VenusBlood
-Chimera-


大陸西部に位置するユピテル皇国は、悪魔タラニスに脅かされていた。
人間はこれに抗うべく何度も討伐軍を編成するが、強大なタラニスの軍勢になす術もなく、生贄の要求に大人しく従うしかなかった。
……そして時は流れ、「生贄の儀」の時期が迫る。
生贄としてタラニスの居城へと向かう3人の姫。だが、彼女たちは悪魔に一矢報いんと、密かに「王家の宝具」を持ち出すのだった。
しかし、これがキメラによる終わりなき異種姦調教への悪夢の始まりだということを、彼女たちはまだ知らない……。



≪シナリオ・プレイ感≫
 魔力を蓄えるため、生贄としてやってきた姫たちを触手調教していく話。
 ライターは西矢沙広氏。

 シナリオはそう悪くは無いですね。凌辱モノとしては。退屈しない程度に起伏はありますし、ヒロインが堕ちていく様子も描写出来ていて概ね満足行くものだったように思います。
 とりあえず、主人公が微妙に良い人なせいもあってか、雰囲気は割かし温めですね。妙にほのぼのしてると感じることさえあったりします。調教が進んだ中盤以降なんか、ヒロインもデレて主人公も満更でもなかったりで。スパンキングしたり肉体改造したり卵産み付けたりと、やってることは結構容赦ないものの、あまり酷いことしてるといった感覚を受けないというか。調教に使う触手にしても主人公の一部ですから何気に独占色強めですし。
 また、主人公の目的はヒロインの体から良質な魔力を得ることであって傷付けることは好まないですし、従う者には基本的に寛容なため、魔力を頂く見返りに死ぬまでの間くらいは幸せにしても全く構わないと言い切ったりすることもあって、まあそれほど抵抗は無かったですね、個人的には。
 ヒロインの境遇が全員生贄と差し出された身でもし無事に国に戻れても良い結末になる望みが薄いため、正直どちらが救いかとすれば素直に従った方がよほど賢明なところはありますし。
 
 というか、ブランドの志向なのか、トゥルーエンドシナリオ終盤がやたらと熱いのは仕様なんでしょうか。主題歌をバックにしながらの3姫との共闘とかは何気に燃え展開として良かったですねー。大好きですそういうの。



 作品の特徴であるSLGパートは概ね『奴隷将校クラリス』と同じような感じですね。一切の乱数が無い、ランダム要素を排した作り。大筋は前作と同じなので割愛しますが、九尾系列らしく、いつも通りゲーム性が高く楽しめる出来だったと思いますね。少しでも多くの点を取るためと試行錯誤しつつハイスコアアタックするのもなかなか燃えるものがありますしね。ブランドスレの方々ばりの数百万点というレベルのスコアをどう出すのか未だに分かりませんが、前回よりちょっとでも点数が多くなるのは嬉しかったり。
 
 エンディングはミネルヴァ、ミディール、ブリジット、アーニャそれぞれとの個別エンドにトゥルーエンド、加えてハーレムエンドが2つ、バッドエンドが4つの、全9つ。
 各エンディングに到達する条件はインストールフォルダ内に細かいヒントが用意されているので特に難しいことはないかと思います。2周目以降のクリア特典も豪華なので、適当に進めて一度バッドエンドを見てそれを取得してから本腰入れるのもアリでしょうし。

 ただまあ、やはりマイナス点となるのは1プレイにかなり時間が掛かることですね。一度見たシーンは全てスキップ出来るようになりますし、大体のイベントを見た状態であれば一周に掛かる時間は結構短縮できるものの、それでも毎周のスパンは短くはないですね。エンド回収のために数周はこなすことになりますし、ハイスコア狙い以外のえちぃシーン目当ての人にはかなり面倒に感じる部分はあるかもです。

≪グラフィック≫
 原画家はトシぞー , 丹下ゲンタ 黒崎寛哉 , ソメジマ氏の名。
 CGは全108枚、差分は1〜6枚ほど。

 九尾系列ではいつも通りな出来、といった感じですね。全体的に水準以上の質を保っていたように思います。そこまで高いレベルではないとは思いますけど、独特の味があって嫌いじゃないですね。
 ……しかし、九尾がロリ好きなのはいつものことでミディールは普通に可愛いと思いますし、ブリジットも獣人らしくケモノ耳というアピールポイントがあるんですけど、メイン格であろうミネルヴァにいまいち華が無いような気はしますね。悪くは無いんですけど、何というか……地味?

