宇宙刑事ソルディバン


西暦1999年7の月、巨大な円盤群が地球を来訪した。
彼らの目的は、地球政府に対する銀河連邦への加盟勧告だった。
大混乱ののちに、地球は十年の準備期間ののちに連邦へ加盟する事になる。
銀河連邦特務捜査官、通称『宇宙刑事』は、その星の精神観念(メンタリティ)の規定代理人であり、超法規的存在である。

      第一条、『宇宙刑事』は、自らの判断でいかなる場合でも、令状なしに星間犯罪者を逮捕することができる。

      第二条、『宇宙刑事』は、相手が星間犯罪者と認めた場合、自らの判断で犯人を処罰することができる。
           第二条補足、場合によっては『抹殺処刑』することも許される。


この一見、あまりにも横暴とも思える規定条項は、銀河連邦に所属する多種多様に渡る星間生命体それぞれの正義が、
種族ごとのメンタリティによって、まったく一変するものだからだ。
故に逆説的に、星の正義はその星を支配する種族の精神観念によって裁かれるしかなく、
その星のメンタリティを代表する代理人として、『宇宙刑事』は『コズミック・クリスタル』という特殊物質を与えられる。
『コズミック・クリスタル』はそれ自体が意思を持つ謎の物質であり、クリスタル自身が、その星の『正義のメンタリティ』を代表
できるとみなした人物を選抜する。

種族を代表する宇宙刑事の『正義のメンタリティ』が、『銀河連邦に所属する知的生命体の正義の理念総体』とあまりにも 
かけ離れたものになった時、準備期間中の地球人類の銀河連邦加盟は、白紙に戻される。
地球は、星間犯罪者たちが思うがままに暗躍することができる宇宙の無法地帯となってしまうのだ。
星の守護者『宇宙刑事』の心を邪悪に染めようと、星間犯罪者ギルド『ダークヴォイド』は、悪魔の陰謀を張り巡らせる・・・。


≪シナリオ・プレイ感≫
 正義のヒロインとして悪の宇宙人と戦う宇宙刑事達の話。
 ライターは実験機八号氏。

 構成としては、同ブランドで以前出された、変身ヒロインモノとしての前作である『ペルソナドライバー霊姫』と同じような感じですね。

 初回プレイである1周目は、メインヒロインである宇宙刑事たちの、『人々を守るために悪の組織の宇宙人たちと日夜戦う正義のヒロイン』という面に強くスポットを当てた、表シナリオといえる展開。
 主人公は成り行きで彼女らと敵対する組織の帝王になり、同じ部の部員として片や正義のヒロイン、片や悪の帝王と気付かないで過ごすことになるんですが、それほどシナリオとしての掘り下げは無いですね。基本的に宇宙人絡みのトラブル発生→宇宙刑事組は現場直行、主人公は宇宙人が人々を犯す様子をその宇宙人の視点で観察していくという流れです。
 それほど突出した感じではないものの、概ね王道な流れで進み、『正義のヒロイン』としてのヒロインを描くことは出来てるかと思います。

 こちらの方で主にえちぃシーンがあるのはメインヒロイン以外で、同級生やアイドルなどをはじめとした一般人のサブキャラですね。
 シーン数としては結構多くを占めていたりしますが、相手は地球侵略しに来てるのにメインヒロイン以外一切被害者いない方がおかしい話ですし、演出としては悪くないかと。
 
 で、一度グッドエンドを見ると2周目以降やり直した際に1周目ではなかった選択肢が追加され、それを選び条件を満たす毎にタイトル画面から6種類の裏シナリオに行けるようになると。
 そこに行くための選択肢の場所は1周目でも直前で予告されるので、セーブを残しておくと時間取らなくてベネ。
 こちらは表ではあまりシーンのなかったメインヒロインたちへのの凌辱シナリオですね。傾向としては薬物によって洗脳、屈服させての悪堕ちがメイン。
 表シナリオできっちりと『正義のヒロイン』を演出しているため、堕ちた際のギャップが際立っていて良かったです。

