お嫁さん候補があらわれた!コマンドは?


いつもの朝、いつもの登校風景。
のんびりと学園に向かって歩いていた天翔宙とその幼なじみ (量産型ツンデレ) 涼乃葉月の前に三人の女の子が現れる。
彼女らは三姉妹で、宙のお嫁さん候補だと言う。

エロチックなお姉さん風の桐生美琴。
おしとやかでお嬢様タイプの桐生七花。
言動が怪しいスク水少女の桐生雪姫。

簡単な自己紹介を済ませると、宙に対してどの子をお嫁さんに選ぶか迫ってくる。
突然のことに戸惑う宙。 初対面で誰かを嫁に選ぶことなんて出来ない。
しかも明日からは夏休み。Ah夏休み〜♪ ……唄ってる場合じゃない。 三姉妹はそれを承知済みで、その間は宙の家に住み込むという。

学園生活唯一のオアシスである夏休み。 まさかお嫁さん選びの時間となってしまうとは。
頭を抱える宙。 怒気を含んだ笑みを浮かべる葉月。 どうしてこうなった。
ど う し て こ う な っ た。
本当に、世の中わからないことだらけだ……。


≪シナリオ・プレイ感≫
 突然3姉妹が現れたのをきっかけに、彼女らや幼馴染の中からお嫁さん候補を選んでいくことになる話。
 ライターはおるごぉる氏。

 全体的にえちぃシーンにかなり重点の置かれた和姦萌えゲー、といったテイストの強い作品ですね。主人公が基本受け属性なため、むしろヒロインに攻略されます。
 作品の構成としては概ね前半の共通ルートと後半の個別ルートとに分かれており、前半ではヒロイン達との共同生活の中で身体を重ねお互いに惹かれていくのが描かれ、後半はお嫁さんとして選び恋人となったヒロインとの新婚生活が描かれていく、といったものとなっています。
 共通ルートは各ヒロインとのえちぃシーンを短めなスパンで描くためか、それ以外のはその合間に会話や日常描写が挟まれる程度ですし、加えて個別ルートもいくらかトラブルがある程度でそれほど内容があるわけでもないため、あまりシナリオ的な要素を期待すべきでは無いように思いますね。

 私的にはえちぃシーンが中心となるのは良いと思うんですが、共通ルートではもっとお互いに惹かれるような描写が欲しかったように思えましたね。主人公のお嫁さんになると決められて育った3姉妹に、主人公とずっと一緒に過ごしてきた幼馴染と、最初からヒロインの主人公への好感度が高い状態とはいえ、もうちょっとえちぃシーンの合間合間の描写はあってもと。その内容にしても美琴や雪姫は積極的にHをせがみ、七花は甲斐甲斐しく家事をし、葉月は量産型ツンデレとして振舞ってとワンパターン気味に思えてしまいましたし。
 とりあえず、えちぃシーンは嗜好にもよりますが結構良かったと思いますし、個別ルートではお嫁さんとなったヒロインとのいちゃいちゃした生活が描かれるため、そういった要素を求めるのであれば悪くない作品だったと思います。

 ……ただ、個人的にはあまり素直に楽しめなかったかなーというのが正直なところでしたね。何というか、ヒロインの女性的な陰湿さ、みたいな部分をやたら積極的に描いてくるためか。
 共通シナリオ序盤での葉月の忘れ物を学園まで届けに行くイベントにて、主人公と一緒に美琴も行くことに→出てきた葉月に腕を組み親密にしている様を嫌味っぽくアピール、いうあたりでちょっと『?』とは思ったもののまあそれほど珍しいイベントでも無いかとスルー出来たんですが、その後の美琴とあやかでの相手を子供を産んだ中古品だのそれと比べて処女で新品の自分がどれだけ優れているかだのといったやり取りをねちねちと嫌味ったらしくやったあたりで正直ドン引きしましたねー……。にこにこと笑って言うようなセリフじゃないだろうと。
 一つ一つはあまり長く描かれるわけでもなく短めではあるんですが、それ以降もちょくちょくと断続的に描かれるため見る度萎えさせられました。いくら主人公に対しては好意を持って接してくるとはいえ、その一方ではそれ以外の相手に対して平然と笑いながら相手を貶める姿を見せられるのはただ不快だと思えましたね。いくら魅力的でも冷めます。マイナス感情を持つことを否定はしませんけど、そんなどろどろした貶め合いするよりもヒロイン個々の魅力を押し出したアピールして欲しかったです。
 


 えちぃシーンは前述したように主人公が受け属性強めなのもあってか、ヒロインが積極的に責めていくものが多めですね。のっけから未亡人に夜這いされて童貞喪失したり仮性包茎であることを弄られながらだったりと、全体的にM傾向が強めです。
 七花や葉月の場合はそういうのはいくらかある程度で主人公がリードするようなものが多めですが、美琴、雪姫、あやかに関してはほとんどが主人公が完全に受けに回って責められていくものとなってますね。そのため、ある程度Mシチュを許容出来ないとちょっとキツイかと思います。
 また、ディルドウはめたヒロインに掘られたり飲尿したりといったアブノーマルな要素も入ってくるため、そこら辺も人を選びそうです。



