姫∽神1/2


頭打ちをはじめた文明がもたらす光により、影に潜む住人が更なる闇の底に追い込まれた現代。
神、怪異、霊威、妖怪、魔族etc… 一般の人間にはそれらがすでに眉唾になり、書物や電子媒体のなかでしか存在できなくなり始めた現代。
その中心である大都会の駅に一人の少女が降り立つ。

彼女こそ、太古の昔からこの国を影から護り、現代では巫霊庁と名を変えた機関の命により警察内に試験的に作られた部署『神霊課』に配属された新人の巫女。

少女の名前は九鬼 空(くかみ くぅ)という。


≪シナリオ・プレイ感≫
 はびこる怪異へと対抗するために都会へ降り立った巫女の話。
 ライターは今までと同じく、ZEQU氏。

 今回ブランド初のフルプライス作品ということもあってか、『聖騎士産卵記』、『魔法少女ナユタ』の前二作よりもボリュームは増されていますね。1シーン1シーンが全作までよりもかなり長めになっています。良い意味でも悪い意味でも。
 少しばかり、間に挟まれる日常シーンが冗長なきらいはあるように感じましたが、メインであるえちぃシーンではそのシーン数の多さと長さを活かし、じっくりと、ねちねちと思う存分に責め嬲っているため、メリットを考えればその程度のデメリットはさしたる問題にはなりませんでした。

 シナリオについてはそこそこな出来ではあるものの、それなりにまとめられてはいたかと。ティアマートの正体など、伏線も大体はしっかりと回収できていますね。
 とりあえず、シナリオ上で一応重要な部分が、バッドエンドルートに入ると速攻でさらっと地の文で語られるのはどうなのかとは思いますが。ニナ父のとか。
 まあ、別段意外性のある内容でもなし、というかブランドサイトのサンプルCG見た段階で大体予想はつきそうなもので特に問題はないんですけども。

 肝心のえちぃシーンでのえげつなさには更なる磨きがかかってますね。
 犯され、孕まされ続けられ、ようやく壊れられると思えば狂う直前の記憶を別の体に移植されエンドレス、だとか、意識をわずかに残したまま存在全てを文字通り溶かされ、怪異に吸収されたり、だとか、一切出口のない密閉空間に大量のゾンビと一緒にされて見捨てられたり、だとか。
 終わりがないのが終わり、死んだ方が遥かにマシっていうシチュは久々に見ましたねー……。
 よく考え付くものだと妙に感心しますね。もちろん褒め言葉ですが。そういう容赦ない展開を期待してますので。

 ですが、極端にきつかった、というわけではなかったですね。それでも決してソフトではありえませんが、その境のギリギリでバランスが取れている、という印象。
 CGではほぼ全ての割合で触手が入っているものの、グロテスクな描写は抑え目、その代わりにテキストではかなりやりたい放題やってはいるものの、あまりそういったのは感じませんでしたね。

 ……まあ、それでもゼロではなく、いくつかちょっと私的にきついのはありましたが。膣のキャパシティの限界を遥かに超える、ヒロインの胴以上の大きさのモノを無理やり挿入され、大量の血が流れるとか、前後の穴へと骨を限界まで詰められ、ブラックアウトとか。

 エンディングは空・レイファンとでグッドエンドが1つづつと、その他のバッドエンドが約10近くといったところ。
 選択肢が多く、別ルートでも途中まで全く同じで分かり辛かったりするため、難易度は割と高めでしたね。
 グッドエンドを見ると、初めからでイーシャと十三との馴れ初めについての物語に入ります。この作品で唯一の和姦が入るシナリオですね。

 グッドエンドの方は結構あっさりとしており、ねっとりとしたえちぃシーンと共に終わるバッドエンドと比べると、流石に後者の方が印象に残りますね。当然ながら。
 が、空グッドエンドはそれなりに。数ヵ月後、新人を迎える神霊課の面々、といった感じですが、何でしょうこのハーレム。
 のほほん巫女、ツンデレ神、クール秘書、おっとりお嬢、中身子供悪魔と。やろうと思えば一作作れてしまいそうです。フラグ立てられなかったら狼による寝取られありなの。

 気になる点とすれば……悪堕ちし、ヒロインたちを犯していく空のシナリオでイーシャとの絡みが欲しかったとか、水妖絡みでのバッドエンドでレイファンを犯すのは水妖にして欲しかった、とか。
 前者については別ルートでふんだんにありますから許容範囲ですが、後者はちょっと残念だったり。せっかく今まで仲間だったヒロインの記憶を吸収したものができたんですからそれに責めさせたら良かったのに、と。

