大阪CRISIS
~姦楽街開発プロジェクト~
つるみく


『大阪再開発事業局』──。
それは大阪の発展と財政再建を担う、機関の組織のひとつである。
大半が脛に傷を持つ局員たちで構成されており、その詳しい活動内容を知る者はきわめて少ない。

局長である俺、倉嶋蓮司 (くらしま れんじ)は時として 、“黒幕”と呼ばれ大阪機関を実質的に動かす “裏の顔”と言われていた。

『再開発局』あるいは 『裏機関』などと呼ばれるこの組織は、大阪の再開発や破綻した財政再建に対して、手段を問わずに裏からサポートする非合法的な合法組織。
いわゆる犯罪に値する行為も辞さず、あらゆる手を使って任務を遂行し、都合の悪いことはすべて揉み消すのだ。

様々な特権を持つ局長の俺は、普段ロクに出勤もせず面倒なことから逃れ、ボロアパートで気楽に過ごしている。
そんなある日――俺の下に、大阪代表の柿本が使いを寄越してきた。

「大阪の財政再建のため、一大歓楽街を作りたい」――。
早い話 “歓楽街で働かせるための素材のいい女を見繕い、奴隷に仕立て上げて欲しい”という依頼だ。

我が大阪の再建のためとあらば、断る理由などない。
久々にやりがいのある仕事を得た喜びに、俺は不敵な笑みを浮かべていた――。


≪シナリオ・プレイ感≫
 大阪の財政再建を目的とした姦楽街の設立にあたり、そこで働かせる牝奴隷の確保と邪魔な存在の排除のためにヒロイン達を凌辱調教していく話。
 ライターはチャック雅氏、まこっちゃ氏の2名。

 シナリオの流れとしては、概ね前作である『姦淫特急満潮』と似たような感じですね。
 善良な風を装って優しげな笑顔でヒロインへと近づき信用させ、寄せられる信頼が最高潮になったのを見計らって凌辱して絶望に突き落とし、奴隷へと堕としていく、といった。主人公の(加えて、おそらくはスタッフの)スタンスが基本『堕ちていく過程をじっくりと楽しみたい』というものなためか、凌辱の前段階から凌辱され、堕とされていくまでの過程が順を追って丹念に描写されてます。
 早々に弱みを握ってだとか、力づくで連れ去ってだとかというわけではなく、仕込みの段階から描写されるため、ヒロインへの凌辱が始まって本格的に作品のエンジンが掛かってくるのが若干遅めではあるのが難点ではありましたが、その描写があるからこそヒロインそれぞれの魅力を出せていたと思いますし、だからこそ、裏切られて絶望していく様がより味わい深いものになっていましたね。そうした、『過程』を楽しみたいのであれば十二分に楽しめる作品だったと思いますね。そういう日常描写を適度に絡めてくることで展開にもメリハリがあってダレさせませんでしたし。

 メインとなる凌辱シチュも、前作や過去のたっちー作品などと同様に、全体的に容赦ないものとなってますね。
 衆目の中での調教、部下や浮浪者たちを使っての輪姦、見られながらの排泄に単純な暴力と、徹頭徹尾、ヒロインの人としての尊厳を徹底的に蹂躙し、屈服させていく、といった。最近の作品は基本的に序盤から快楽責めで堕としていくのが多いですし葉月としてもそっちのが好きですが、たまにはこういうのも悪くないですね。ある意味、純粋なくらいに凌辱モノしてる作品なんじゃないでしょうか。
 また、上の方でも述べたように事に及ぶ前にヒロインの描写を結構多めに入れてくるためもあって、彼女らを堕としていく過程が映えていたと思いますね
 騙されたとは知らず陥れられて凌辱され、絶望しながらも屈服することなく敵意と抵抗心を向けていたのが、やがて屈服して身も心も依存した奴隷へと堕ちる様など非常に良かったですね。
 最初に犯し奴隷とすることになる千鶴に関しては、過去に主人公に命を救われたことで完全に妄信しているため初めからどんな要求にも応えようとするほどに従順と、他と比べて毛色が違ってはいるものの、まあこれはこれでと。
 ただ、彼女を調教し終えてからは他ヒロインを調教する際の補助として彼女を使っていくことになるんですけど、基本的に及び腰な姿勢だったのが少々残念。
 普通の日常に生きていた者からすれば当然の反応でしょうし最初はそういうのでも良いと思うんですけど、凌辱の手助けをするうちに徐々に非日常の色に染まり、嬉々として責めるようになっていく……みたいな感じにして欲しかったように思いますね。もうちょっとこう、天然っぽさを残しつつ笑顔を浮かべながらサディスティックに他のヒロインを責める、みたいな。



