イカレタ教室
〜こんなのが当たり前の授業風景!?〜


人全寮制の学園……。
遥(はるか)の部屋は雨漏りが酷く、別の部屋に引っ越すことになる。引っ越し先は、ここ何年も使われておらず、埃の積もった部屋だった。
友達の由貴(ゆき)と真理子(まりこ)に引越しの手伝いしてもらっている最中、引っ越し先の部屋の中で古くて汚いノートを発見する。
この学園は以前男子校で、そのノートは前に住んでいた男子生徒のものらしかった。
その中には学園内で繰り広げられるエロい妄想が山のように書き込まれていて、しかも、書かれている内容が妙に3人の特徴に一致するのだった。
いろんな意味で気持ち悪くなった3人は、そのノートを焼却炉の中に放り込んで燃やしてしまう。
次の日の朝、目を覚ました遥は、昨日燃やしたはずのノートの切れ端が、机の上に置かれているのに気づく。そこには……
『今日は、先生の許可も出たので、ツインテールの子を授業中にみんなで犯した。いつも強気なあの子も、さすがに泣き出した。』
などと書かれていた!!
「な、なによこれっ?! 昨日、寝る前にはこんなもの、なかったはずなのに……」
気持ち悪く思うが、それを丸めてゴミ箱に捨てて授業に出かける。
授業中、遥はノートの切れ端の件で、色々考え込んでいたので、その周りで男子生徒達が、ソワソワし始めている事に気がつかなかった。
1時間目、2時間目と授業が終わったころ、
『じゃあ、そろそろ羽田遥を、みんなで犯そうか』
まるで当たり前のように先生がそう言うと、男子生徒達が遥に襲いかかった。


≪シナリオ・プレイ感≫
 書いたことが現実になるノートにより、日常が侵食されていく話。
 ライターはさんきち氏。
 
 偶然ノートを見たことにより迷い込んだ、狂った日常。それに抗おうとするものの結局その快楽に負け、徐々にそんな日常に慣れていく……というのが、おそらく作品のテーマであり、ライターのやりたかったことだと思うんですが、それを書ききれていたかというとかなり微妙な感を受けました。

 突然いつもの日常が変化して、っていうシチュは悪くないと思いますが、どうにもテキストが三人称の状況描写にばかり比重が置かれていて、心情描写がおろそかになっているという感覚がプレイ中常にありました。
 誰が、何をしたかの事実ばかりが1、2行セリフの合間に描写されるばかりで、それをされてヒロインがどう思ったかがすっぽりと抜け落ちてしまっていて。
 そのため、異常な日常に少しづつ適応していく心情の機微があまり感じられず、唐突に堕落したようにしか見えなかったですね。

 展開としては遥→由貴→真理子の順でそれぞれが犯されるシナリオが続き、それが終わると3人で協力していくシナリオへと続く流れ。
 前者の方はループする世界という位置付けなためか、全体的にイベントが被ってますね。いくらかのシチュはヒロイン毎に差異はあるものの、かなりワンパターンで退屈でした。作品全体を見てもただえちぃシーンを繋ぎ合わせただけで単調です。

 また、↑でも言ったように堕ちるのが唐突だったり、ノートの謎なんかについてもヒロインの中で勝手に自己解決されて明示はされなかったりと、完全にプレイヤーを置き去りにしてます。
 極めつけはラストのハッピーエンドでしょうか。何とか(唐突に)狂った世界から抜け出せました→めでたしめでたしはい終了とか、もう……。
 最後の最後までそんな調子ですので、終わってみての心証は正直非常に微妙かな、と。

 あと……まあ、素朴な疑問ではあるんですが、何でこの学園って1クラスの男女比20:1なんでしょうか。元男子校ってレベルじゃないんですが。

≪グラフィック≫
 原画家は止田卓史氏。
 CGは全74枚、差分は4〜15枚程度。

 取り立てて上手いわけでも下手なわけでもない、普通な絵柄。
 そう悪くは無いんですが、いまいちぱっとしないところがありましたね。

≪サウンド・ボイス≫
 ボーカル曲は無く、BGMは全11曲。
 暗めな曲調のものオンリーですね。特に印象に残る曲はありませんでした。
 
 ボイスの方はあさり☆嬢、天天嬢と悪く無いですが、真理子役の古都美琴嬢がちょっと微妙だったかなーと。

≪システム≫
 フルインストールで1.46G、ディスクレス起動可。
 ティンカーベルのは久々でしたが、ホイールで読み進められるようになってたりと改善がなされていますね。ただ、セーブロードするのに毎回システムを押さないといけないのは面倒でした。

≪えちぃ≫
 シーン回想は全69シーン。内訳としては遥:21、由貴:21、真理子:21、複数:6。
 それなりに数あるように見えますが、劇中で繋がってるシーンを小分けにしてたりするので実際はこれより少ないですね。

 シチュとしては輪姦が大半を占めています。フェラや自慰、バイブなどの道具を使ったのなんかもありますが、それでも結局行き着くところが輪姦です。焦らして焦らしてネチネチといたぶるような展開は無く、ワンパターンな輪姦ばかりで退屈でした。

 ……というか、公式でのキャラ紹介を見る限り、遥は輪姦メイン、由貴は露出系メイン、真理子は胸シチュメインだと思ってたんですが、そういうのは少し挿入される程度っていうのはどうかと……。 
 シナリオは皆無なため、ヒロイン毎の差別化が取れていない感じがありましたね。

≪総評≫
 地雷ですね。もう、いっそ清々しいくらいの。
 全体的にワンパターンで退屈、プレイヤーのことは置いてけぼりな作品でした。他の作品に手を出した方が無難でしょう。

 08/02/25


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