 あとは……そうですね。前作までであったのと似たようなシチュをするために前回のテキストを参考にするのは良いと思うんですが、もうちょっとそれと気付かないようにやって欲しかった、というか。『ワタシ』のところをイソラよろしく『ボク』とやってたりしますし。

≪グラフィック≫
 原画家は呉マサヒロ氏、白ぅ〜凪ぃ氏の2名。
 CGは全85枚、差分は5〜20枚程。

 原画家2人の描き方にかなりの違いがぱっと見しただけでも十分過ぎるほどありますが、思っていたよりはは悪くなかったですね。ヒロイン同士が絡むCGもそれなりにありますが、特に違和感を感じることもなくマッチしています。

 汁気、肉感共にいつも通り十分な出来に仕上げられていますね。腹ボコになったり胸を人外の大きさまで膨らまされたりだとかもしょっちゅうですが、そこら辺でもおかしくなるようなのはなかったです。
 また、ほぼ全シーン触手ありですが、グロ過ぎず、グロくならな過ぎずといった感じで抵抗なくやれましたね。

≪サウンド・ボイス≫
 ボーカル曲はyuiko嬢でOP曲『Ancient Soul』、BGMは全11曲。
 傾向としては和風なテイストですね。印象としてはそれほどでもないですが、大体作品と合ってます。
 ただ、それだけにラップ調のがひとつあると浮いてるように思えましたね。

 ボイスの方は特に問題ないですね。このブランドでのレギュラーである計名さやか嬢、ヒマリ嬢、民安ともえ嬢と、良い演技をされてました。

 気になるところとしては、前回もあったんですがボイスを入れる箇所が違ってるのがいくつか。

≪システム≫
 フルインストールで2.5G、ディスクレス起動可。

 とりあえず、デバッガーの人は仕事しろ仕事しろ。
 ……まあ、言われても仕方のない出来でしょう、これ。最初の時点からインストーラーからの実行ができなかったり、音楽とムービーのファイルの場所を間違っているためそのままだと再生できなかったりと。
 前者はインストールフォルダから実行可能、後者も展開場所を変更して解決できますが、どう考えたってプレイして5分も経たないうちに気付くような、PCに疎い葉月ですら少し考えれば解決できるようなミスをするのはおかしいだろう、と。
 
 現在は修正ファイル出てますしそれを当てれば問題解決するため、これ以上は言うつもりはないものの、せっかく他の部分はかなり良くなってるんですからシステム周りももうちょっと頑張って欲しいですね。

 他のところについては、ホイールでテキストを読み進められない、バックログでのボイスの自動再生、クリックでのボイスカットを設定で変えられないなど、以前からの欠点がそのまま。ここら辺は改善して欲しいところですね。

≪えちぃ≫
 シーン回想は全65シーン。内訳としては空:18、イーシャ:16、レイファン:16、ニナ:3、ティアマート:7、その他:5。

 シチュは当然ながらこのブランドの特徴である異種姦がメインですね。一応操られた人間を相手に輪姦させられたり、肉体改造された状態で衆目の中痴態を演じさせられる中で弄ばれたり、悪堕ちして逆レイプしたりというのはいくらかありますが、ほぼ全て妖怪や悪霊などの非人間や触手からの凌辱オンリーですね、いつもながら。あとは悪堕ちしたヒロインとの絡みでしょうか。
 
 ほぼ全てのシーンに共通して、前半と後半に分かれてますね。
 絶望を味合わせたところでほんの少しの希望を与え、そこから更なる絶望へと突き落とすといった展開です。
 基本的に媚薬などを使われてのものが多く、快楽に思考を蕩けさせながら、といった風ですので、痛々しさはそれほど感じなかったですね。

 今回は孕ませるのがバッドエンド直前のシーンのみではなく、シナリオ途中のシーンだろうと平気で孕ませ、出産とありますね。というか、最初のシーンの時点でやってます。シーン全体を見てもかなりの割合で存在し、むしろそういったのがないものを探す方が困難だったり。
 その方法も大体は触手によるものですが、シチュの幅が多くまたかとだれるようなことは全くなかったですね。

 肉体改造系のシチュも豊富ですね。膨乳化、ふたなり化と結構多めです。また、子宮を改造され産卵できる体にされ、とかもあったり。人間でありながら人外の体に作り変えられるとか、たまりませんね。
 あとは、これは肉体改造かと思うとアレですが、TSシチュがあったのが意外でしたね。意表を突かれた感じです。獣姦要員だとばかり思っていた十三があんな良ビジュアルなボクッ娘になろうとは。

 ……本物の意識を別の体にコピーし、堕ちた本体にそれを犯させるっていうシチュがあるんですが、ど〜にも妙にデジャビュを感じてしまいますね。シチュからセリフから、どこかのエルフあたりで。いやまあ、良いシチュですし気にはなりませんでしたが。

