセリフはフルボイスだったりと、普通の作品でそんなんやられたらまず確実に批判してるとこですが、容姿に声と完全に女性のそれですし特に問題ないでしょう。男が映りこむのはあまり好きませんが、個人的には男の娘なら割とアリ。

 ただ、女装受けな要素に期待してるとちょっと肩透かしな部分はありましたね。個人的には少なからずそういうのを楽しみにしてたところはあったので、そこは残念。
 『女装少年が可憐な女の園で穢し穢されADV』というジャンルが指す通りメインとなるシチュは主人公がヒロインを責めていくもの、ヒロインが主人公を責めていくものといった感じなんですが、主人公がほぼ完全に受けに回るのははるかと雫ルートくらいで、他のヒロインについてはいくらかヒロインが責めていくのがある程度で主人公が攻めに回ることがほとんどなんですよね。『苛められることに喜びと快感を覚えるM気質』という主人公紹介やコンセプトなど、OHPでの作品紹介を見る限り個人的には半々ぐらいなものだと思っていましたし、出来ればあと1、2ルートは主人公受けに回して欲しかったかなと。

 また、『穢し尽くす』とか言ってはいるものの、全体的にテイストとしてはヌルめですね。最初の方こそ脅迫し弱みを握るなどして犯していく、もしくは犯されるといった感じではあるんですが、どのヒロインにしろ中盤以降は同意の下での関係になったりなので。ルート後半とか普通に談笑してたりするわ恋人関係となるのも少なくないわと。



 とりあえず、難点となっているのはやはり、8人というヒロイン数の多さでしょうか。
 シーン数は70ちょっとと十分にあるとは思うんですが、それをヒロイン8人+ハーレムルートでやりくりしてるために分散してしまっているところはありました。多いヒロインだと9シーンほどあるんですが、割を食って6、7シーンとやや少なめとなってるヒロインも数名いたりで。
 文乃・はるか、柚子・雫、深樹・アネッサ、真白・紗英と、関わりのあるヒロイン間での絡みはそれなりにあるものの、それ以外の組み合わせでの絡みはハーレムシナリオで以外ほとんどありませんし、ハーレムシナリオでも9Pとか入ってくるんですが流石に一度に相手出来ないためにあぶれるヒロインも出てきたりなので、出来ればもうちょっとヒロイン数を絞って欲しかったと思いますね。そうしてヒロイン毎に受け攻め両方のルートがあればベストでした。
 そらまあバリエーション多いに越したことはないでしょうけれど、だからといって多ければ良いというものではありませんしね。

≪グラフィック≫
 原画家は桜ロマ子氏。
 CGは全93枚、差分は1〜5枚ほど。

 つるみくなどでよく見かける方ですね。塗りが違うためか、大分印象が違います。
 いつもながら全体を通して特に崩れることなく、安定した質を保ってたように思いますね。どちらかというと可愛らしさを押し出した感じですが、えちぃシーンの絵柄は相変わらず良い感じです。
 しかし、主人公のモノが正直デカ過ぎですね。どう見てもスカートやブルマに収まるようなブツじゃありません。めっさ馬並み。
 

≪サウンド・ボイス≫
 ボーカル曲はなく、BGMは全19曲。
 BGMは日常シーンでのほのぼのとした曲調、緊迫した場面でのシリアスな曲調、えちぃシーンでの暗い曲調のものや落ち着いた曲調のものと満遍なく揃っている感じですね。出来としては全体的に結構良い感じだったんじゃないかと思います。

 ボイスの方も概ね問題は無かったかと思いますね。ヒロイン数の多い作品でしたが、下手に感じる方もいなかったですし。
 主人公の声も最初から最後まで全シーン入ってはきますが、民安ともえ嬢の演技もあって特に抵抗は無かったですね。彼女の声質は中性的な感じが強いのでこういうキャラには合ってます。

≪システム≫
 フルインストールで2.1G、ディスクレス起動可。
 回想シーン時、右クリックが回想選択へ戻るかどうか表示するのにしか対応してないのはちょっとマイナス。実用目的としてはウィンドウ消させて欲しかったですね。