 他に気になった点としては、前作でも感じられたことなんですけど、他のヒロインを攻略してるかどうかで別のシーンとして登録されるのが結構あるため、それらの回収がややめんどく感じるようなところはあったように思いますね。
 ヒロイン単品の場合、他のヒロインAがいる場合、Bがいる場合、AとBの両方がいる場合、みたいな感じのが結構あるためもあって。

 ……というか、計画を持ちかけてくる機関のトップが立ち絵とか名前(柿本透)とか、芸能界入りして知名度上げた後に知事選出馬という経歴とか、某知事を意識してるとしか思えないんですがwこれぶっちゃけ怒られたら言い訳出来ないだろうとw

≪グラフィック≫
 原画家は桜島さくら子女史。
 CGは全95枚、内訳は千鶴:10、忍:10、綾乃:10、真希枝:10、可憐:10、涼子:8、夕璃:6、その他・複数:15、エンディング:16。
 差分は1~120枚ほど。流石に100枚以上と突出してるのは一部ですが、大半は4、50程度と十分ですね。

 丸みが強く、可愛らしさ、女性的な柔らかさを感じさせる絵柄ですね。全体的に崩れるとかいうこともなく、安定した質を保っていました。瞳を見開いて恐怖に引きつらせた表情とか良かったですね。
 どこか暗さを持った塗りも作風に合っていて良かったと思いますが、汁気の塗りはもう少し前面に出してた方が好みでしたね。精液なんかは良いんですけど、汗や愛液などはさらっとした感が強めでしたし。

≪サウンド・ボイス≫
 ボーカル曲はきこうでんみさき嬢でOP『Innocent Gate~背徳への序幕~』、BGMは全8曲。
 BGMは日常シーンでのほのぼのとした曲調のが1曲ある程度で、メインとなっているのはアップテンポ調の暗めな曲調のものですね。出来としては結構良かったと思いますし、作風にもあっていて雰囲気出していました。

 ボイスの方も特には問題無かったと思いますね。気丈に抵抗する状態、従順に従うようになった状態と上手く演技されてたかと。
 舞台が舞台なのでほぼ全てのヒロインが関西弁となっており、正直なところ東北人には良かったかどうかの判断はし辛いんですけども、まあ葉月としては悪くなかったと思いますね。

≪システム≫
 フルインストールで2.33G、ディスクレス起動可。

 基本的なものは概ね揃っていますのでプレイする上でそう不便に思うことはありませんでしたけど、前作同様にクイックセーブ・ロードが無い、バックログでの音声再生が読み進めても途切れないなどの不満点もいくらかありましたね。

≪えちぃ≫
 シーン回想は全97シーン。内訳は千鶴:7、忍:7、綾乃:7、真希枝:7、可憐:10、涼子:8、夕璃:8、その他:11、エンディング:32。
 選択肢でピアスを付けているかいないかや、シナリオの方でも述べたような他のヒロインがいる場合といない場合といったように、同じようなシーンでも別のシーンとして登録されるのが少なからずあるために実質的な数はいくらか少なくはなりますが、それでも十分数はあるかと思います。

 シチュとしては屈服後の数シーンやエンディングを除き、ほぼヒロインを屈服させ牝奴隷へと堕とすための凌辱調教で占められてますね。優しげに近づいて信用を得たところで凌辱者としての本性を現して凌辱し絶望に突き落としていく、といった感じ。最初から従順に命令に従おうとする千鶴に関しては他と比べてなんぼか優しめだったりはしますが、ほとんど容赦ありませんね。仕込みの段階から過程を踏んでいくこともあり、最初は気丈に抵抗していたのが徐々に恐怖と快楽とで屈服させられていく……といったテイストが十分に描かれていたと思います。

 プレイ内容は愛撫、フェラ、自慰、道具、各種体位、輪姦、アナル、SM、フィストファック、といったところ。
 前作同様、スタッフがスタッフなためもあって拘束されながら、痛めつけられながらといったのが多めですね。まあ往年のたっちーのと比べたらこれでもまだ優しい方だと思いますが、ノーマルな人お断り。屈服して命令に従うようになってからはやや普通寄りにはなりますが、そういうシチュは少なめですしね。
 あと、このスタッフであればほぼ100%確実にあるのがわかりきったことではありますが、スカ系のシチュがかなりありますのでそういうのが苦手な人は注意でしょうか。飲尿シチュとか、大量浣腸施されたまま凌辱され、絶頂と共にそれを体にぶちまけさせられて、とかいうのがほぼ全ヒロインにありますので。

