ハーレム☆パーティ


――ある無名のRPGをクリア寸前の主人公、ハル。
ラスボスの断末魔とともに落雷が主人公の部屋に直撃する…と、目の前にいたのはゲーム内のヒロイン達!?
彼女達はゲーム世界から逃げ出した魔王を追って、現実世界にやってきたという。
にわかには信じられない出来事に動転するハル。
ゲーム内で慕っていた、勇者である主人公に再会できたことを喜ぶヒロイン達。
また、自分達は主人公との性交渉が無いと現実世界に存在できないことが発覚し、ヒロイン達はHしてくれるよう乞い、ハルはそれを受け入れる。
そうして、ハルは魔王捜索を手伝いながら、Hに疎いヒロイン達にHを教え込む日常送ることとなり……。


シナリオ
 ヒロインたちと日々えちぃを重ねながら、逃げ出してきた魔王を探していく、という話。
 ライターは尾之上咲太氏。

 ……正直読んでてだれました。えちぃの場面は読めましたけど、日常シーンがだらだらとしていて。
 なんというか、シリアスとコメディを両立させようとして結局どちらも中途半端になった感がひしひしと。それが何日も続くっていうのはちょっと。各ヒロインごとの展開も大体似たようなものでしたし。
 『ぼくの性剣握って学園コメディAVG』とかジャンル付けしておいてシリアスもなにもないでしょうに。
 
 ですがおまけであるハーレムシナリオはかなりいい感じだと思います。
 記憶喪失の主人公を巡り、ヒロイン同士で取り合いをするという、シリアス一切なしでコメディ一辺倒な展開。
 本編もこのノリだったらもっと高評価でした。


グラフィック  
 原画はかんたか氏。
 可愛らしさと艶っぽさがよく出てますね。えちぃのときの汗のかき方なんか妙にエロスを感じます。
 複数人プレイがメインのため一つのCGに何人も入ることが多いですけど、無理なく描かれていると思いました。


サウンド・ボイス
 主題歌『恋の経験値』、エンディング曲『恋のエンカウント』を合わせた全15曲。
 少なめですが、特には問題なかったかと。

 ポップな感じの曲が多めで、シリアスなのが数曲です。
 印象にはあまり残ってないですね。

 声の方は結構数をこなしている方が多いためかいい感じでした。


システム
 共通ルートが多めなのでスキップする機会が多かったんですが、非アクティブだとスキップは出来ないのが不便に感じました。
 日常が冗長なのでアクティブでなくともスキップしたかったですね。あと、ホイールでテキストを進められないのもマイナスです。


キャラ

アニエス=アードベック=アウグストゥス

 ハルのプレイしていたRPGのヒロイン。王女であり、凄腕の騎士。
 伝説の勇者の末裔であり、勇者ハルと出会えるのを待ち望んでいた。

 凛々しい性格とえちぃのときのうぶな感じのギャップがよかったですね。
 とりあえず『どこのグラドリエル王女?』とか思ったのは秘密。絶対に同じように思った人はいると思います。


クレオ=クラガンモア

 ゲーム内では『雷鳴のクレオ』という二つ名を持つ、伝説の魔法使い。奔放な性格でわがまま。毒舌使い。精神年齢が低い。
 異世界(現実世界)にやってくることができたのは、彼女の能力のおかげ。

 一応設定ではラストダンジョン突入直前なわけですがなんでこんなに仲悪いかなーと。シナリオ中でも他ヒロインを見下す展開とか結構ありますし。
 悪い娘ではないんですけど。 


ソフィスティア=グレイグース

 エルフでメガネのドジ娘。とある部族の首領だが、生来の気の弱さと意気地なさで周囲に迷惑ばかり掛けている。
 
 何もないところで転ぶとかすぐ泣くとか、ドジッ娘のお手本のような人。
 戦闘力は例えればスライム。本当にラストダンジョン突入前かと疑いたくなります。
 えちぃシーンではいやに頑張ってましたが。


ニア=シュリヒテ

 ソフィの従者兼遊び相手のダークエルフ。ウルの双子の姉。
 天真爛漫で能天気な性格。なぜか片言。

ウル=シュリヒテ

 ソフィの従者兼お世話係のダークエルフ。ニアの双子の妹。
 姉とは違い、生真面目で毒を持った性格。 

 シナリオでもえちぃのときも、主に二人一組。
 それぞれの反応の違いとかは見ていて面白かったですね。


杜氏和華

 ハルの姉。親の居ない一家の家事炊飯担当、主人公と同じ学校に通っている、一年先輩。
 弟に萌えており、彼に関することでは時折黒くなる。

 『義』とかはつかない実の姉。
 シナリオの方では彼女の黒い部分がかなりクローズアップされてますね。エンディングもバッド気味でした。


久保田杏

 和華の同級生でクラスメイト。かなりエキセントリックな少女で、普通の概念が一般人のそれとは異なっている。

 電波を最大感度で受信しちゃってる人。
 謎の解明のために処女を捧げるとかはどうなんだろうなーと。


えちぃ
 全57シーン。基本的に一対一よりも複数でのプレイが多めですね。
 いい意味で裏切られた、という印象。実用性も高く、非常に濃い出来です。

 ……ただ、一シーンだけモンスターに凌辱される、という展開があったのはいただけなかったですね。このシーンは別に必要なかったかと。他は純愛オンリーなのに。


総評
 『魔王を追ってきた』という設定を除いて、ドタバタなコメディにしておけばと思える作品。
 魔王も出すならいっそヒロインの一人にして一緒に住まわせるとか。
 
 ですがえちぃ目的とか多人数に好かれるのとかが好きであればオススメな作品だと思います。



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