≪えちぃ≫
 シーン回想は全74シーン。内訳は文乃:8、はるか:9、柚子:8、雫:9、深樹:9、アネッサ:7、沙英:6、真白:6、ハーレム:12。

 シチュとしては前半は弱みを握り脅迫して犯し犯されるもの、後半は主人公、ヒロインとえちぃことをするのを受け入れての和姦といったのがメインですね。アネッサ、紗英、真白については序盤からほとんど和姦です。
 主人公がM寄りなのははるか、雫ルートくらいなため、全体的に主人公が攻めに回る傾向が強いですね。それ以外のヒロインでもいくらか入ってきたりはするので作品全体で見れば少ないわけではないんですけど、出来ればもうちょっと受けシチュメインなルートが欲しかったです。

 プレイ内容としては愛撫、フェラ、自慰、手コキ、足コキ、クンニ、パイズリ、道具、各種体位、アナル、といったところ。変わったところだとMシチュとしてヒロインからの胸舐めや足指舐め、双頭バイブを付けたヒロインによる挿入などありましたね。そういうのを除けばそこまで奇を衒ったようなのはあまり無かったように思います。
 
 シーン数も多く尺もそれなりにあるんですが、やはりヒロイン数の多さが評価を下げる一因になってますね。ハーレムでの大人数プレイを売りにしたりしているものの、多過ぎてあぶれるヒロインも結構いましたし、描写も人数が多い分分散してたりですし。
 数を多くしてそれぞれの割合を薄めるよりも、一人一人をしっかり作りこんでくれた方が葉月としては好印象だと思うんですが。

≪気に入ってるシーン≫
文乃
拘束されたまま真白に胸と秘所を愛撫されながら、葵に挿入され処女を奪われていく文乃/真白と競いながら、ベッドの上に拘束された葵をアナル舐めで絶頂させていく文乃/保健室にて、ナース服を着た葵の上に仰向けになり、胸を愛撫されながら挿入されていく文乃

はるか
体操服を着た葵のものを取り出し、オナホールで責めたてて何度も絶頂させていくはるか/立ったまま壁に手を突いた葵を、文乃と電話で話をさせながら腰に付けたペニスバンドで犯し、射精させていくはるか/ベッドの上に横にした葵の上にまたがり、文乃が眠るすぐ横で自分から騎乗位で挿入し、処女を捧げていくはるか/ウェディングドレスを着た葵を押し倒し、アナル舐めで責められ射精する様を携帯で録画していくはるか

柚子
雫と一緒に裸で首輪を付けられたままベッドに押し倒され、アナルを責められる雫を横目にコンプレックスを言葉責めされながら犯されていく柚子/保健室にて、裸にバイブを挿入されたまま、自分がいるとは知らないクラスメイト達からの陰口を聞かされながら四つんばいで葵の足指を舐めさせられ、失禁しながら絶頂させられていく柚子/雫を守るため、対面騎乗位で挿入されながら何度も絶頂させられた身体で葵を射精させようとしていく柚子→既に堕ち、葵に挿入され処女を奪われながら自分から快楽を求めて喘ぐ雫を見せ付けられていく柚子


真白に誘われアドバイスされながら、ベッドに横になった葵の胸を爪と舌とで責めて絶頂させていく雫→ナース服を着て四つんばいにした葵を、アナル舐めと手コキで責め射精させていく雫/柚子を後ろ手に拘束し、葵に挿入され処女を奪われていく秘所を見せつけクンニさせていく雫→葵に持ち上げられ背面座位でアナルを犯されていく柚子の処女をバイブで奪っていく雫/首輪に掛けられた鎖を雫と真白に引かれながら立ったまま交わらされ、快楽を貪りながら連続で絶頂させられる柚子と葵

アネッサ
夜の教会の中、葵にフェラさせられたことを思い浮かべながらアナルビーズで自慰するアネッサ→それを見ていた葵に四つんばいのまま処女を奪われ、更にアナルに挿入されて絶頂させられていくアネッサ→足を抱えられたまま子宮口まで責められ喘ぐ姿を神前に晒していくアネッサ/下着を被せたものに真白と一緒に足コキで攻めていくアネッサ/教会の中、拘束を施され、アナルとクリトリスを指とローターで責められながら立後背位で責められていくアネッサ

≪総評≫
 えちぃシーンの質的にはそれほど悪くは無かったものの、ヒロイン数がやたらと多くシーン数が分散気味となっていたり主人公の女装受けシチュの割合もそう多くは無かったりと、ちょっと不満の残る出来だったように思いますね。
 このブランドはヒロインの数ばかり多くするんでなく、もっとそれぞれの質を充実させてくれた方が良いと思ったり。

 09/10/20


感想・コメントなどありましたらどぞ。



もどる