 『霊姫』では表シナリオでは一般人以外のシーンが全くなく、メインヒロインの凌辱は裏シナリオ入ってからばかりだったのを受けてか、今回は表シナリオでもメインヒロインに対してのバッドエンドがそれなりに用意されてますね。
 本筋から派生する形で取って付けた感じは強めなものの、ないよりかあった方が良いですし改善点としては嬉しいところ。

 エンディングは表シナリオで13、裏シナリオで8つの、全21。
 表・裏ともにほぼ一本道な作りになっており、そこから派生する形で各エンドへと行く構成ですね。間違った選択肢で即バッドですし、難易度は皆無かと。

 気になった点としてはまず、起承転結の『起』をそこそこにして、『承』に行くことが多めなこと。
 大体の部分では段階を踏んでるかとは思うんですが、バッドエンド関連の展開に入ると『過程や方法などどうでもいい』とばかりに前振りほぼ無しでイベントに突入することが多く見受けられましたね。性急というか、はしょりまくりなきらいがかなり。
 そのため、肝心のメインヒロイン凌辱となる裏シナリオは、表に比べて味気ない感が強めでしたね。えちぃシーンは悪くないんですが、もうちょっとそれ以外の部分の肉付けが欲しかったような。
 ヒロインの強さを演出するための表シナリオは悪くないんですが、分量の配分を誤った印象ですね。

 戦闘シーンがかなりしょぼい感じが強めな気もかなり。
 ライターの書き方としては舞台説明以外の部分は大半をセリフにし、合間にちょこちょこと地の文挟んでくるタイプのため、日常シーンはそれによりテンポが良いんですが、戦闘でもそれが変わることなく、8割方で技名や掛け声叫ぶ+1行程度の地の文に効果音を付けただけと、前作から比べて退化しているような気がひしひしと。

 あと、恒例の洗脳マッスィーンに入れられて薬物注入されながら洗脳されていくっていうシチュは結構ツボで好きなんですが、その際の地の文が前々から似たようなものが多い件について。『穏やかな日の光の中にいるようだ〜』『』とか。
 これに限らず、何となく表現の仕方が毎回同じ感じに思えますね。

 というか、ヒロインの必殺技口上が『日輪の輝きを受け、今必殺のッ!』とか、どう考えても波乱万丈な人のあれです。本当にありがとうございました。

≪グラフィック≫
 原画家はつくもかずいた氏、まる。氏、ニリツハイハン氏の3名。
 CGは全178枚(立ち絵鑑賞含)、差分は3〜5枚程度。

 たまに印象が違って見えること以外は概ね崩れることなく、肉質もそれなり、汁気多めに描かれてますね。
 塗りとか、MAIKAの変身ヒロインモノではかなり良い部類に入るかと思います。というか、個人的には一番好きですね。

 ただそれだけに、メインとサブとの違いが目に見えて感じられました。メインと比べると、ちょっと荒い感じがして。加えて、一緒に並んだ際に明らかに頭身がずれていたりと。
 あと、主人公が晴れて帝王の座に着いた後のシーンでも、えちぃシーンにてその体の一部が映りこむ際に着ているのがYシャツに学生ズボンっていうのはどうよとは思ったり。それっぽい服着せた方が良いんじゃとか。

 CG枠はかなり多めですが、↑の通り各キャラの立ち絵鑑賞+同じ構図の背景違いで水増しされてる感は結構ありますね。
 そのため、実質的なバリエーションはそう多くありません。裏シナリオラストではヒロイン全員をかしずかせての個別のえちぃシーンが挿入されますが、その際に使われるCGがサブキャラのは新規なのにメインヒロインのは使い回しばかりなのは萎えました。

≪サウンド・ボイス≫
 ボーカル曲はなく、BGMは全12曲。
 BGMは暗めな曲調のものと、戦闘時のアップテンポな曲調のものがメインですね。出来としては平均的かと。