≪サウンド・ボイス≫
 ボーカル曲はYURIA嬢でOP曲『キオク』、BGMは全8曲。
 BGMは落ち着いた暗めの曲調のものがメインですね。出来としては結構良かったんじゃないかと思います。戦闘での熱い曲調のも割と好み。

 ボイスの方は概ね問題なく演技されていて良かったと思いますね。ただまあ、金松由花嬢がちょっと合ってなかったような気はあったり。変にイントネーションが高くてカタコトなように聞こえてしまうんですよね、どうにも。

≪システム≫
 フルインストールで1.47G、ディスクレス起動可。
 プレイしていて必要になりそうなのは概ね揃っていますし、特に不満を感じるようなことは無かったですね。スキップも既読シーン、全シーン、調教シーンのみと揃えられてますし。

≪えちぃ≫
 シーン回想は全96シーン。内訳はミネルヴァ:23、ミディール:24、ブリジット:24、アーニャ:5、ダーナ:5、複数:15。
 一部イベントに3姫それぞれの最終調教がレベル別に3つづつ、あとバッドエンドなんかの回想に枠が取られてたりしますが、それでも結構多めですね。

 シチュとしてはアーニャ、ダーナを除いて、ほとんどのシーンは抵抗するヒロインへの触手凌辱ですね。それ以外のはほぼ皆無と言っていいでしょう。
 シーン数は結構多めではありますが、概ね安定した質を保っているように思いましたね。主人公がヒロインに割と好意的ではあるものの、それによって調教の手が温くなることもなかったですし、調教されていくにつれ快楽に従順になっていくのが描けてたかと。

 その他だと、肉体改造シチュはそれなりにありましたね。母乳出させられたりフタナリ化させられたりと。というか、メイン3人全員にロリ化シチュがあったりする辺り、スタッフはつくづくそういうの好きだと思いますねー。『天ツ風』でもやれるなら確実にやってたと思います。
 あと、ミディールは序盤処女を守る魔法が掛けられているため前処女のままアナル調教され、その後もアナル多めだったりするので好きな人にはたまらないかと。

 とりあえず、これは個人的に思うだけなんですが、リールが絡むシーンはもうちょっとあって欲しかったかなー、とか。うぶな少年がサキュバスに調教されて奴隷にされるとか結構ツボでしたし。最初のシーンでワンターンキルされたのがちょっと残念。
 心も体も全て自分以外の男に奪われて喘ぎまくる妻を見せつけられ、更に彼女から鞭で打たれ罵倒されながらアナルを犯され、それにすら悦びを覚えるような真性のM奴隷にされるとか、一国の王っていう設定も相まってなかなか惨めで悪趣味で気に入ってたり。

≪気に入ってるシーン≫
ミネルヴァ
『「双頭毒蛇」アンフィスバエナ』毒を盛られ、それを解毒するためにフェラさせられるミネルヴァ/『「魔核ゼリー」ゲル・アメーバ』スライム触手を全身に塗され、その効果による痒みに耐え切れずに自慰に耽っていくミネルヴァ/『「夢魔の宴」インキュバス』恋人との行為の幻覚を見ながら、触手に嬲られる快楽に耽るミネルヴァ/『「慟哭蟲」マンドレイク』触手に二穴を責められるのに酔いながら、夢中でフェラしていくミネルヴァ/『「雷核霊」スレイプニール』電気触手に全身を責められ、苦痛の中失禁しながら絶頂していくミネルヴァ/ミネルヴァエンド『クロトの落日』触手で全身を責められながら、祖国の国民全てが触手で蹂躙されていくのを嬉々として眺めるミネルヴァ

