王賊
ソフトハウスキャラ


戦争中の弱小国の将軍に誘われ、軍に加わる主人公。
 主人公の活躍(知略、軍略、外交)で弱小国は活路を見出すが、主人公には女癖が
悪いという弱点があった。
 身の回りの女性、敵のスパイ、貴族、手を出してはいけない相手にまで手を出し始
める主人公。
 戦争が終わるまでに、国中の女に手を出すのではないかと不安がる弱小国軍部。
 しかし、軍事における才覚は必要とされ、さらには敵国崩落の為に自らの女癖の悪
さまでも利用し始めたのだから、文句も言い難い。
 主人公は日々、Hな事を楽しみながら弱小国を勝利に導けるのか?


シナリオ・プレイ感
 無能な女将軍からの頼みを受けて、弱小国の軍師となって復讐のために帝国と戦っていくことになる、という話。
 ライターは内藤騎之介氏。

 プレイした感覚は、いつもと変わりないソフトハウスキャラ、といった感じ。
 戦争モノではあるものの、ほぼほのぼのまったりとした雰囲気は健在です。そのノリで敵対している勢力の女性を犯して篭絡し自軍を強化していくのもまた、いつも通り。
 また、会話シーンでの一般兵士などといったモブキャラの個性付けの上手さは非常に良かったですね。笑えるところもあったり、何回か発生する同一人物たちのものでは最後に結婚してて微笑ましかったりと。
 ただ、戦争モノというジャンルなのに敵味方ともに一切死亡描写がないのはどうなんだろうなー、とか。それは、あまり重くするのもあれでしょうけど、なんだかなーと思わなくも。キャラらしいといえばキャラらしいですが。
 復讐相手の敵国王ですらエンディングでは普通に生き残ってますし。おまけシナリオではノリノリですし。

 シナリオとしては完全に一本道。いつもの短いスパンで何週もやるタイプではなく、1週が長めです。
 サブイベントには目もくれずにイベントマップのみをプレイとかでない限りはハーレムエンドに行けます。
 ケーニスや一葉、ルティモネはサブイベントのマップをクリアしないと仲間になりませんが、表示されたマップを全部やるようにしてれば普通に加入しますし。
 で、あとはヒロイン毎のイベントが見れるようになったら全部見ていくようにすればいいため、かなり簡単でしょう。
 条件を満たせばハーレムエンド→各ヒロイン毎のエンドとまとめて発生するので、ハーレムを目指した方が効率はいいですね。やろうと思えば一週で全エンドを見ることも出来ますし。

 戦闘は割かしシンプルなシュミレーション形式ですね。
 主人公、アルイエットと、名前付のキャラ部隊でも汎用部隊と能力が変わることがないため、ランクアップすることによって覚えられるスキルがかなり重要になってきます。
 突撃などといった近距離に特化だったり弓や魔法で遠距離戦も出来るようにしたり、治療や能力アップなどといった補助を行えるようにしたりと。 
 ただ、部隊毎に強くなるスキルの組み合わせがある程度決まってくるのが残念ですね。せめて名前付キャラには汎用部隊との差別化の意味でも必殺技みたいな、そのキャラしか覚えないスキルみたいなのが欲しかったところ。ルティモネだけしか覚えない大暗黒魔法みたいな。
 序盤から中盤に掛けてはそれなりに考えたり運頼みになることが多いですが、中盤以降ダンジョン探索が出来るようになり、大魔法使いを雇えるようになると難易度ががくっと下がりますね。
 前者は短時間で一気に部隊のランク上げが可能ですし、それを使って大魔法使いを育成すると敵部隊を一気に大火炎魔法で焼き払えますし。
 リーダーにスキル魔法将軍つけて移動力、素早さ、魔法使用回数、威力をアップさせて連続魔法出来るようにするともう戦士部隊でちまちま削るのが面倒になるほどのチート部隊と化しますし。もう魔法部隊オンリーで軍団を組めば簡単にクリア出来てしまいます。

 クリアすると汎用キャラは全て次週にクリア前の状態を引き継がれますが、主人公やアルイエットといった名前付きキャラはスキルポイントにボーナスがつくだけでまた最低ランクから始まるのがちょっと。いくらSPが残っていても、低ランクのスキルばかり覚えたって仕方ないですし。
 しかもそれが中盤〜終盤に仲間になるリディアやケーニス、一葉、ルティモネにも例外なく適用されるのが……。
 リディアは結構育ちは早いものの、ケーニスやネイなど育ちが遅いのもいることですし、レベルも引き継がせるべきところだったかと。また育てなおすのはかなり骨です。
 汎用部隊にしても、資金の引継ぎがないために強めな舞台を最初から使えないのはマイナスですね。
 漆黒騎士なんて1回出撃させるだけでかなり資金を食いますし、結局ある程度また資金が溜まった頃でないと使えないのが周回プレイさせる気を削がせます。
 特に周回を重ねても追加されるイベントだったり展開は用意されていないため、1周限りと割り切って楽しんだ方がいいですね。
 八重部隊が追加、一週目では雇えなかった汎用部隊が雇えるように、といった追加はありますが、それだけでまた長い周回をこなそうという気にはちょっと。

グラフィック
 原画は佐々木珠流氏、明音氏、G・むにょ氏の三名。CGは差分込みで全350枚。差分は大体3〜7枚くらいですね。
 全体的に丁寧に原画、塗りともに丁寧に描かれていますね。淡めな色調で好みでした。
 汁気についてはそれほどではありませんでした。

 ソフトハウスキャラ恒例の公式MADは今回はちょっとパワーダウンしてましたね。
 前作『グリンスヴァールの森の中』では大笑いして見れたんですが今回はそれほど。

サウンド・ボイス
 ボーカル曲『King For The Day』のショート、フル、ノンボーカルの3曲と、BGMが43曲。
 BGMはほのぼのとシリアスが3:1ぐらいですね。
 特に耳に残る、といった曲はありませんでしたが、聴いていて苦になるようなのはなく、安定してます。

 ボイスの方は松永雪希嬢、青山ゆかり嬢、草柳順子嬢をはじめとして、文句なしなレベル。
 なんかアストロマンとか東方不敗がいたような気がするんですけど気のせいでしょうか。
 あと、北都南嬢も一応出てるものの、システムボイスのみっていうのはどうなんだろうと。 

システム
 フルインストールで1.7G、ディスクレス起動不可。

 いつも通りのシステムで特に使いづらい、といったことはなかったですが、戦闘開始時のキャラ配列が運次第で決まり、序盤から中盤にかけては結構重要になってくるため、戦闘中にロードだったりタイトルに戻れなかったりするのは面倒だったかと。

えちぃ
 シーン回想はえちぃシーンなしの回想も含めて81シーン。

 双方同意のものはそれなりに多いものの、やっぱりそこはキャラということで捕虜となった敵将などに対しての凌辱っぽいものはあります。
 まああくまで凌辱っぽいといった程度で、雰囲気に陰惨さはそれほど。むしろやっぱりほのぼのしてますね。

 シチュとしては概ねオーソドックスな感じ。特にこれといって変わったのはないですね。 
 たまに緊縛したり野外でしたりハーレムだったりといったのはありますけど。

 今回はヒロインが多いためか、これまでにあったような同じCGを使い回してのシーンはありませんね。ただ、その煽りで一人一人のシーン自体はちょっと少なめになった印象はありました。
 複数のを除くとアルイエットやリディアでも3〜4シーン、一葉やルティモネだと2シーン程度と。

総評
 なんだかんだで熱中してプレイした作品。
 一週で全てやりつくそうと思えば良作じゃないかと。

 07/07/29


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