≪気に入ってるシーン≫
悪堕ちし鬼化、欲望に抗うイーシャにアナルへの挿入を誘い、犯される空→快楽に堕落し触手に前と後ろを犯されながら空の秘所に挿入するイーシャ、受精し、受精させられる二人/操られレイファンの秘所を触手と共に弄ぶ空→レイファンと一緒に触手にアナルを穿たれる空/胎内に蟲を挿れられ子宮を産卵できるものへと作り変えられ、大量に射精され孕まされ、産卵する空/モルモットとして囚われ、分娩台に拘束され産卵、その卵をアナルに入れられ触手により受精、アナルと口から蟲を産む空/孕まされたまま触手に拘束され、ティアマートに処女膜再生され、触手に貫かれ二度目の処女喪失、再度受精させられ処女膜再生、孵化した触手に内側から処女を奪われる空/妊娠したまま路地裏に取り残され、母乳を出しながら自慰、そのまま産卵、ふたなり化し偶然現れた男達に教えられながらそれで自慰し、卵を受精させようとする空/悪霊に取り付かれ操られたレイファンに秘所をスタンガンで責められ、処女のまま悪霊を孕まされ、アナルにスタンガン挿入、脳を弄られ快楽しか考えないようにさせられ、処女喪失しながら出産するイーシャ/悪堕ちし鬼化した空により体の感度を100倍まで上げられ、足指を触手に弄られながら指で秘所を犯され、性器のように敏感になった足を擦られ絶頂させ続けられるイーシャ→秘所に触手挿入、感度上昇したまま絶頂できなくされ屈服、更に何度も焦らされ失禁しながらの絶頂/孕んだまま鬼化した空に囚われ続け、ふたなり化させられ産み落とした蟲に射精させられるイーシャ/ティアマートにより操られた男たちへ強制的に輪姦させられるイーシャ/悪堕ちし、自身を犯した研究者たちに輪姦させるイーシャ/ティアマートにより子宮と胃に直接魔物を召喚され、アナルを通って出てきた触手の秘所挿入、孕まされ、出産するイーシャ/全身水でできた水妖により口からアナルまで貫かれ、体の芯まで媚薬漬けにされ、両手足を吸収され、わずかに意識を残したままで死ぬことも出来ないことに発狂しながらその存在全てを溶かされ、飲み込まれるイーシャ/体を人形ほどに圧縮され拘束、絵筆で弄ばれ鉛筆で秘所を貫かれ絶頂、そのまま触手により孕まされ、出産するイーシャ/悪堕ちし、犯された秘所の精液と小水、生やしたふたなりを空に舐めさせるイーシャ→空にふたなりを生やし足コキ、精通射精させるイーシャ/媚薬を嗅がされ発情、入りきらない分は同化する死霊のもので犯され、孕まされ、産卵させられるレイファン/悪堕ちした空に失禁するまで秘所を弄ばれ、その後ふたなり化し手コキで精通射精、更にそれを巨大化させられ自分で自分のモノにパイズリし、フェラするレイファン/ティアマートにより、アナルに寄生虫を寄生させられ、その後処女膜再生、育った寄生虫に処女喪失させられ、スタンガン挿入されるレイファン/全身水と精液でできた水妖へとフェラ、そのまま水妖を飲みこまさせられアナルから排泄、出てきた水妖からのフィストファックで受精、出産させられるレイファン/ティアマートにより膨乳化、母乳噴出させられ、更に元の何十倍にも膨らませられ、触手に二プルファックされるレイファン/悪堕ちし、男たちを輪姦に誘い、犯しつくしたそれらを触手化させていくレイファン/クローンの体に本来の精神をコピーされ、悪堕ちした本体と触手により犯され出産、子宮に卵を埋め込まれそれを産卵しながら逝くレイファン/ニナにより囚われ、触手に犯される空/鬼化した空により壊され、堕ちたレイファンのふたなりにフェラさせられるティアマート/空により更に1本ふたなりを生やされたレイファンに前と後ろを同時に犯されるティアマート/堕ちた空、レイファン、ティアマートにより女性化させられ、男だった頃の自分のモノを生やした空にアナルを犯される十三/レイファン、ティアマートに作られたスライム触手に全身を弄ばれながら処女を奪われる十三/何度も孕まされ、出産させられ、ようやく壊れられると思おうと狂う直前の記憶を新しい体に移植され、永遠に犯され続けられる十三

≪総評≫
 触手凌辱モノとしては今まででプレイしてきたものの中でも最高の出来栄えですね。非常に上質な作品でした。
 ここは今後もこういう路線で突っ走って行ってもらいたいものですね。システムの質さえ上がればかなり良いブランドになりそうです。

 08/01/27


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