 ボイスの方は全員概ね上手く演技されてるとは思います。
 が、金松由香嬢の声質とコハルの活発なキャラが何となく合っていない感が結構強かったですね。MAIKAで彼女がヒロイン演じるのは恒例な面はありますが。

≪システム≫
 フルインストールで3G、ディスクレス起動不可。
 基本的なのは大体揃っているので悪くないんですが、エフェクトオフに設定しても変身シーンなどを飛ばせないためスキップ時のテンポが悪い、シーン回想中、回想選択画面に戻れないなど、ところどころマイナスなのが目につきました。

≪えちぃ≫
 シーン回想は全101シーン。内訳としてはハルカ:27、レイナ:12、エミリ:12、姫乃+マリー:7、サブキャラ:28、複数:15。
 各ヒロインの変身シーンや必殺技なんかの回想を10シーン近くも含んでますので、実質はこれより少なめですね。CGを使い回した軽めなのもそれなりにありますし、大体6、7割くらいと見積もった方が。

 シチュとしては、フェラ、パイズリ、自慰、各種体位、触手、肉体改造といったところ。MAIKA恒例の洗脳シチュも健在です。
 悪堕ちしたヒロインによる責めとかも当然ありますが、全体的にはそれほど奇をてらったのはありませんね。
 大半のシチュは洗脳されたり快楽に屈服したりしてのもの。サブヒロインについてはほぼ例外なくそんな感じで、抵抗状態でのはハルカ、レイナ、エミリにいくつかある程度と、割合としては少なめ。姫乃+マリーのはどちらも素で惚れていたりするので和姦オンリーです。

 膨乳化やふたなり化と肉体改造シチュもそれなりにありますが、目に見えての変化はあまりないですね。膨乳化とかも、思い切った膨らみ方するわけでもなし。

 残念だったのが、作中にボス格の宇宙人が9種類出るものの、各人でのシチュがほとんど似通ったものであること。触手シチュ以外、ほとんど普通に挿入して犯すものなので、もうちょっとこう、際立った独自色を出して欲しかったですね。

≪気に入ってるシーン≫
ハルカ

胸・クリトリスを肥大化させられ屈服、処女喪失するハルカ/洗脳され、命令通り自慰、失禁しながら絶頂するハルカ/思考を書き換えられながら洗脳されるハルカ/バイブを入れられた秘所を晒しながら挿入をねだるハルカ/敗北し、惨めな負け犬として衆人環視の中犯されるハルカ

レイナ
ふたなり化させられたクリトリスを責められ、屈服するレイナ/屈服し、忠誠を誓わされながら秘所とアナルを交互に犯されるレイナ/機械に繋がれ、薬物で思考を書き換えられていくレイナ

エミリ
少年姿の宇宙人に犯され、屈服するエミリ/機械に繋がれ、薬物投与されながら洗脳されるエミリ/悪堕ちした姿のまま、後背位で犯されるエミリ/服従し、衆人環視されている妄想をしながら犯されるエミリ

サブキャラ
服従し、挿入をねだるあげは/忠誠を誓いながら足を舐めさせられる理沙/宇宙人により何度も犯され、快楽に屈服するみゅう

複数
洗脳されたレイナに犯され、処女喪失させられるハルカ/悪堕ちしたレイナのふたなりに犯され、彼女の女にされるハルカ/レイナに甘えながら、彼女のふたなりを挿入され絶頂するハルカ/レイナにより犯され屈服し、ハルカと同じくレイナの女にされるエミリ/守ってきた人々により輪姦されるハルカ、レイナ

≪総評≫
 表で強さを見せ付けて裏でそれを貶めていく構成は良いものの、力を入れる箇所で失速してしまっている印象。シチュはそれなりに良いとは思いますが、もうちょっと裏シナリオに比重が置かれていて欲しかったですね。

 08/04/16


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