 概ね質尺ともに十分だったと思いますが、不満点としては堕ちる前に重点が置かれているためか屈服後のシーンがちょっと少なめになっていることでしょうか。ヒロイン数が結構多いために1人頭のシーン数がやや少なめになってるためしょうがないとは思うんですけど、個人的にはヒロインの数を減らして1人1人の分量を多くしても良いんじゃないかと思ったり。

≪気に入ってるシーン≫
千鶴
横たえられながら胸と秘所とを愛撫されるのを従順に受け入れ、正常位で処女を奪われていく千鶴/浴槽に手を掛け、首輪の鎖を引かれながら立ったまま犯されていく千鶴→シャンプーで浣腸されたままアナルを犯され、絶頂と同時に排泄させられる千鶴/自宅の銭湯の床に押し倒され、育ての親たちが見ている中挿入され、快楽に喘いでいく千鶴/カラオケボックス内、怯える友人達にアナルに挿入されて快楽を貪る姿を見せつけていく千鶴/妊娠エンド、堕ちて乱交に耽る友人達と共に、ボテ腹で挿入される姿を薬で身動きの取れなくなった担任に見せ付けながら、彼女を堕とす手伝いをしていく千鶴


男達に押さえつけられ、千鶴にデジカメに納められながら後背位で犯され処女喪失後、アナルに差し込まれた拳銃に恐怖し失禁しながら絶頂させられる忍→秘所に銃口を当てられながらアナルを犯され潮吹きさせられた後、頭に銃を突きつけられながらフェラさせられる忍/公園トイレの便器に鎖で繫がれ、便器としてフェラさせられ、犯される忍→呼び出された浮浪者たちにより繰り返し輪姦されていく忍/口だけでファスナーを開けて取り出したものにフェラさせられ、更にアナルを舐めさせられる忍→興奮し、自分で騎乗位で挿入して快楽を貪って行く忍/立ったまま後ろからアナルに挿入され、重し付きのバイブを秘所に挿れられながら絶頂させられる忍→バイブを落とした罰として電流銃を挿入され潮吹き、失禁させられる忍/奴隷エンド、捕らえられた拘束されたかつての同僚を犯し、堕とす手伝いをしていく忍

綾乃
路上に押し倒され、浮浪者達が見ている中処女を奪われる綾乃→四つんばいにさせられ、アナルに挿入されながら秘所を浮浪者に犯されていく綾乃→出された精液を垂れ流しながら、処女を奪ったものにイラマチオさせられる綾乃/集まった男たちの前で、忍に鞭を打たれながらフェラさせられ、自分の手で巨大バイブを挿入、更に千鶴にアナルバイブで責められながら失禁させられる綾乃/浴室にて、媚薬を嗅がされ興奮させられながら、ジェルを塗された身体を使って奉仕させられ、そのままパイズリフェラさせられていく綾乃/奴隷エンド、務めていた職場の同僚達に挿入される姿を見せつけながら、嬉々として快楽を貪っていく綾乃/妊娠エンド、千鶴と忍が従姉妹をディルドーで犯すのを横目に、ボテ腹に挿入されて喘ぐ声を電話越しに祖父に聞かせていく綾乃

真希枝
床に押し倒され、両親たちが見ている中押さえつけられながら処女を奪われる真希枝→後背位に押し倒され、母親が犯されるのを見せられながらアナルを犯される真希枝→母親を盾に脅され、フェラを強制される真希枝/浴場にて、ボディソープを塗された身体を使って奉仕させられる真希枝→忍に押さえられながら秘所とアナルを交互に犯された後、主人公と千鶴とに両方の穴を拳で塞がれていく真希枝/千鶴に教えられ、忍にアナルを責められつつ、アナルを舐めながらの手コキ奉仕をさせられる真希枝/

可憐
騙されているとは知らずに、男達の見ている中で挿入を強制され処女を失いながらも想い人と結ばれたことに喜びを覚える可憐→男たちにビデオで撮られながら、本性を現した主人公に後背位でアナルを犯されていく可憐→男達に押さえつけられながら、処女を奪ったものにフェラを強制させられる可憐/うつ伏せで拘束され、開口器を嵌められた口の中に連続で放尿された後、イラマチオで喉ごと犯されていく可憐/男子用の便器の上に拘束され、便器として延々と男達にパイズリフェラさせられる可憐/

≪総評≫
 ヒロインを騙し陥れて凌辱し、奴隷へと堕としていく過程が丹念に描かれた良作。以前のたっちーテイストと比べればややヌルく思えはしたものの、恐怖と快楽により屈服させられていく様は堪能出来たように思いますね。普通の作品とは違う味わいを楽しみたいのであればぜひ。

 09/05/20


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