 ……と、全体的な印象としてはヒロインの見せ方やえちぃシーンの趣向など、どうにも人を選ぶ作品といった印象が強かったですね。何というか、キャラの描写やえちぃシーンの嗜好など、良くも悪くも尖ったものとなっているために、人によって好き嫌いがかなり分かれる作品だと思いました。


≪グラフィック≫
 原画家は黒田晶見氏、みつるぎあおい氏の2名。
 CGは全82枚、内訳は美琴:16、七花16:、雪姫:16、葉月:20、あやか:7、複数・ハーレム:7。差分は〜枚ほど。
 通常イベントでのCGはほとんど無く、ほぼ全てえちぃシーンのものとなっていますね。

 全体的に可愛らしく、塗りのためもあってヒロインの体の質感やその艶っぽさなんかも上手く出ている絵柄だと思えましたね。萌えゲーとしても和姦ゲーとしても、概ね良い感じだったんじゃないかと思います。
 ただ、見た感じ葉月だけ担当されてる方が違うんですが、どうにも他のヒロインと比べて浮いてしまっていたように感じましたね。可愛いとは思うんですけど、デッサンが荒いというか、雑な印象が強かったです。というか、彼女のシーンでの主人公のモノのサイズがおかしいんですがw

 あと、正直きつかったのは主人公の顔が描かれるものが結構あることでしょうか。通常のイベントCGでなら別に構わないと思うんですが、えちぃシーン中心の作品で描くのはちょっと……。加えてMシチュが多いため、その行為に感じる表情が描かれるわけで。さあやることやろうって時に野郎が頬を紅潮させて快楽に喘ぐ姿を見ながらとかノンケにはきついんですがマジで。

≪サウンド・ボイス≫
 ボーカル曲は新堂真弓嬢でOP曲『COMMANDO♂』、BGMは全15曲。
 BGMはヒロイン達とのにぎやかな日常といった作品のテイストに合わせた、テンポの良い明るめな曲調のものがメインですね。あとはシリアスな場面での落ち着いた曲調のもの、緊迫した曲調のものがいくらかといったところ。

 ボイスに関しても特には問題なく、ヒロインのキャラに合った演技をされてたかと思います。やっぱり深井晴花嬢はこういう妖艶な熟女なキャラで映えますね。

≪システム≫
 フルインストールで2.28G、ディスクレス起動可。
 コンフィグで設定出来るのは最低限といった程度ではありましたが、プレイしていて特に不都合に思うようなことは無かったですね。葉月のPCの環境のためなのかは分かりませんが、微妙に起動に時間が掛かるくらいで。

≪えちぃ≫
 シーン回想は全58シーン。内訳は美琴:11、七花:11、雪姫:10、葉月:16、あやか:6、複数・ハーレム:4。

 主人公が受け属性なこともあり、作品全体を通してM志向強めなシチュが多めですね。共通ルートでは突然迫られ成り行きに流されて、個別ルートではお嫁さんとなったヒロインと同意の下で、といった感じとなっているものの、どちらも共通してヒロインの方から積極的に迫られて行為に及び、彼女らに主導権を握られながら攻められていく、といったのが多くの割合を占めています。包茎なのを弄られるといったのもかなり。
 七花、葉月とのシーンでは主人公がリードしていくようなものが大半ですが、それ以外の美琴、雪姫、あやかのシーンはほぼ全てがそうしてヒロインから責められていくものとなっていますね。
 なので、そういったMシチュが好きなら結構楽しめるかとは思いますが、反面そこを許容出来ない場合はちょっときついかと思いますね。

 プレイ内容は愛撫、フェラ、パイズリ、手コキ、足コキ、各種体位、道具、アナルといったところ。M要素が強めということもあり、手コキやパイズリなどのヒロインが攻めに回りやすいものが多めですね。ディルドウはめたヒロインによるアナル挿入や飲尿といったシチュもいくらかありますので、そうしたものが苦手な方は注意。
 複数ヒロインが絡むものはあやかルートでの娘である葉月との母娘丼、ハーレムルートでの3姉妹との絡みとそれに葉月を加えてのものがいくらか、といったところ。



 とりあえず、Mシチュが好きであれば概ね実用性としても悪くないものだったと思いますね。
 ただ、ところどころ尺が短く思えたのはちょっと残念だったように思います。大体のシーンに関してはそれなりに尺も用意された上で描写されるんですが、少々あっさり気味というか、呆気なく終わってしまうシーンは少なからずありましたね。ハーレムルート終盤とか、ヒロイン達によるパイズリ奉仕だけで挿入シーンは描かれることなく終わったりですし。ルートとしてはオマケ程度な扱いではありますけど、用意したんであればきっちりやって欲しかったなあ、と。

≪総評≫
 お嫁さん候補として現れた姉妹たちや幼馴染との同棲、新婚生活を描いた萌え和姦ゲー、といった作品ですね。M要素が強いため、そういう嗜好がある方には悪くないでしょう。
 しかし、各要素が結構尖っているため、かなり人を選ぶ感の強い作品だったと思いましたね。

 10/11/23


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