ミディール
『「餓魔蛙」ギガントード』拘束されながらアナルに卵を産み付けられ、一気にそれを産まされるミディール/『「再生魔蟲」ブラッドロア』処女膜を何度も再生されながら、破られる苦痛に感じていくミディール/『「溶解生物」ゼラチナスウォール』全身をスライムの中に取り込まれ、酸欠になりながら触手で責められる苦痛と快楽に悶えていくミディール/『「夢幻蟲」カハク』幻覚を見せられながら、羽ペンで胸を責め、自分で自分に苦痛を与えながらの自慰に耽っていくミディール/『「擬態獣魔」ドッペルゲンガー』自分の体と思考をコピーした魔物に二穴を同時に犯されながら、フェラに夢中になっていくミディール/ミディールエンド『穢れた聖女』主人にアナルを責められるのに喘ぎながら、真性M奴隷に開発されたリールを鞭で打ち、罵倒しながらそのアナルをフタナリ触手で嬲っていくミディール

ブリジット
『「発泡蟲」ロッソ』小型の蟲を腹が膨れるほど膣内に挿れられ、それを一気に吐き出しながら絶頂させられるブリジット/『「鎧蟲」クローサー』触手で出来たスーツに性感帯を責められ、更に拘束されながら二穴を犯されるブリジット/『「堕落の果実」リリス』全身の感度を上げられ、見られていると知りながら夢中で自慰し、同時にアナルを犯されながら快楽を貪っていくブリジット/『「大性獣リヴァイアサン」』腹が膨れるほど精液を注ぎ込まれながら犯され、全身を精液まみれにされるブリジット/『「吸精樹」ドライアド』身体を幼くさせられ、持ち上げられながら秘所を巨大触手に貫かれ、快楽に耽っていくブリジット

アーニャ
『アーニャ仕置2』触手で拘束されたまま、仕置きとして後ろから犯され、悦ぶアーニャ/『使い魔の奉仕』朝、ベッドの中に入り込んでフェラ奉仕するアーニャ/アーニャエンド『忠実なるしもべ達』後ろから挿れられて喘ぐ姿を触手に拘束され焦らし責めされ続ける姫たちに見せつけていくアーニャ

ダーナ
『夢魔のきまぐれ』メイド服を着、パイズリで責めていくダーナ→背面座位で挿入し、快楽を貪るダーナ/『陥落の日々』性技で翻弄し、快楽に蕩かせてリールを堕落させ、奴隷としていくダーナ

複数
『「慟哭番蟲」マンドラゴラ』フタナリ触手を生やされ、ミディールにイラマチオさせるミネルヴァ、苦痛に酔いながら、それを受け入れていくミディール→ミディールを押し倒し、正常位で何度も犯していくミネルヴァ/『「聖者姦淫」サバト』、後ろからアナルに挿れられて快楽に喘ぐミディール、その前で目隠しと拘束を施されたまま主人であるダーナにしごかれ、妻に射精するリール→初めての夫婦の契りを交わさせられながらも、それぞれの主人にアナルを犯される感覚に酔っていくミディールとリール/『「催淫感染菌」ベルゼビュート』全身の感度を上げられ、重ねられながら触手で責められていくミネルヴァ、ブリジット/『「混沌万華鏡」カレイドミラー』身体を幼いものへと変えられたまま触手に拘束され、両穴を犯されていく3姫/3姫堕落エンド『永劫を渡る者』妊娠させられ、ボテ腹のままアナルを触手に犯され、嬉々として快楽を貪っていく3姫

≪総評≫
 触手シチュにゲーム性と良く出来ており、それ目的であれば概ね満足行く作品だったかと思います。シーン数も多いですし、安定した質を保っていてと、九尾系列らしい安定した出来。
 ただ、ちょっと周回プレイが面倒に感じるところはありますので、ある程度注意は必要かもです。

 08/11/19


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